ドラクエ5で一番母性溢れているのはサンチョ。
サンチョです。
対戦ありがとうございました。
今の時代、お母さんが料理をするというのは古い考えであり、やれるやつがやればいいしやれないのであれば何かで代替すればよいというのが法である。
だがしかし、ドラクエ5が発売された時代はそうではない。PS2版が発売されたときだって、時は2004年。まぁまだちょっとそこまではいってないかもくらいである。ちなみにPS2は発売から20年経ってしまったので、ある基準によってはすでにレトロゲームである。現実から目をそらさないように。
そしてドラクエ5にはお母さんの存在がある。
ビアンカ、もしくはフローラだ*1。しかし彼女たちは主人公と共に旅をする身。酒場に預けられない限りは、馬車とともに放浪する身であり、家事などはする必要がほとんどない。彼らが旅の途中何を食べているかは知らないが、宿屋に泊まるときは宿屋のご飯を食べるのだろう。
それよりもドラクエ5でご飯を作ってくれる存在といえばサンチョだろう。
主人公が幼かったころ、サンタローズで温かいご飯を毎日ふるまってくれたサンチョ。主人公が一人で洞窟探検に行って、傷だらけで帰ってきたときも温かいご飯を作ってくれていた。主人公が妖精の国で大冒険を繰り広げては気絶してしまったときも温かいご飯を食べさせてくれたサンチョ。
彼が一体どんな料理を作ってくれたかというのは、恐らくはシチューだろう。いつだって台所にはシチューがあった。ドラクエといえばシチューだ。カレーよりもシチューだ。サンタローズでベラが平らげてしまうのだってシチューだ。
きっとサンチョの作るシチューはうまいことであろう。
さぁ、対する天空の花嫁。フローラが直接主人公に料理をふるまう場面はないが、ビアンカにはある!
主人公が水のリングを探すため訪れた山奥の村で、二人は長い年月を経て再会を果たす。
積もる話もあるため、主人公はビアンカの家で一夜を明かすが、ビアンカは次の日の朝朝食を用意してくれていた。
シチュー!シチューだ!
これは、サンチョが最も得意としていたシチューではないか!なるほどやりおるなビアンカ。
ではPS2版のビアンカはどうであろうか?
パン!!!
パンオンリー!!!!
どうしたビアンカ!!!
あの頃主人公に自慢のシチューを食わせてくれたビアンカはどこに行ってしまったんだい!?
どうしてパンばかりなんだい!?
これはあれか?何年振りかにあった主人公に朝飯をふるまう際に、
何にしようかしら、朝はやっぱりパンかしら、どれくらい食べるのかしら、やっぱりたくさん食べるのかしら
とかちょっとてんぱって、朝からパン屋で大量購入してきたのかい!?
それともビアンカ宅にはいつもパンがいっぱいあるのかい!?
ダンカンさんと一緒にこの大量のパンをいつも食べているのかい!?
どうしてだいビアンカ……。口のなかがパサパサになってしまうよ……。
ちなみにサンチョが同じ食事出してきても大丈夫。サンチョの焼くパンは世界一うまいから。
(文・リモート侍)
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*1:デボラが出てくるのはDS版からなので割愛