まだまだ寒い日は続くわけですが、花粉も飛び始めているようで、暦の上でも立春ということは春が近づいていることは間違いありません。
寒かった冬から暖かな春になる。桜が咲き、おだやかな空気が流れます。花粉飛んでますけど。
そんな春のイメージのあるドラクエの町を今回は考えてみたいと思います。
ノアニール
エルフによって眠らされていた村、ノアニールです。
ノアニールの元ネタはノルウェー。北欧なのであまり春のイメージはないかもしれません。
しかし、気にすべきことは元ネタではありません。
ノアニールって……なんかめっちゃ花粉飛んでそうじゃありません?
山奥だからですかね。すごい花粉飛んでそう。山奥の村というのはドラクエには多数登場しますが、ここがぶっちぎりで花粉飛んでそうです。ふわふわした印象があるから?
あと眠っているということから、春眠暁を覚えずみたいなイメージもあります。あったかそう。
ロザリーヒル
ロザリーが塔で暮らす村です。自然が多く、ドワーフと動物と魔物が仲良く暮らすおだやかな村です。
なんとなく気温も暖かそうですし、ロザリーの墓がある場所なんて花が咲き誇っていますし、すごく春っぽいです。
あとロザリーの髪色がピンクというのもありそうです。ロザリーヒルを思い浮かべる時はロザリーのこともセットで思い浮かべるわけですが、そうなると桜を連想させる色が常についてまわりますからね。
妖精の村
訪れた際には冬でしたし、SFC版では妖精の国を歩き回れるのは冬のときだけなので冬のイメージも当然あります。
が、やはりポワンさまが春風のフルートを吹いたときに咲き乱れる見事な桜を無視できません。
また、青年時代に再び訪れた際もずっと桜が咲いています(リメイク版以降)。季節を司るのだから、新緑だったり紅葉したりしている時期もあると思うのですが、ずっと春です。そりゃ春のイメージもつきます。あと花粉もめっちゃすごそう。
妖精の村も名産品がサクラのひとえだというのも一役かっていますね。
グリンフレーク
春といえば桜以外にも花が咲きます。
雪がとけしばらくすると道端にタンポポが咲いたりなんかしちゃって、学校が管理している花壇にも色々な花が植えられたりなんかしちゃって。
そんな花咲き誇る町といえばグリンフリーク。メモリアリーフもありますが、あのTHEハーブ園!という風体のグリンフレークの方がなんとなく好きです。
あとあれですかね、春と言えば出会いと別れの季節です。グリンフレークもまた、出会いと別れの……いや別れだけか。でもそんな感じです。
そういえば道端のタンポポって全然見かけなくなりました。
エラフィタ
春っぽいドラクエの町や村の中での一位は妖精の村だと思っていたのですが、違いました。ここを忘れてはいけません。
そう、エラフィタです。
村の中央に神木があるこの村は、村中のそこかしこで桜が咲いています。厳密に言うとピンクい木が生えているだけなんですが、それを桜と認識することはごく自然なことなので桜です。
こんなに桜が普通に咲いている村なのだから、この村の季節ってどれだと思う?という質問の答えはどうあがいても春です。
他のこれまで挙げてきた町や村は正直他の季節を答えられても、そういうイメージの人がいることも理解できる、となりますが、この村はもう春ですよ。桜咲いてるんだもの。
花粉はあんまり飛んでいなさそうです。桜のイメージが先行して杉のことをあまり考えないからかもしれません。
今回は春っぽいイメージのドラクエの村を考えてみたんですが、一つ気づいたことがあります。私の中で、春=花粉と思っていることです。もちろん他にも色々思っていますが、木々が茂っていて暖かそうとなると、同時に花粉もめっちゃ飛んでいるんだろうな……と結びつけてしまうようです。
ここからは花粉の季節です。頑張って乗り切っていきましょう。
(文・やなぎアキ)
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