「俺、お前のこと、けっこう好きだったんだぜ」
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ドラクエ5は多くのモンスターが仲間になります。その中にはプレイヤーそれぞれ好きな仲間モンスターがいることでしょう。
ド定番のスライムナイトやゴーレム。グラフィックが可愛いミニデーモン。全然いうことを聞いてくれないおどるほうせき。イマイチ使い勝手がわからないライオネック。などなどなど。
今回はそんな愛らしい彼らの中から、個人的にすごく好きだった仲間モンスターを3匹紹介したいと思います!
ドラゴンキッズ
まず最初はドラゴンキッズです。ラインハット周辺に出現する、黄色いドラゴンの子供です。一説によると、グレイトドラゴンの子供の姿なんだとかそうでないとか。
彼は好きですね~。まず可愛いです。敵モンスターとして現れた時も可愛いのですが、フィールドのグラフィックも癒し系でなごみます。でもラインハットにいる個体は犬なんですよね……。
可愛い以外の、戦闘面でももちろん好きです。そこそこ攻撃力があるのでアタッカーとして十分活躍してくれますし、かえんのいきを覚えれば十分な火力の全体攻撃が可能になるので戦闘が随分楽になりました。
でもでもでも!そうじゃなくて!個人的にこいつが大好きな理由があるんです!
あれはサラボナ近くの火山を探索していた時でした。探し求めていたほのおのリングに駆け寄ると、突如としてようがんげんじんが現れたではないですか。しかも3体。初プレイ時は本当に苦労しました。わけわかんないくらい苦労しました。すげぇ強いの、あいつ。
しかし、もうだめむりぃ、と思ったその時ですよ。コドランの甘い息がさく裂したのは。まさか効くとは思わなかったですけど、あれよあれよと眠るじゃないですか!
ドラゴンキッズことコドランのおかげで、私は死の火山から生還することができたのです。このときの思い出が強烈すぎて、ドラクエ5をやるときには必ずドラゴンキッズを仲間にするようになりました。今でもようがんげんじん戦ではお世話になっています。ようがんげんじんにはメダパニが効く?すいません、ちょっと聞こえなかったです。
何周しても絶対仲間にするほどこのドラゴンキッズが好きですが、上限レベルが30だし他の仲間モンスターに比べると見劣りするところがあるので、大体グランバニアやデモンズタワーくらいで離脱させられます。ごめんね。
グルルン!グルルン!
キラーパンサー
二匹目は、ゲレゲレです。彼は上げざるを得ませんでしたね。思い出深いです。
戦闘面だと、十分な攻撃力と素早さのおかげで頼もしいアタッカーとして活躍してくれます。
でもそうではなくて、プックルのことを好きな理由があるんですよ。ボロンゴのおかげで救われた部分ってあるじゃないですか。
チロルと再会するのは、ちょうどヘンリーと別れたすぐあとなんですよね。子供のころからずっと一緒で、辛い奴隷時代も乗り越えてきた唯一無二の親友・ヘンリー。その親友との突然の別れ。あとに残されたのは、その時点では特に思い出を共有していない仲間モンスター。めちゃめちゃ寂しいわけですよ。孤独。すっごい孤独。
そこで颯爽と現れるかつての友!とても懐かしく思いましたね。ああ~、仲間だ~って。お前とは楽しい思い出も悲しい思い出も共有したよなぁって。
そんなわけで、やっぱり好きですね。パッケージにも書かれるだけあってドラクエ5の顔って感じがしますし。まぁ彼もコドランと同じくらいのタイミングで離脱させられているんですけど。ごめんね。
※リメイク版の名前までは気を回せませんでした。すいません。
クックルー
最後は、この子!幸せの青い鳥、クックルー!
青くて可愛いクックルは、補助呪文の扱いに長け、仲間を手厚くサポートする優しいモンスターです。レベル上限が低いため、長期にわたって活躍することはできないのが悲しいところです。
そんなクックルですが、長いドラクエ5人生でわたくし、一度も仲間にしたことがありません!
攻略本で仲間にできると知ったあの日から、ずっとクックルーよ起き上がれ!と思っていますが、なぜか仲間にできていません!可愛いから仲間にしたいのに!
ドラゴンキッズのときとは違って、仲間になるまで粘る、ということをやっていないからかもしれませんが、それにしたって悲しいです。
そんな一度も仲間にしたことがない仲間モンスター・クックルーに過度の期待を寄せています。今度ドラクエ5をプレイするときには今度こそ仲間にしたいものです。
(文・やなぎアキ)
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