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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ベラ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第二十九回目はベラ!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

SFC版、リメイク版の公式ガイドブックに載っているイラストでは様相が変わっており、さらにドラクエ10に登場した際も変わっている。

SFC版では元気のよさそうな茶目っ気のある顔立ちに、いかにも異種族っぽさがある服装をしている。妖精ともいえるし、小人のような印象も受ける。

リメイク版ではより小柄で細身で妖精らしい見た目に。顔立ちも特に目元の当たりが変わっており、ハキハキとした印象があったSFC版に比べると、より人間離れしたというか、いかにも人間にいたずらしますといった顔に。SFC版では少女のようだったが、こちらは性別不明な見た目だ。服装はかなり簡素になっており、自然と共に生きるからこその素朴さがある。

ドラクエ10、またその後のライバルズなどでの姿は、リメイク版の見た目からもう少し成長したのか、性別不明から少女の見た目になっている。服装も可愛らしいスカートを着ており、さらに背中にはちょうちょのような羽が生えている。正直言うとこのバージョンが一番妖精らしく見える。

 

 

性格

いたずらっ子な性格な気がするが、それはあくまでも自身が見えない人間に気づいてほしくて行っていたことなので、実際は違う。

妖精のため見た目よりもずっと年齢が高いのか、6歳の主人公に比べるとしっかりとした発言が多い。ポワン様に人間の戦士を見つけてくるよう命じられ、さらには同行するように言われるだけあって、妖精の村の中でも役職(?)が高いのかもしれない。またリメイク版の仲間会話によると、主人公に対して「子供ってどうやって育てたらいいの?」と言うなど、実際年齢は高いようだ。さらに、子供である主人公を頼りなげに思っていることを吐露したり、パパスを見ては本当ならこういう人に力を借りたかったと言ってのけるなど、思ったことはパッと言ってしまう性格のようだ。

 

 

ストーリー

世界に春を訪れさせる春風のフルート、それが盗まれてしまった妖精の村。ベラはフルートを取り返してくれる人間の戦士を探すためにサンタローズを訪れる。妖精は魔法は使えるが、戦う力はあまりないのだ。

しかし、妖精は人間、特に大人には見えない。あの手この手でなんとか気づいてもらおうとするが、いかんせん見えないんだから仕方ない。宿帳に事情を書けばいいのに、いたずら書きで終わらせてしまうベラにもちょっと問題はあるが。

そんな中、ようやく声をかけてくれたのは、何やら見慣れない子猫を連れた少年。こうなったらこの子でいいや!と妖精の国へと連れて行く。

そのまま少年に同行し、フルートを取り戻すべく一緒に戦い、無事フルートを取り返す。小さな戦士のおかげで、世界に春が訪れた。

しかしベラはまだ知らない。その少年がいずれは世界に平和を取り戻すことを。

 

能力

NPCキャラクターだが、SFC版では命令することも可能。また、レベルアップでの成長は一切しない。

幼年期のみのNPCのため、強さはそこまでではない。装備品も、かしのつえ・かわのたて・ヘアバンド・きぬのローブと、その当時の装備だとしてもやや物足りない。妖精には戦う力はないというので、仕方ないのだろう。HPも主人公とベビーパンサーに比べると低い。ただし、かしのつえ装備の割には、通常攻撃でそこそこのダメージを出せるので、戦力としては十分。

また、回復・攻撃・補助と多彩な呪文を使えるため、非常に頼りになる。MPもそれなりにあるので、命令できるSFC版であればガス欠になることもないだろう。素早さも十分あるため、ボス戦の回復はベラにまかせられる。

リメイク版では完全なNPCなので、命令は不可。よってMPの節約が難しい。ホイミに温存しておきたいのに、ギラやルカナンを使うなどの無駄が目立つ。使える呪文が多いのがあだとなってしまう。4のロレンスを思い出す。代わりに耐性面が優秀にはなっている。

 

SFC版とリメイク版で命令できるか否かの大きな違いがあるため、ベラってどっちだったっけ?と忘れがち。

 

その他の活躍

見た目の項で書いた通り、ドラクエ10にも登場する。季節を司る妖精らしく、季節に関するイベントの時に登場する。まさか5の設定がこのようなところに活きてくるとは。

 

また活躍とは違うが本編での話で、SFC版ではおつげを聞くと、ベラの分も次のレベルアップまでの経験値を聞くことができる。初プレイ時、レベル上がるんだ!と思い頑張ってその分の経験値を稼いだが当然レベルは上がらず、再びおつげを聞くととんでもない数値(11,111,111)を言われたのを覚えている。なぜかそれがとても恐怖だった。

 

総評

NPCとはいえ他種族の仲間というちょっと珍しいキャラクター。妖精というメルヘンチックな設定は、幼い少年の冒険にぴったりだ。

村の小さな洞窟に1人っきり、女の子とお化け退治、そして妖精と一緒に異世界で冒険。まさかこのあとにあんな悲劇が待ち構えているとは思わない……。

 

ところで青年期に再登場した際に全く姿が変わっていないわけだが、実際ベラは何歳で、どれくらい生きるのだろうか。妖精とは謎だらけである。

 

(文・やなぎアキ)

 

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