前回までのあらすじ
バラモスを倒したモガマルたちの前に現れたのは、大魔王ゾーマだった!
さらなる敵の出現に驚きを隠せない。
どうする、どうするんだモガマル!
前回
第三十一話 おいらたちがゾーマを倒すぞ!
ゾーマと名乗るやつが好き放題言うだけ言ってどこかに行ってしまったようだ。
せっかく平和を取り戻したと思ったのに、まだあんなやつがいたのか!
本当だよ!本当に何としたことじゃ、だよ!
バラモスを倒すのにどれだけ長い旅をしてきたと思っているんだ!ようやく旅が終わると思ったのに、この仕打ちか!
う~ん、たしかに。
この王様、魔王バラモスの存在もみんなに隠していたもんな。隠し事、よくない。大変なことが迫っているということをみんなに伝えてこその王様じゃないのかい!
それにな、王様。もう闇の世界が来るって決めつけちゃあいないかい?
そうさ!!モガマルがついているぞ!
見ろ!この自信に満ちた目を!モガマルがいれば、必ずやゾーマを倒して世界を平和にすることができる!
なんていったってモガマルは世界最強の冒険王であり、勇者だからな!
あ、でも、ゾーマってどこにいけば会えるんだろう?
あ!ルビス様だ!
ルビス様はいつも急に出てきてこのアトラクションを中断させるなぁ。
それで、ルビス様は何の用で出てきたんだ?
まさかいかづちを落とすのか?でもちゃんとゾーマを倒す意思は見せているんだから、そういうわけじゃなさそうだなぁ?
ギアガの大穴!!
…………どこ?
オレたちは世界を旅したと言っても、このアトラクションが恐らくかつての勇者の旅の簡略版だからなぁ。多分行っていないところがまだまだたくさんあるんだよなぁ。
まぁとりあえず、ラーミアに乗って大きな穴を探せばいいんだな!!
へぇアレフガルドに!またまたよくわからないけど、多分そこにゾーマがいるんだな!
穴に飛び込むだけで簡単にいく事ができることにも驚きだが、それをいち早く教えてくれるルビス様もなかなかのものだ!
なんて高性能なナビゲーションだ!さすが勇者追憶アトラクションの責任者!
行き先がわからないアトラクションなんてあってはいけないもんなぁ。ウォークスルー型のアトラクションでそれは運営側の怠慢というものだ。
さすがルビス様、ぬけめがない。
次回予告
ルビス様にアレフガルドの生き方を教えてもらったモガマル。
ゾーマさえ倒せば真の平和が訪れる!早く出発しなければ!
って、ルビス様ちょっと話長すぎなぁい?
次回、「アレフガルドに出発だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!!
(文・やなぎアキ)
次回
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