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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ホフマン

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第十五回目はホフマン!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

FC版でのグラフィックは船乗りと同じだ。そのためFC版公式ガイドブックのホフマンはセーラー服を着た金髪の巻き毛の少年のイラストになっている。頭身が小さくてけっこうかわいい。

リメイク版ではセーラー服ではなくなっている。さらに固有のグラフィックが与えられた。金髪であることには変わりないが巻き毛ではなくなってしまった。にっこり笑顔が印象的だが、ずっと見ているとちょっと不安になってくる笑顔。

とても親友に裏切られて自暴自棄になっているやつが出せる笑顔とは思えないが、これほどまでに快活だった青年が自暴自棄になってしまうほど裏切りがショックだったのだろう、というのが分かる。

白のズボン、白のシャツ、その上から紫の服を着て、ブーツを履いているこの服装は、色こそ違うものの男勇者とちょっと似ている。あの世界ではわりと一般的なファッションなのだろうか。

 

性格

出会ったときは陰鬱としており、こちらが何を話そうが聞く耳持たない感じでけっこう嫌な印象を与えてくる。なんか悲劇のヒーローぶってる感じ。いや、そりゃ親友に裏切られれば仕方のないことなんだけど、ちょっとは話聞いてくれよと思わなくもない。多分思い込みが激しい性格。裏切ってきた親友というのも本当に親友なのか疑わしい。うそ、ごめん、言いすぎた。

しかし実際は快活で、それこそ人を疑うことを知らないような純粋な性格。

さらに行動力もあり、即日で主人公についていったりミントスのヒルタンに弟子入りしたりする。快活である。

出会ったころは「俺」という一人称だが、仲間になると「私」になる。そういえば最初に不躾な態度取っちゃったなぁ、かしこまっとこ、と仲間になってから思ったのだろうか。

 

 

ストーリー

ホフマンは砂漠の宿屋の一人息子。親友と一緒に東の洞窟に行ったところ、飼っている馬のパトリシアがなんと血まみれのホフマンだけを乗せて帰ってきた。

こうして、あの元気だったホフマンは口を閉ざしてしまった。

彼らが行った洞窟は裏切りの洞窟と呼ばれており、ホフマンは一番の親友と思っていた友人に裏切られてしまったというのだ。

勇者たちが砂漠越えをするために馬車が必要だと頼み込んだときも、聞く耳持たない。そもそも、身元も分からない旅人から、飼っている馬を貸してくれよ~と言われても大抵は無理だと思うが。

勇者たちが裏切りの洞窟の真相を知り信じる心を持ってきた際には、自らの誤解を知りパトリシアを無事貸してくれた。あとそのまま勢いで仲間になる。

が、こいつはNPCなので導かれし者ではない。DS版ではミネアがそれをいきなり暴露してくる。こいつは求めている人材じゃない、と突き付けているみたいで普通にかわいそう。

 

その後はミントスでヒルタンに弟子入りするためパーティーから離脱する。パトリシアと馬車はそのまま譲渡してくれる。いいやつ。

 

性能

宿屋の息子とはいえ、洞窟に挑むだけあってけっこう戦える。宿屋の娘*1も戦えるから当然か。

そこそこ耐久力があり、そこそこ攻撃力もある。この時点でのパーティーは、勇者・ミネア・マーニャなので、物理攻撃一辺倒のホフマンがいるのはけっこうありがたい。

ちょっと戦力として物足りないな~と思う頃にはトルネコが仲間になり、ホフマン自身も離脱するのでいいレベルになっていると思う。

特に特殊な行動もない分こちらで何か気を遣う必要もないのがいい。

ちなみにリメイク版だと会心の一撃が出やすいらしい。あんまり実感したことはない。今度プレイするときはもっと注目してみようと思う。

 

 

その他の活躍

リメイク版では離脱後、ミントスの宿屋で修業を積んだのちに、以前は砂漠のバザーがあった場所で移民の町を作っている。

宿屋の息子でしかなかった青年が町を作るという偉業を成し遂げるとは恐れ入る。

ドラクエ7の移民の町が好評だったのだろうか。その際にダイアラック跡地の老人の役割を果たせる既存のキャラはいないか、ということでホフマンが抜擢されたわけだ。

よかったねホフマン。

 

 

総評

馬車というその後のドラクエでも頻繁に登場する乗り物を譲ってくれる、けっこうな重要人物であるホフマン。

実際に加入してる時期は長くはないが、十分印象に残ってくれる。

ちなみに裏切りの洞窟で裏切ってきた親友については、死んだかと思われたが、PS版では移民の町にやってくることもある。ちゃんと仲直りできるのでよかったよかった。

 

(文・やなぎアキ)

 

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*1:ビアンカ