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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 アモス

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第四十回目はアモス!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

SFC版では彼専用のグラフィックはなく、戦士のものをそのまま流用している。

イラストではそのグラフィックを基にしているためか、青の鎧とかぶとが特徴的で英雄なだけあって筋骨も隆々。見た目からして年齢は30は超えていそう。6のパーティーメンバーはみな若いため、彼だけだいぶ年上に見える。

リメイク版では戦士のグラフィックが変わったことにより、元々の戦士のグラフィックはアモス専用になった。固有グラフィックおめでとう!

そもそもなぜSFC版では汎用グラフィックなのかというと、アモスは必須の仲間キャラではないから。そのため説明書にも書かれていない。期間限定ではなく永続の仲間キャラなのに必須ではないというのはドラクエではめずらしい。

 

性格

英雄として町の人たちから尊敬を集めているだけあって、なかなかの人格者。話しやすく、気のいい人物。ただし必須のキャラではないため、仲間になってからは一切喋らずエンディングにも登場しないため影が薄い。

が!リメイク版で仲間会話が実装されると彼の株は急上昇した!

アモスは愉快で陽気で気持ちのいいおじさんと化した。

意外と変なことを言ったりしないハッサンや、常識人のチャモロやミレーユなどやや味気なかった仲間会話が、彼の加入により激変した。

ターニアにならって主人公を「お兄ちゃん」と呼んでみたり、ことあるごとに自分の変身能力をネタにしたり、バニーが好きだったり……。とにかく愉快である。そして一番年上だというのに敬語を崩さないため、謙虚な性格も見て取れる。

もういいからとにかくアモスを入れて仲間会話をしまくれと言いたい。楽しいんだ、彼がいると。

仲間会話によって性格付けされ人気が出たのは5のピピン以来である。

 

ストーリー

モンストルという町は魔物に襲われていた。それを退治したのがアモス。彼は英雄となり、勇者と呼ぶ人もいた。彼のおかげでモンストルに平和が戻ったのだ。

しかし、アモスは戦いの中で魔物に尻を噛まれ、その後遺症により夜な夜な魔物に変身する体になってしまっていた。魔物になっているときの記憶はないため、町の人たちは英雄のためにそのことをひた隠しにしていた。町を訪れる旅人がいれば、夜には決して外に出ないように言い、絶対にアモスに知られないようにした。

北の山に生える理性のタネを飲ませれば、あるいは彼も理性を取り戻しその力を制御できるかもしれないが。

モンストルを訪れた主人公たちもこの秘密を知ってしまう。

 

彼に真実を告げるべきか否か。

 

だがもし彼が真実を知ったら……。守りたい町を、人々を、自身のせいで危険にさらしていると知ればどう思うだろうか。

英雄アモスのその後は、主人公の選択にかかっている。

 

性能

見た目通りの戦士タイプ。だが戦士にしては素早さが高いため使い勝手がいい。装備可能な武器防具も多い。加入直後からスタメンにできる実力があり、パーティー編成の幅がかなり広がる。たとえばハッサンとアモスを前衛物理職にして、主人公を補助職、チャモロかミレーユを魔法職にすることで物理特化のパーティーを組むなんてことも。

戦士タイプなのでMPが伸びにくい。素の能力を活かすためにパラディンなんかがいいかもしれない。

もしくはメインキャラではないことを考えて、大抵余りの職になってしまうレンジャーにして馬車に入れておくのも手。彼の実力を考えると馬車入りは少々もったいないが、6のメンバーはみな優秀なためしょうがない。

魔物に変身できる能力は残ったままなので、彼特有の技「へんしん」(SFC版だとどろにんぎょうも使える)が使えるのが特徴的。だが変身すると命令を聞かなくなってしまうため、あまり使う機会はない。

 

その他の活躍

メインキャラクターではないため他作品への露出は少なめ。今後もその扱いは変わらないと思われる。

 

漫画版ではかなり変更が加えられており、きざったらしいナンパな性格になっている。

が、性格に反して彼にまつわるストーリーは重く、読む価値あり。

 

総評

6のリメイク版は正直あまり評判がよくないのだが、アモスの仲間会話は本当に最高なので、仲間会話をまめにする人はぜひ試してみてほしい。

テキスト量が豊富なため、どんな些細なことでも軽快に返してくれるアモスのとりこになっちゃうはずだ。

 

(文・やなぎアキ)

 

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