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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ミレーユ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第三十六回目はミレーユ!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

SFC版公式ガイドブックには「出会う人々が振り返るほどの美しさ」という記述がある。その言葉通りの美女である。美しく長い金髪を低い位置でまとめており、涼し気な目元も印象的だ。あとは銀の額当てをしている。

白の衣装に紺の長いベスト、そして鉄の胸当てのようなものを着ている。そして最大の特徴として、オレンジのリボンをさながら蝶の羽のようにして身に着けている。あれ何……?どういう装飾なのそれは……。新体操を彷彿とさせる。

彼女の初期装備はきぬのローブなのだが、このよくわからない服がきぬのローブなのか……とずっと思っていた。いや、今も思っている。

美しくはかなげな雰囲気のある彼女だが、額当てや胸当てにやや無骨さを感じるのが個人的に好き。

そういえば子供の頃(モンスターズ)を描いたイラストに蝶も描かれているのだが、そうなるとやはりあのリボンは蝶をイメージしているのか?

 

性格

物静かな謎の美女、というのがなんとなくのミレーユのイメージである。

ハッサンやバーバラの威勢の良さに対して、落ち着いてパーティーをまとめているような感じだ。パーティーの貴重な常識人枠である。6に限らず、ナンバリング作品全体を見てもかなり常識度は高いと思われる。

SFC版公式ガイドブックにも「仲間の中ではお姉さん的存在」と書かれている。たしかに主人公・ハッサン・ミレーユで旅をしているときの、まぁなんかあってもミレーユがなんとかしてくれるだろという安心感はやばい。ハッサンがフィジカル面で安心させてくれるとしたら、ミレーユはメンタル面で安心させてくれる。

物静かなイメージの彼女だが、リメイク版の仲間会話では街中の猫や犬に話しかけたりする姿が見られる。動物好きの優しいお姉さんである。かわいいねぇ。

 

ストーリー

彼女の幼い頃の記憶は非常に辛い。

たった一人血のつながった弟と、養父母と共にガンディーノで暮らしていた彼女は、その美しい容姿のため極悪非道な王に献上されてしまう。あまりの美しさに王妃の嫉妬を買ってしまった彼女はそのまま奴隷の身分へと落とされてしまう。

絶望としか言えない状況であったが、彼女はそこから逃げ出すことに成功する。しかし、そのままガンディーノで暮らし続けることができるはずもなく、たった一人の弟も行方が分からず、彼女はすべてを失ったまま生き続けることになる。

その後美しい女性へと成長した彼女は、何の因果かレイドックの王子と武闘家のハッサンと出会い、彼らと共に魔王を倒す旅に出ることとなった。これは恐らく彼女の運命。

彼らと世界を救うため、そして生き別れの弟を見つけるため。彼女は決して過去を語らず、未来だけ見て旅を続ける。

 

性能

素早さが高く、MPの伸びもいいので後衛で呪文を使うのに向いている。自力で覚える呪文も回復・補助・攻撃のバランスが良く、転職するまでは彼女の呪文が非常に重要となっていく。

2番目に仲間になるが、その後もスタメンとして活躍し続けるほど後衛として優秀なステータス。もう一人の後衛スタメン候補であるチャモロよりも素早さが高いことがやはり決めてか。せいれいのよろいや奇跡の剣が装備できるのはちょっと意外。

終盤にテリー・ドランゴが仲間になるとスタメンの座を譲りがち。

MPが高く、物理攻撃がそこまで得意ではないため職業もそれを考慮して選ぶのが良い。

賢者を極めて回復や補助の要にするのが妥当か。職業かぶりを防ぐために魔法戦士にして攻撃面を強化するのもいい。回復・攻撃・補助のどれを強化したいかでどの職業につかせるかを考えるのがよさそう。

またかっこよさが高い。そのためスーパースターを目指すという手もある。そーれハッスルハッスル。ただしもう一人の女性キャラであるバーバラもかっこよさが高いので、ベストドレッサーにどちらを出すかは割と好みな気がする。

ちなみにSFC版では混乱に完全耐性を持っている。彼女が正式に仲間になった直後のボス戦であるホラービーストはメダパニダンスを行うのだが、彼女は絶対に混乱しないのでめちゃくちゃに助かる。が、リメイク版では仲間たちの耐性がなくなったため混乱するようになってしまった。なぜ耐性をなくしてしまったのか。

 

その他の活躍

ドラクエモンスターズの主人公は幼少期のテリーである。そのためミレーユも同作に登場する。冒頭ワルぼうにさらわれる彼女は、マルタの国のモンスターマスターとなり、星降りの大会を怒涛の勢いで勝ちあがるのだ。

モンスターマスターといえばテリーだが、彼女も弟に負けず劣らずの才能の持ち主である。マスターとして急速すぎる成長を遂げたため、目が三つあるだの顔が五つあるだの、変な噂が立てられてしまった。

 

他作品での目立った活躍はこれくらいだろうか。弟のテリーは様々な外伝作品に登場しているが、姉はあまり出てこない。ヒーローズ3が出たらぜひ登場してほしい。

 

総評

色々謎だらけな6の序盤に置いて、彼女だけは様々なことを知っている。ストーリーでも戦闘でも頼りになるお姉さんだ。

しかし彼女の過去は明確には語られず、主人公とハッサンと一度離れ離れになってから再会するまでの間のことも何もわからない。

彼女の肩書は「なぞのじょせい」。謎に包まれた美女、それがミレーユである。だが彼女が大切な仲間であることには変わりない。

 

(文・やなぎアキ)

 

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