前回までのあらすじ
真の敵である大魔王ゾーマはアレフガルドにいる!
ルビス様が言うには、ギアガにあいた大穴に飛び込めばアレフガルドに行けるらしい。これはもう行くしかない!
前回
第三十二話 アレフガルドに出発だぞ!
ギアガの大穴ってとこに飛び込めばアレフガルドに行けるんだな!
よぉし、さっさと行ってゾーマってやろうをぶっ飛ばしてやろうぜ!
でも、アレフガルドってどんなところなんだろうなぁ。
心を読まれた。
さすがルビス様だ。
そうか、閉じられた闇の世界なのか。でも今はギアガの大穴があいているから、ちょっと開いている闇の世界になるんだろうな。
それにしても闇の世界か……こっちの世界はバラモスがいたとはいえ太陽さんさん降り注いでいたからな……全然勝手が違うかもしれないな。
ぬぬぬ、ゾーマめ!このままだとこっちの世界も危ない!なんとかしなければ!
ほら!モガマル、なんでニコニコしているんだ!もっと怒りをあらわにしろ!一つの世界が闇に覆われているんだぞ!こんな話を聞いてよくニコニコしてられるな!え?オレはいいんだよ、スライムはいつもニッコリしているものだから、ほら。
ゾーマ城!なんて自己主張の強いやつ!ゾーマが住んでいる城だからゾーマ城にしようって?じゃあモガマルが住んでいる小屋はモガマル小屋か?モガマルが住んでいるアパートはコーポモガマル?悪くないな……。1Kでユニットバス、無駄にコンロだけIH、それがコーポモガマル!
お、ルビス様から勇者モガマルと呼ばれたぞ。そう呼ばれちゃあやる気を出さないわけにもいかないよなぁ?
バラモスだけじゃなくて、ゾーマも倒して真の平和を取り戻さなきゃな!
さぁモガマル!ゾーマに対する怒りを燃やすのだ!
うん、モガマルは勇者である前に冒険王だから、目の前に大冒険がぶら下がっていると喜ばずにはいられないんだ!
ゾーマという真の敵が現れて闇に覆われている世界があると知ったときでも、大冒険に胸を高鳴らせてしまうんだ!ちょっと不謹慎だな!
このポジティブさがあるから、目の前で兵士たちがただのしかばねになっても明るく冒険に出られるんだ!ちょっと不謹慎だな!
よぉーし!
驚いているアリアハンの王様はほっといて、早速アレフガルドに出発だ!待ってろゾーマ!
こっちには最強の勇者モガマルがいるんだ!喧嘩を売ってきたことを後悔させてやるぜ!
次回予告
さっそくアレフガルドのゾーマ城に乗り込んだモガマルたち。
そこに待ち受けていたのは、意外な人物だった!
一体彼はどうしたというのだろう?
次回、「ゾーマの城には意外な人物がいたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
関連記事