前回までのあらすじ
次のキーエンブレムを探すモガマルたちは新しい町にたどり着いた。
そこで怪盗ポイックリンがぶつかってきた!
よくわからないままポイックリンはいなくなり、さらに新しい人も出てきてなんだなんだ。
前回
第二十六話 ダストンだぞ!
ポイックリンとかいう怪盗がなんだかよくわからない歯車?みたいなのを持って行ったけどなんだったんだ。
そんでこの怒り狂っているこいつはなんなんだ。
あぎゃぎゃぎゃ、なんですかッ!な、なんなんだ本当に。謎に敬語なのがじわじわくるな。一体どうしたんだよ。
ああ、あの石板か!やっぱりあんたが持ち主だったのか!
そんなに怒っているってことは、もしかしてあのガラクタにしか見えない石板はものすごく高価なものだったりするのか?それはその怒りも納得だなぁ。
なるほど!三日三晩掘って!見つけた!
が、ガラクタ……?めずらしいガラクタ?
それは、え、どういうものなんだ。そしてそんなガラクタをあの子はなんで盗んでいったんだ?
そうだな、ガラクタなんて大事にするものじゃないからガラクタっていうんだろ。別に盗まれてもよくないか?三日三晩掘って見つけたあれをなんで気に入ったのかわからないし。
ガラクタ城の城主……?そんなものがあるのか。世界は広いなぁ。ガラクタがダストンにとっては何よりの宝物ってことなんだな。
それならさっきみたいに怒るのも仕方ないな。なんせ三日三晩かけてようやく見つけたガラクタなんだもんなぁ。……でもガラクタなんだよな。
うんうん、ポイックリンはひどいやつだな!
え!?ガラクタ城ばかり!?あの怪盗、このガラクタ城ばっかり狙ってるのか!?
へ、変な奴だなぁ。怪盗ってもっとこう、ビッグジュエルとかを盗んだりするんじゃないのか。怪盗ってそういうものだと思っていたんだが。
3回って言うと相当だよな。しかもガラクタだし。何かあいつにも目的があるんだろうか。そういえばあの石板を見ながら、まさかこれを見つけるなんて、みたいなことを言っていた気がするな。あの石板が一番の目的だったのか?
ええ!?さらに大変なことが!?
……正直ガラクタを盗まれることは大変なこととはどうしても思えないが、でも自分ちに知らないやつが三回も入ってくるのはすごくいやだよな。
ワ、ワープ!!?
あのポイックリンを追っていたら、知らない星にワープ!?
って、知らない星ってつまりブルリア星ってことだよな。
やっぱりそうだったのかーーー!!
というか、そうか、ワープできていたのか!どういう原理かわからないが、町とかが丸っとワープしてきていたんだな。多分あのウェディたちの町とか猫島もワープで来てたのか。すごい規模だな。そりゃ冒険王のモガマルでも知らない町があったりするわけだ。
だな。ってことはこいつがホーローのじいさんが言っていたオレたちを助けてくれる種族か!
それにしても、今まで出会ってきた異世界の人たちもワープで来ていたってことなんだろうか。
次回予告
アストルティアからワープしてきたというダストン。
どうにか帰りたいようだが、なかなかそれも難しい。
するとダストンがぽろっと娘の話をしてくれた。
次回、「娘がいるんだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇はできないぜ!
(文・やなぎアキ)
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