桜って4月の時点でわりと葉が混じったりしていて、どちらかというと3月下旬の方が楽しめるんですけど、なぜか4月のイメージがあります。
ので、ドラクエ界の桜を紹介します。
桜のひとえだ
リメイク版ドラクエ5の新システム、名産品の中で登場した一品。妖精の国の名産品で、見事春風のフルートを取り返し、世界に春を取り戻させた主人公にベラから送られたものです。
妖精の国の桜だけあって、決して枯れることはありません。妖精の国から帰ってきたときにサンチョに預けると、部屋の机に飾られます。その後の主人公はご存知の通り10年余りを奴隷として過ごし、その間サンタローズは滅びてしまうのですが、桜のひとえだは主人公の家の地下にひっそりと残り続けます。村が焼き討ちに合い、その後およそ10年の月日が流れても当時の姿を保っていられる枝。名産品としての価値は高くないですが、幼い頃の記憶がこもった大切な宝物です。
桜モチーフのモンスター
桜モチーフのモンスターというのもそこそこいます。
大体はソシャゲなどの春イベントで出現します。
さくらこぞうなんてまさにそうですね。桜の花をモチーフにしたこのモンスター。目とか足とか怖いのに、なぜか「きれい~」と思わされます。
淡めのピンクにして、さくらって名前につけておけば「春が来たんだ、きれい~」って思えるんだから桜のイメージってめちゃくちゃ強固ですよね。
エラフィタ
ドラクエ9の村、エラフィタは村の中央に大きな木があります。ここに咲いている桜はかなり少ないですが、それでも大木なだけあって何とも見事。他に植えられている木もどうやら桜のようで、村のいたるところがピンクです。
村の中央はの木は御神木と呼ばれており、なんとなくドラクエ7のクレージュを彷彿とさせます。この御神木を一目見ようと集まる巡礼者もいる様子です。
この村はストーリー序盤の黒騎士の伝承と、中盤の石の町のときに関わってきます。が、見事な桜については、ただただグラフィック的にきれいというだけで終わってしまいます。かなりの量わざわざ桜を配置しているのに、特にそのことに言及がないのが不思議です。
リメイクされて映像が綺麗になったらさらに美しい村になること間違いなし。リメイク待ってます。
カミハルムイ
エルフたちが住むエルトナ大陸は全体的に和っぽい雰囲気があります。
そして王都カミハルムイは見事な桜の名所。
ドラクエ9からのグラフィックの向上により、美しい桜をより堪能できるようになりました。思わず写真を撮りたくなる美しさ。
エラフィタと違って桜が咲いていることをいい意味でアピールするためか、ここでもらえるキーエンブレムは桜のキーエンブレムです。いいぞ、もっと宣伝していけ。
神秘的ながらもどこか居心地がいい。それはやはりなじみ深い桜のおかげでしょうか。
もう少しで桜も散ってしまいます。
お花見できなかった~、見そびれた~という方は、ドラクエの世界で桜を感じてみるのもいいかもしれません。
(文・やなぎアキ)
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