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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 バーバラ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第三十七回目はバーバラ!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

豊かな赤髪を頭頂部で結びパイナップルヘアーにしているのが印象的。

服装は濃紺の太もも丈のワンピースを着用しており、手袋をはめている。さらに赤いマントを羽織っている。このワンピース、シンプルなのにどちゃくそに可愛い。なぜだろう。これはもう鳥山明氏の抜群のセンスによるものとしか思えない。

体格は小柄。筋肉だるまのハッサンと並べばその小柄さが際立つことだろう。

SFC版の取り扱い説明書に描かれているイラストでは、かなりきりっとした顔つきをしているが、公式ガイドブックではより明るい顔つきとして描かれている。

リメイク版のイラストでも凛々しい顔つきだが、SFC版の公式イラストに比べるともう少し印象は柔らかい。

SFC版の公式ガイドブックにて、エッチなしたぎ担当であることはあまりにも有名。

 

性格

明るく天真爛漫。天然だけど思いやりも深い女性。SFC版公式ガイドブックには「気分屋で、主人公たちの妹的存在」と書かれている。

また無鉄砲で少々強引なところもある。主人公たちは悪い人たちじゃなさそうだからという理由だけでついてこようとし、あのハッサンにも「ずいぶん強引なヤツだな」と言われている。こうと決めたら曲げない様子。

リメイク版の仲間会話でも天然な部分が見られる。年齢は明示されていないが、主人公と同じ17歳であるというのが定説。その割には幼い言動が多い。

ゲント族の神の船に勝手に「ミルフィーユ号」という名前をつけていたり、カルベローナの長老ではババ臭いからち美人アイドルマスターはどうかとなかなか勝手なことを発現したりする。なおアイドルマスター発言はスマホ版では修正されている。

主人公のことが好きなのではないかという発言もちらほらあるが、明言はされていない。

 

ストーリー

記憶を失い誰からも見えない体になってしまったバーバラは、真実の姿を映す鏡の話を聞き月鏡の塔へ行く。

そこで出会った旅人たちに助けてもらい、特にやることもない彼女も同行することとなる。あれよあれよと魔王討伐に加わり、その後は本当の自分探しを目的に仲間たちと旅を続ける。

そこで彼女は知る。自身が受け継いだ大いなる意思を。そして、自分だけが皆とは違う存在であることを。彼女が至る旅の終着点。それに気づいていながらも彼女は誰にも悟らせないように旅を続ける。

みなが平和を謳歌し、その後の人生を続ける時、そこに自分がいなくても。彼女はその明るさを見失わない。夢にも希望に満ちた未来が待っているはずだから。

 

余談だが、SFC版取扱い説明書には「伝説の魔法都市カルベローナの末裔とウワサされている少女です」とあり、公式ガイドブックには「伝説の大魔女バーバレラの血を引くとのウワサもあるが、本人はあまり気にしていない」とある。本人は気にしなくとも、読んでしまった初見のプレイヤーは気にするわ、と言いたくなるほどのネタバレぶっこみである。というかそのウワサ、誰がしてるんだよ。

 

性能

大魔女の血を引いているだけあって、典型的な魔法使いのステータス。自力で覚える呪文も魔法使いらしいものが多い。

MPの伸びはシリーズでもトップクラス、素早さも伸びやすい。代わりにHP、力、みのまもりはかなり心もとない。

加入後、ただでさえHPとみのまもりが低く死にやすいのに加えて、途中で一回パーティーを抜けるため、他のキャラに比べると少々使い勝手が難しい。HPなどは職業による下方補正が入ってしまうと、中盤は特に目も当てられない状態になる。チャモロの加入でどうしても控えにまわりがち。

ただし彼女の特権として、マダンテをイベントで必ず覚えるというのがある。彼女の高いMPを存分に活かせる。ボス戦開幕でとりあえずぶっ放したプレイヤーも多いだろう。しかしリメイク版ではマダンテが弱体化してしまった、許せない。

職業については、そのMPの高さを生かすなら賢者が選択肢に入る。ただし基本職の魔法使いを極める間はどう考えてもスタメンには起用できないひ弱さになるので、地道に馬車で育てるが吉。スタメンにしない場合も僧侶と賢者を極めることで馬車の回復要員としてかなり優秀になる。

他にはパラディンもかなりおすすめ。ステータスの補正では下がるものが一個もないので高いMPも活かせるし、極めればHPが20ポイント上がる。しんくうはを覚えるので力が低いバーバラもアタッカーとして活躍できるし、僧侶を極めているためベホマも使える。彼女をスタメンとして使うなら個人的にはパラディン。

あとは馬車にずっと入れている場合には、レンジャーにすることで他のキャラがつかない職業にすることも割とやりがち。SFC版は全職業を一定レベルまで習得しないと裏ダンジョンが開かないため、こういう運用の仕方もある。

彼女は物語の都合上絶対にルイーダの酒場に預けることができない。そのためバシルーラには完全耐性を持っている。これは仲間の耐性が軒並みなくなってしまったリメイク版でも同様。

 

モンスター用の武器であるとがった骨が装備できるのがなんかツボ。

 

その他の活躍

こんなに可愛くてマダンテという最強呪文を最初に覚えた魅力的なキャラクターなのに、外伝作品の出演はあまりない。赤毛でマダンテを使う魔法使いということでゼシカとかぶっているからだろうか。もったいない。ソシャゲなどに登場する際には当然マダンテを必殺技として引っ提げていることが多い。

 

漫画版では出番が多く、主人公とがっつりいい仲になる。これは作者の神崎まさおみ氏が堀井雄二氏に結末を変えさせて欲しいという直談判までして描いた結末である。グッジョブ!

 

総評

元気いっぱいのパーティーのムードメーカーバーバラ。

低すぎるHPなどにより、序盤から中盤にかけてなかなか使いづらいキャラクターではあるが、それを補って余りある魅力が彼女にはある。

 

彼女がゲーム冒頭の黄金の竜の正体であるという考察は有名だが、現在に至るまで明かされていない。

いつか公式から語られる日は来るのだろうか。それとも彼女の謎は永遠に謎のままなのだろうか。

 

(文・やなぎアキ)

 

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