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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ヘンリー

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第二十四回目はヘンリ―!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

幼少期のヘンリーはおかっぱ頭で、非常に生意気そうな顔をしている。SFC版の公式ガイドブックだとめちゃくちゃ小憎らしい顔で剣を構えている。リメイク版のイラストだとカエルをさかさまに持っているが、なんとなく小憎らしさは減っている。どちらにせよ王子らしく身なりのいい服を着ている。そばかすがあるところがまたいたずらっぽさを演出している。

青年期はSFC版イラストだとおかっぱのままだが、顔つきはだいぶ落ち着きのある大人になっている。リメイク版ではさらに髪が伸びており、凛々しい顔つきに。どちらも王族らしい服を着ているが、最初はドレイの服しか着てないんだよなぁ。

SFC版のグラフィックでは幼少期青年期共に髪が横はねしており、イラストとはだいぶ雰囲気が違う。これはヘンリーのデザインはフローラ同様鳥山明氏によって作られたものではないからである。ドラクエ5にて鳥山明氏にデザインされた人間のメインキャラクターは主人公・ビアンカ・パパスしかいないためグラフィックとの相違は仕方がない。

 

性格

幼少期の彼は、ひたすら生意気でいたずらっ子。自身が王子であるためか、態度は尊大で相手がパパスであってもそれを翻すことはない。主人公のことも勝手に子分にしてしまう始末。

が、これは恐らく家族から十分な愛情を注がれなかったためと思われる。王妃は弟にばかり構い、兵たちも自分を疎ましく思っている。それが故に加速する尊大なふるまい。誘拐され、自分は国にとって父にとっていらない子供なのだと達観してしまうのも無理はない。古代の遺跡から脱出する際には、パパスの心配をする(リメイク版仲間会話)など、心根は優しいことがわかる。

その後青年へと成長した彼は、その達観した性格を増長させ、刹那的になってしまった。しかし、自身の国がしたことを目の当たりにしその責任を感じるくらいには王族としての自覚が芽生えた。弟に再び会ったときは茶目っ気たっぷりに対応するなど、明るい性格はそのままだったようだ。

 

 

ストーリー

ラインハットの第一王子ヘンリーはいたずらの毎日を過ごしていた。しかし、その後起きる事件は、彼の人生を大きく変えてしまう。

突如さらわれてしまうヘンリー王子。しかしほどなくして自身の護衛として雇われたパパスと、その息子が助けに来てくれる。ふてくされる王子をパパスは一喝し、そこではたと目が覚める。しかし、彼はそのまま無事ラインハットに戻ることはできなかった。

10年ほどの奴隷生活。そこからの脱出。

そして耳にするラインハットの悪政、目の当たりにするラインハットの所業。

もう一度国に戻り、なんとかしなければならない。それこそが自身の役目ではないか。

過酷な運命に終止符を打つため、かつてのいたずら王子は成長を強いられる。

 

 

性能

そこそこのステータスで、物理攻撃も魔法もいけるタイプ。加入から離脱までの期間があまり長くないため覚える呪文は多くないが、十分に役に立つ。

モンスターを仲間にできるようになった直後なので、スライムやブラウニーなどを育てるまでの間非常に頼りになる。また、町などの施設に入ると強制的にパーティーに入るため、彼を連れて行かないダンジョンは神の塔くらいになる。それもあって、彼には優先的に装備品などを揃えてやりたいところ。モンスターのみで戦うという縛りプレイをしていると、このパーティー強制加入がかなり厄介。

マヌーサやメダパニなどの補助呪文を覚えることができ、攻撃呪文ではイオが優秀。回復呪文は一切使えないが、それゆえにMPを気にせずガンガン使うことができる。

もしも離脱しなければ、最終的には魔法戦士の役割を担っていたかもしれない。

が、魔法使いは女の子がいるし、戦士としてはモンスターがいるし、回復が使えないから男の子の方が優秀だし、スタメンにはなっていないだろう。

 

大神殿でのムチおとことの戦闘では、リメイク版に限り一緒に戦ってくれる。既にメラを覚えているので、とっても有利。しかもなぜかブロンズナイフを装備している。彼の性格上、どこかで上手いことくすねて隠し持っていたのだろう。

 

その他の活躍

これといって他作品での活躍というのは特にない。ん~~~、本当に特にない。

 

映画では一人称が「余」という謎のキャラ付けがされてしまったが、出番があるだけいいか。いいのか?

 

総評

王子として生まれたのに、家族からの愛を感じられず王妃の命令でさらわれ奴隷生活を強いられる。が、彼の隣にいるのもまた王子。互いにそのことは知らないが、そうでなくとも彼らは強い絆で結ばれた。

ドレイであった過去は決していい思い出ではないだろうが、それがあったからこそ唯一無二の親友が出来、今では温かい家庭を築けている。人生とは何があるかわからないものである。

 

(文・やなぎアキ)

 

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