人と人とのつながりによって社会の様々なことが成り立っているので、ある程度社交性があった方が物事は円滑に進みます。
わかっちゃいるけど難しい時もあります。
なので社交性がめちゃくちゃに高い人というのはそれだけで尊敬します。
そういうわけで、今回はドラクエのキャラクターの中で社交性がめちゃくちゃに高そうなキャラクターは誰かを考えたいと思います。
めちゃくちゃってつくほどなので、生半可な社交性の高さではだめとします。
シルビア
正直一番最初に出てきましたよね、やっぱり。
人を笑顔にさせるために旅をしているシルビアですが、では人前で芸をする人はみんな社交性が高いかと言われるとそんなことはないと思います。でも彼女の社交性の高さはすごい！
サマディーにて初登場を果たしたシルビアは、ファーリス王子の魔物退治に勇者たちと共に同行します。
そしてその日の夜に彼女は勇者たちの旅の目的を聞き出します。
初対面の勇者パーティーにいきなり参加して、彼らの旅の目的をさらっと聞き出す手腕。さすがです。彼らの旅を、「ロマンチック」「面白そう」と評することである種警戒心を解いているようにも思えます。この人は悪い人じゃないんだろうなと懐に入り込んできますね。追加エピソードを見ても、この人はいい人だという接し方をしているからこそあれだけの人望を得られるんだなと思います。
誰からも好かれるその人柄と巧みな会話術。意外と潜入捜査とか向いてそうです。
トルネコ
やはり店頭に立って接客をしていた経験から来るのでしょうか。
4の3章での振る舞いがそう思わせます。
3章プレイ中はトルネコは喋らないのでどんな会話をしているかはわかりませんが、ボンモールやエンドールでも王族と面と向かって話したり頼みごとをされたりしており、一介の商人であるにもかかわらずその信用を勝ち取るには彼の社交性の高さゆえでしょう。
あとはヤンガスの不思議なダンジョンにて、ポッタルランドで普通に生活、しかも商売をしているところを見ると、たとえ相手が人間じゃなくてもそのコミュニティにずんずん入って行けるのだなという社交性の高さがうかがえます。伊達に世界一の武器屋ではない。
4のメンバーだと他にはマーニャも高いと思います。踊り子として各地を旅している彼女は、その土地その土地でファンのみならずそこの劇団にもきっと好かれているでしょう。そういった愛想の良さはぴか一でしょうね。ただカジノ狂な部分がどうしてもネックなので、相手に信頼されるというところまでいくのは大変そうです。
アイラ
社交性が高い、というとなんとなく明るい人をイメージしてしまいますが、必ず死もそうとは限りません。人と関係を築くことが容易であることも社交性の高さの一つでしょう。
誰とでも仲良くなれる！ということではなく、適切な関係を作る、という意味で社交性が相当高いのは個人的にはアイラではないかと思います。
放浪の民ですが、パーティーメンバーの中で一番常識人なんですよね。あんまり仲間会話では目立たないけど。
グランエスタードでのバーンズ王やリーサ姫との会話では、非常に丁寧な物腰が見て取れます。マリベルやガボは王族を前にしても自分の態度を変える気配をまったくもって見せませんが、アイラはちゃんと相手を見てそれ相応の対応をすることができます。メルビンはほら、「ござる」とか言っちゃうからさ、浮世離れしてるし……。
この、適切なふるまいをできるというのがアイラの強みだなと思います。
彼女の先祖であるキーファにもそういった面がありますが、彼の場合はきれいな女の人限定な気もするので何とも言えないですね。
他にもどんどんコミュニケーションをとっていくタイプのキャラクターはいます。ただ、大体が誰とでもフランクに仲良くなれるというキャラが多いかなと（アリーナとかバーバラとか）。社交性が高いというのは先のアイラでも書いたように、適切な関係を作るということだと思います。それ相応の相手を前にして、場にそぐう態度を取れる、その点を考えると、上の3名が当てはまるかなと。
社交性は本当にあると便利なので、上の3人を見習って日々頑張っていきたいところです。
（文・やなぎアキ）
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