どうも。
ドラクエ8の思い出と言えば初めての3Dマップに迷いに迷って幾度もの月日を超えた皆さん。
私もなのでご安心を。
初めてのダンジョン滝の洞窟では、そもそも洞窟が見つけられずにようやく見つけたときにはリレミトを既に覚えていた。
しかし、わかってしまえば至極簡単。
なんならトラペッタを出て見回せば、すぐに滝が見える。道沿いに走ればたとえランダムエンカウントのPS2版だとしてもまぁレベル3くらいでたどり着く。
ドラクエの最初のダンジョンの推奨レベルも大体レベル3くらいだし、妥当だ。
と思ったら大間違い。
公式ガイドブックの推奨レベル(到達レベル)は5。
洞窟の中に出てくるのはトラペッタ周辺の夜のモンスター(+スキッパー)と、サクサクと洞窟に来てしまうとけっこう苦戦してしまう敵ばかり。特にスキッパーはその時点ではHPが高く、何回か攻撃しないと倒しきれないのが辛い。特に私のように最初は大して装備品をそろえないものにはなかなかきつい。道中に銅の剣があるのが救いか。
しかも最奥にはボスが控えているため、序盤の少ないMPや薬草を道中でバンバン使うわけにはいかないのだ。リメイクだとレベルアップ時に全回復する。当時は「ぬるい仕様になったなぁ!」と思ったが、この洞窟ではその仕様が恋しくて仕方なかった。
そしてこの洞窟の辛さは構造にある。
広い。
なんかやたら広い。
階層は3階層しかなく、道の分岐も少なく地図もあるため迷うことは皆無といってもいいのだが、とにかく広い。
先に進むための階段はとっくに見えているのに、進めども進めどもそこにたどり着かない。そしてかさむエンカウント。11Sやヒーローズ2やビルダーズ2のようなダッシュ機能が欲しくなる。初めてプレイしたときはそんなこと思わなかったのに、もっと便利なゲームをプレイしたことによって不便さに気づいてしまった。走っているのに遅く感じる足。
地図があるからなおさら気になる。迷っているわけでもないのに先に進めないジレンマ。ギミックがあるわけでもなく、ただ広いだけ。
1階層目も2階層目も何かあるわけでもない広場が存在するため、なおのこと思う。これがリメイクのようにシンボルエンカウントであればそこまで気にならないが、ランダムエンカウントだとなかなかイライラさせられる。ようやくたどり着きそうな階段を前に、エンカウントしないでくれ!と祈りまくる。
最下層は一気に雰囲気が変わり音楽すらも変わっており、「お、ここが目的地か。もしかしたらボスが出てくるかもしれないな」と明らかにわかるようになっている。大したダンジョンではないけど、ようやくたどり着いたか、と。
が、その肝心の水晶の場所までがこれまた長い。一本道なのだが長い。
そして許せないのが、ここでもまだエンカウントすることである。
バカなの?
長すぎるので、どう頑張っても1~2回はエンカウントする。
バカなの?
雰囲気が変わったからボスがいるかもしれない!念のため回復しておくか、と準備した後にエンカウントする雑魚戦ほどむかつくものはないんだよ!
こうしてようやく戦う初ボス。主人公の特異性を説明するためか、初ボスのくせに1ターン休みの呪いを使ってくる曲者。しかも攻撃力も高い。
ここに来るまでにMPを使い薬草も使ってしまっていると厳しい戦いを強いられる。最初のダンジョンにしては結構難度が高いと思う。
やっと倒したと思っても、MPを使い果たすなどしてリレミトを使えない状態だと、あの長い道のりを徒歩で戻らなければならない。そこはもう自動で帰せ。
結局、初プレイ時にさんざん迷ってレベルが上がりまくって挑んだことは間違いではなかったと今は思うようになった。
ところで、知らなかったんだけど、滝の洞窟ってレベル5もあればすべての戦闘逃げられるんだってね!
たしかにやたら逃げられるなぁって思っていたんだよ。周回してるときに、このゲームやたら逃げられるなぁって。
広くてかつランダムエンカウントだからこそ、そういう配慮がされているのかもしれない。
でもだからといってレベル5でザバンに挑むのも危ないので、結局戦った方がいい。
(文・やなぎアキ)
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