普段はバーン様~~!!とばかり言っていますが、普通に他のキャラも好きなわけです。
ヒムもハドラーもバランも好きなわけです。
そのあたりは当時の感想でもその後の記事でも書き散らしていたのですが、そういえばラーハルトのことを書いていなかったなと気づきました。
なのでラーハルトのことを書き散らかしていこうと思います。
竜騎衆の一人、陸戦騎ラーハルト
ご存知ラーハルトは、竜騎将バランの直属の部下竜騎衆の内の一人です。
バランの部下なので、大魔王バーンとは直接的に関係がない、つまり雇用関係にはないと言えますね。あくまでも自身が仕えているのは竜の騎士バランである!というわけです。
もうこの関係性だけで最高~~~!!
私設兵っていいですよね!
さらにラーハルトの強さは、恐らく竜騎衆の中でも最強!あのヒュンケルが苦戦を強いられたほどです!圧倒的スピードで相手を翻弄し、確実な一撃で仕留める!竜騎衆の他の二人を諫める場面もあり、恐らくは一番年若いはずなのにその立場にいられることに強さを感じます。そして自分より強いものには敬意を払うところも見られます。義理堅い敵が多いダイ大ですが、彼もまたその一角を担っているんですね。
決め台詞は、「うけろ!陸戦騎最強の一撃を!」です。ハーケンディストール、まじかっこいい。
バランの唯一の理解者
竜騎衆はバランが信頼を置いている部下たちですが、その中でもラーハルトへの信頼は別格です。
バランがソアラとの悲しい過去を唯一打ち明けた相手がラーハルトです。
バランにとって悲しみと憎しみしかない記憶、それを誰かに話そうとはなかなか思わないでしょう。しかしラーハルトはきいたのです。
それはラーハルトの過去にも関係があります。ラーハルトもまた、人間たちのせいで家族を失い一人ぼっちになってしまっていたのでした。だからこそバランはラーハルトのことを息子のように愛し、自身のありのままを打ち明けたのです。そしてラーハルトはそれを受け止めました。ただ人間を憎むだけではなく、バランの気持ちに真に寄り添ええるのはラーハルトだけだったでしょう。
血のつながりこそありませんが、ダイ大に登場する親子の中でもかなり重要なポジションを占めていると思います。
熱い忠誠心
バラン直属の部下であり、私的にも信頼を寄せられているラーハルト。
当然バランには絶対の忠誠を誓っています。バランはバーンの配下だったので、当然ラーハルトもそれに従い人間たちに敵対していました。
しかし、それはあくまでバランがそうしていたから。バランがしたいことが変わったのであれば、それに付き従うのがラーハルトです。それほどまでにラーハルトの忠誠心は強いです。
ラーハルトは一度死にますが、バランの竜の騎士の血により生き返ります。
そのときにバランから、息子ディーノを自分だと思って助けてやってくれと頼まれたのでした。そしてその遺言通り、ラーハルトは次なる主人にダイを選んだのです。
ラーハルト自身も人間を憎んでいるというのに、それでもバランの言うことに従ったのです。しかし!これはあくまでもラーハルト自身がそれを選んだということが大事です!命令されたからではありません。ラーハルト自身が、バランの息子ダイの力になろうと決めたのです!
これは彼のバランへの忠誠心が本物であり誰よりも深いからこそだと思います。父として慕うバランがそういうのであれば、その意向に自分も沿いたいと心から思ったのでしょう。これが本当の忠誠心です。熱い。
あとどうでもいいんですけど、「ラーハルトは一度死にますが、」が我ながら唐突すぎてちょっと面白かったです。
友情にも熱い
ダイの大冒険の最後では、それぞれのその後が描かれています。ダイがいなくなった地上で過ごす人々。ダイを探すもの、ようやく結ばれたもの、忙しく日常を過ごすもの。
ラーハルトはというと、ヒュンケルとともに旅をしているようでした。
ヒュンケルとラーハルトはかつては命を奪い合った中ですが、戦いの中で生まれたまさしく友情の絆で結ばれます。あまりの傷に終盤戦えなくなったヒュンケルの代わりに、ラーハルトが参戦するのは熱かったですね。
なのでその後のヒュンケルの旅にラーハルトが一緒にいるのは、当然なんですけど最高なんですよ。最高なんですよ。
ラーハルトはバラン及びダイに付き従う姿が多かったですが、最後の最後で友情という新しい感情で選んだ仲間ができたわけですね。当然バランに仕えていたときだって幸せだったと思うのですが、ヒュンケルとの旅を通じて今までとはまた違う幸せを感じることになるんじゃないかなと思います。
ちなみにヒュンケルとラーハルトの旅にはエイミさんもこっそりついていっているようですが、エイミさんが姿を見せたときラーハルトはどうするんでしょうね。ヒュンケルとエイミの恋愛模様に、ラーハルトがどのように関わっていくのかはめちゃくちゃに興味があります。意外と気を配ったりするのかな。
その後、もしかしたらあったかもしれない魔界編ではダイの竜騎衆として活躍する予定だったそうです。ぜひそれも見たかった……。
クールに見せて内に秘めた思いが熱すぎる男ラーハルト……。
こうやって改めて書くと、より好きになりますね。
最終決戦後ちゃんと目が回復してよかったです。
(文・やなぎアキ)
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