ドラクエバレエ、なんと今年で30周年だそうで。
ドラクエバレエなるものがあるのは知っていましたが長らく行ったことがなく……。
しかし!今年は満を持してチケットを購入し、行ってまいる所存であります!
SNSを見ていると、30周年ということで今年はいつもより大々的に宣伝しているためか、今回初めてドラクエバレエの存在を知った方も多いようです。
それゆえに、私と同じように初めてドラクエバレエを観に行く方も。
そしてそして、これが初めてのバレエ鑑賞だという方もいるようです。たしかにファン層かぶっているかといわれると、そういうわけでもないですしね。
そんなわけで「バレエ鑑賞初めてで緊張するよ~何か気を付けた方がいいことある?」という方もいる、かもしれません。
ので、緊張しなくても大丈夫ですよ、という記事を書こうと思います。こういうことに気を付けるといいよ、という。
何をえらそうにという感じですが、当方バレエは年に二回ほど劇場で鑑賞しているので、多少か言えることはあるかと思います。今までで一番面白かったバレエはラ・バヤデールです。ストーリーがそもそも面白い。
別に気負うことはなにもない!
まずこれを一番最初に言いたいのですが、「バレエってなんだか敷居が高い!独特の鑑賞マナーとかあったりしそうだし、ドレスコードもありそうで心配!」と思っている方、安心してください。
映画館で映画を観るのと大体一緒です。
別に特別こうしなければならないとかそういうのないです。これを一番に伝えたいです。
ぜひこれを機に、「バレエそのものも面白いんだな~、もっと他にも観てみようかな」と思っていただけると幸いです。敷居、高くないよ(チケットはちょっと高いよ)。
なのでこれから書かれるものは、自分も周りもよい体験をするための話だと思っていただければ嬉しいです。
前日はよく寝ておこう
何気に大事です。
楽しみだな~とワクワクして寝れなかったり、そもそも夜更かし気味だったり、ということで睡眠が不足していると困ったことになるかもしれません。
なんと、バレエ、どれだけ素晴らしくても、途中で眠くなること、多々にあります。
照明は暗いし、空調はちょうどいいし、座りっぱなしだし、めちゃくちゃいい音楽がかかっているので、寝るコンディションが整いすぎています。あとバレエは踊りと音楽のみでストーリーを表すので、「今何をしているんだ?」となってしまうとどうしても退屈になり眠くなる、というのもあります。
しかしせっかくダンサーの方たちが華麗に踊り、オーケストラの方たちがドラクエ音楽を奏でてくれているわけですから、前日はしっかり睡眠をとって万全の体制でいどみましょう。今回は演奏も東京都交響楽団ですしね!
まぁ今回は流れる音楽がほぼドラクエのものなので、そうそう眠くなることもないと思いますが。踊りだけではなく音楽もめちゃ楽しみです。
あらすじは頭に入れておこう
「自分はネタバレが嫌なので、まっさらな状態で見る!」という方もいるかもしれません。
私もネタバレが大嫌いな人間なのでわかります。映画の予告編もなるべく見ないようにしています。
が、バレエに関しては、あらすじくらいは頭に入れておいた方がいいです。
先も書きましたが、バレエはストーリーをほぼ踊りのみで表現します。セリフとかないです。当たり前ですがテキストメッセージもないです。喜びも悲しみも怒りもすべて踊りで表現されます。
なのでストーリーを全く知らない状態でいると、「これは誰……?」「今何が起きている?」「そもそもこれどういうストーリー?」と平気でなります。そうなるとどうなるか、眠くなります。
私はバレエを観に行くときは、その演目の内容を事前に調べていくほどです、しかも結末まで。そうしないと、このシーン何?となるからです(そしてうたた寝する)。
とはいえ、慣れ親しんだドラクエですから、今回に関してはチラシに記載されているあらすじと、メインキャラを把握するくらいでも良いかなと思います。結末はやっぱりその場で驚きたいしな~と私も思っていますし。
会場には早めに到着しておこう
当日になりましたね。
今回の会場は新国立劇場です。新国立劇場は私も行ったことないです。
しっかりアクセスは確認しておきましょう。
開場は開演の45分前です。なるべく早めに着いておいた方がいいです。
公共交通機関の遅延が起こるかもしれませんし、着いてからも始まる前はトイレが混雑しがちです。特に女性は、普段よりもおしゃれをしてきている人が多いので、お手洗いの際には少々時間がかかります。
始まる前に焦ったりすることのないよう、早めに到着しておきましょう。映画みたいに予告が入るわけではないので開演時間にはちゃんと席について静かに待ちたいところです。早めに到着すれば、舞台の前*1でオーケストラの方たちが準備をしている様子も見れますよ。もちろん見学はお静かに。
全2幕とのことなので、間にも休憩(15~20分くらい?)が入ると思います。その際にもトイレは混みがちなので、ささっと行けるように席から近いトイレはチェックしておくと楽です。たくさんのお客さんがいますので、お化粧直しなどは迅速に。
静かに礼儀正しく観よう
さぁ始まりました。もうあとは観て、没頭するだけです。
当然ですが、スマートフォンや音のなる機器は音が出ないように。画面が光ったりするとめちゃくちゃ目立つので鞄やポケットにしっかりしまって、いじることのないようにしましょう(わかってると思いますが上映中の撮影とかは絶対ダメです!)。まぁこういう劇場って大体電波の入りが悪いのでいじりようないですけど。
おしゃべりもNG!隣の人に話しかけるということは、逆サイドの人にも聞こえています!幕間や終わった後で感想を言い合いましょう!
そしてこれはうっかりやっちゃうかもしれないので事前に知っておいてほしいですが、前のめりになって見ないようにしましょう。つい熱中してしまうと、もっとよく見ようと前のめりになる時があるかもしれません。そうするとどうなるか、後ろの座席の人、めっちゃ見づらくなります。前の人の頭が舞台にかかって見づらくなります。そうなるとどうなるか、頭をずらして何とか見ようとします。するとさらに後ろの人が見えづらくなります。連鎖です。
なので背中は座席の背もたれにつけたままにしましょう。全員がそうしてくれれば、前の人が邪魔で見えにくいなということがなくなります。少しの気遣い、みんなが快適。
もしお連れの人が熱中して前のめりになっていたら、そっと教えてあげてくださいね。また、オペラグラスを持っていくのも一つの手です。
もちろんこれらはバレエだけのマナーではありません。映画館でも同じですよね。
ただしこれは映画とは違いバレエ鑑賞のマナーの話です。基本鑑賞中は静かにですが、ダンサーの方がすごいテクニックを披露してくれたとき*2はもちろん拍手してもよいです!*3といってもいきなり一人で拍手するのもあれだと思うので、客席から拍手があがったら便乗するのがいいですね。なんかみんな拍手しだしたな!と思ったら自分も拍手をすると、なんかバレエをわかってる人だなって感じがしていいです。
せっかくだからおしゃれしちゃおう
ここまで色々書いてきましたが、読んでわかる通り、特別なことは何もないです。
あらすじを頭に入れておこう、くらいですかね。なので始まる前に来て、静かに鑑賞して、感動すればそれで100点!
が、せっかくなのでいつもよりオシャレをしていくと、非日常感が演出できていいですよ。ただし髪型には注意。頭のてっぺんにお団子を作るなどすると、当然ですが後ろの人、見えにくくなります。
絶対にきれいな恰好でいかなきゃ!というわけではないです(普段着の人もいます)が、せっかく会場も立派なところですし、おそらく普段なかなか行くようなところでもないと思うのでおめかししたいですね。
でも公演日、8月なんですよね。暑さには十分お気を付けください。私はサンダルで行きます。
長々と書きましたが、初めてのバレエ鑑賞緊張するな、という方の肩の荷が少しでも下りたなら幸いです。敷居、全然高くない。
ドラクエバレエ30周年!皆さんの体験がより良いものになりますように!
私も当日が楽しみです!
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