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【キャラクター】ドラクエに登場するエルフたち

ファンタジー作品に登場する今やメジャーな種族エルフ。

最近の話題だと、葬送のフリーレンという作品でエルフが主人公ですね。

自然と共に生き、長命で、はかなげで、尖った耳を持つものが一般的です。

今日のエルフのイメージを作り上げたものの一つに、トールキンの指輪物語があります。

 

ドラクエもファンタジーを描く世界。ではエルフは登場するのかというと、多くはありませんがいくつかの作品で登場します。

今回はそれらを紹介していきましょう。ナンバリング作品限定です。

 

 

エルフの隠れ里 ドラクエ3

 

ドラクエでエルフが初登場したのはドラクエ3。それまでのドラクエには登場しません。ちょっと意外かも?

ノアニールの近くに人の目から逃れるように住んでおり、そこにエルフの女王もいます。

女王の娘のアンが人間の男と駆け落ちをしてしまったがゆえか、人間をひどく毛嫌いしています。近隣のノアニールの住人を眠りの呪いにかけたのもエルフです。私自身エルフは高慢で人間嫌いというイメージを持っているのですが、それはこのノアニールのイベントによるものかもしれません。

アンが駆け落ちの際に持ち出した、エルフの宝であるゆめみるルビーを返してあげるとノアニールにかけられた呪いをといてくれます。

いや、駆け落ちで里を出て行ったのも、ルビーを持ち出したのも同じエルフのアンなのに、なぜ人間だけが悪いことになっているの?と思ってしまい、なんとなく好きになれないエルフです。

他にも、グラフィック的にエルフなのかな?というNPCが何人か登場します。

 

ロザリー他 ドラクエ4 


ドラクエ4は各所でエルフが登場します。

まずは2章のさえずりの塔で出てくるエルフ。最上階にあるさえずりの蜜を摘んでいるエルフの姉妹が登場します。アリーナたちが現れるとそそくさといなくなります。ドラクエ4でもエルフは人間が嫌いなようです。彼女たちは5章の天空城にも登場します。

また、世界樹の根本に小さな集落を築いているエルフもいます。森と共に暮らすエルフらしいです。また、この世界樹の根元には世界で唯一空を飛ぶことができる乗り物である気球でしか行けないので、やはり人間から隠れ住んでいるのでしょう。ただし彼女たちは特に人間を嫌っているというわけではなさそうです。

そしてドラクエ4のエルフとして欠かせない人物、ロザリーです。森に住むエルフには名前はない(リメイク版にて判明)とのことで、ロザリーという名前はピサロにつけられたものです。流す涙がルビーになる体質を持っているために、人間たちに付け狙われ

ひどい仕打ちを受けています。これを見れば、エルフが人間を毛嫌いする気持ちもわかります。ところでこの涙がルビーに変わる体質というのはロザリー特有のものなのでしょうか?

また、ゲーム上のグラフィックでは勇者の幼馴染シンシアもエルフに見えます。彼女が人間なのかエルフなのか、それは現在に至るまで明らかになっていません。

 

妖精の村? ドラクエ5


ドラクエ5には妖精の村や妖精の国、妖精の城が存在します。これは果たしてエルフなのでしょうか?

ベラは自己紹介の際にエルフと言っていますし、エルフは妖精の一種なのでそうなのかもしれませんが。正直ベラや、ポワンさまのことをエルフだと思っている人は少数派ではないかと思うのです。公式でも、妖精とエルフは別の種族と扱っているようです(25周年の際に発売された冒険の歴史書など)。大人には姿が見えない、というのもエルフらしからぬ特徴です。

それとは別で、5ではエルフのおまもり、エルフののみぐすりが初登場します。エルフという存在自体はどこかにいるのかもしれません。

 

御神木の少女 ドラクエ7


過去のクレージュの御神木は世界樹の若木であり、そのそばには少女が住んでいます。

主人公たちが訪れたタイミングでは、オルゴ・デミーラの配下によってクレージュの水は汚されていました。その影響により、少女は弱っていましたが、それを助けるために使ったアイテムがエルフのみずさしです。また、彼女は正体は御神木が世界樹になるまで、それを育て見守る役目を持った妖精です。

これらの情報から、彼女がエルフである可能性があります。彼女は、御神木に人間が近づかないようわざと怖い噂を流すなどをしていましたが、それは人間に恐怖心を抱いていたからでした。5の妖精に比べて、人間への忌避が現れている点からも、エルフに近いのではないかと思います。

 

ラジュ ドラクエ8


物語の終盤に訪れる、神鳥の魂がないといけない場所、三角谷。そこでは人間とモンスターとエルフが仲良く暮らしています。

が、そこにいるエルフはラジュ一人のみ。他には見当たりません。世界全てを回っても、エルフという存在はほかに見当たりません。まさか、他は皆息絶えた?

三角谷は、昔七賢者の一人であるクーパスによって命を救われたエルフとギガンテスが作った集落です。そのためか、ラジュも人間を忌避するようなことはありません。

5の妖精を除けば、人間を恐れず、それどころか快く接するエルフというのは初めてかもしれません。ただ、あまりエルフという設定を活かせていないなとも思います。暗黒大樹の葉をくれるだけですからね。

 

種族の一つ ドラクエ10


ドラクエ10は主人公が死に、別の種族に転生するところから話が始まります。

その時に選べる種族のうち一つがエルフです。

風の民として、森と共に生きる小さな羽を持った種族です。伝統と格式を重んじ、王都カミハルムイや風の町アズランは和風な雰囲気が漂います。

これまでのエルフとは扱いが違うため、隠れ住んでいたり他の種族を忌避したりするようなことはありません。

ただ、森と共に生きる点や、尖った耳を持つ点はエルフのイメージのままです。

オフラインでは、エルフのフウラが仲間になります。

 

 

以上がナンバリング作品に登場するエルフです。

ファンタジー世界では今や定番となった種族ですが、意外とドラクエでは出番が少ないです。エルフかどうか確定ではない5と7を除くと、全11作品中4作品にしか出ていません。あくまでもドラクエは人間と魔物の物語なんですね。

ファンタジーの他種族といえば他にはドワーフがいます。ドワーフについてもいずれ書きたいです。

 

(文・やなぎアキ)

 

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