ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第四十三回目は仲間スライムたち(リメイク版)!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。
※それぞれに対して書くことがあまりにもないので、いっぺんに紹介します。
ピエール
最初に仲間になるスライム族。ホルコッタに向かう途中で意味深に登場し、初プレイのときは「なんだあいつ……知らねぇやついる……」と不審に思ったものだ。騎士として王家に仕えるのが夢らしい。
その後はホルストック城の魔法の鍵を使わなければいけない外にいるが、ホルス王子との試練イベントを終えると仲間にすることが可能。ホルス王子のいたずらによって城の外に締め出されていたらしい。新キャラの割には無理のない登場の仕方である。
強さはSFC版のスライムナイトと変わらず。攻守のバランスが良いため、しっかり育ててスライム格闘場に挑ませたい。また、ベストドレッサーコンテストのモンスター部門でも活躍してくれる。
主人公は王子なので、結果として彼の夢はかなっている。
ホイミン
クリアベールで空飛ぶベッドを入手したあとに仲間にすることができる。
空を飛ぶことが夢で、それゆえに空飛ぶベッドを持つ主人公たちに仲間入りする。浮かんでいるからこそ、それ以上の空を望むのだろうか。ペガサスに乗った時はさぞ喜んだことだろう。
実は彼は元々スライムで、空を飛びたいと夢見ていたらホイミスライムになっていたらしい。次なる夢は人間だそうだ。ほーん?
ホイミスライムなだけあって、自力でベホマズンまで覚える。戦線に出すのはステータスに厳しいが、馬車の回復要員、またいざというときのベホマズン要員として入れておくのはありかもしれない。
ベホマン
10人とすれ違う、もしくはゲームクリア後にすれちがいの館にて仲間にすることが可能。今となってはすれ違いもなかなか難しいが、クリアすれば必ずなかまにすることができるので安心。
最初からベホマが使え、最終的にはザオリク・ベホマズンが使えるようになる。
が、ホイミンの方がはるかに早くベホマズンを使えるようになるうえ、すれ違えなければ仲間にできるのはクリア後。パーティーは十分に育成されている。そのため、いまいち使い勝手は悪い。
次に紹介するマリリンとは親友。守りのマリリンと回復のベホマンということらしい。攻撃は誰がするんだ。
マリリン
世界各地で会うことができ、最終的にはベホマンを連れていくことで仲間にすることが可能。本人いわく悪いマリンスライムらしい。ベホマンとは親友の間柄だが、気恥ずかしさから逃げ回っている、それゆえに「悪いマリンスライム」ということらしい。なんかめんどくせぇやつだなと思わなくもない。初プレイ時はどうやったらこいつ仲間になってくれるんだよ!と思った。条件であるベホマンの加入条件が難しいんだから仕方ない。
こごえる吹雪まで覚えることが可能だが、いかんせんベホマンがいないと仲間にできないのがキズ。彼女自身の強さも考えると、よほどの愛がないと使えないだろう。
しかしマリンスライムが仲間にできるというのはスライム族好きには魅力的。
ぶちすけ
過去のグレイス城にて仲間にすることができる。ダークドレアム召喚におびえる彼は、主人公の馬車に乗って逃げ出すことを望んでいる。彼も元々はグレイス城の人たちと同じ覚めない悪夢に閉じ込められていたのだろうか。
スライムよりも弱い最弱モンスターのぶちスライムであるがゆえ、能力は大して期待できない。加入も結構遅いため職業で補おうにも他のメンバーに大幅な遅れを取っている。彼を使い続けるのは文字通りぶちスライムと旅をしたい!というぶちスライム好きだけだろう。漫画版ドラクエ6が好きな人はそういう人が多いかもしれない。
仲間会話によるとあなほりが好きらしい。なんで……?
キングス
ベストドレッサーコンテストのランク7をクリアすると、ジャンポルテの館にて仲間にすることが可能。最初にあったときには主人公たちがオシャレではないという理由でけこう失礼な態度を取られる。キングスライムを仲間にできる!いつ仲間にできるんだろう!と思いつつ、どれだけコンテストをクリアしても仲間になってくれないので、途中からちょっと嫌いになった。最終的にはこちらをお洒落だと認めてくれるのでいいが。
能力的にはさすがキングスライム。成長は遅いがステータスも耐性もとても優秀。コンテストの進捗によっては加入は遅くなるが、ずっと使い続けるならけっこうあり。
ちなみにかっこよさの値は別に高いわけではない。一周回って面白いよお前。
ルーキー
彼については別途でまとめているので下記参照
はぐりん
20人とすれ違う、もしくはゲームクリア後にすれちがいの館の奥の森にて仲間にすることが可能。彼を捕まえることになるが、捕まえ方がファルシオンの時と同じ。ヒンッ!?
能力はさすがはぐれメタル。守備と耐性に優れており、さらに最初からはぐれメタルの職についている。パラディンにしてにおうだちを覚えさせるのも良い。特に苦労せずクリア後であれば誰でも仲間にできるのが良い。
すれちがいさえできればかなり早い段階で仲間にできるが、現在それが厳しいのは当然として当時はどうだったのだろうか。調べてみるとDSのすれちがい通信の仕様及び、半年前にドラクエ9が発売されそちらのすれちがいが活発だったためかなり厳しい状況だった模様。開発者の意図したよりもすれちがいの条件が厳しかったようだが、はぐりんの希少価値を考えると案外妥当なのかもしれない。
以上がリメイク版にて追加された仲間スライムたち。
仲間モンスターが廃止された点は非常に残念だが、追加されたスライムたちはしっかり個性的で可愛い。余裕があれば使ってみるのも面白いかもしれない。
ぶちスライムを仲間にできるっていうのが最高にいいよね。
(文・やなぎアキ)
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