前回までのあらすじ
光の教団のアジトを探していたモガマルたち。
そしてとうとうそれっぽいところに来た!
教祖の右腕を名乗るラマダを倒して、光の教団をぶっつぶせ!
前回
第四十五話 教祖はもうすぐそこだ!
いかにも強そうなやつだが、モガマルの敵ではない!
とっととこのラマダってやつをぶっ倒すぞ!
瞬殺!オレがぶっ倒すぞと言った時にはすでにぶっ倒れていた……!
さすがモガマル。魔物退治のプロフェッショナルだぜ……。
はぁ~ん?こいつ、モガマルの強さをその身で受けておきながらまだそんなことを言うのか?敵うに決まっているだろうが!むしろ圧倒だわ!
いや、もしかして、本当にそのイブールってのは強いのか?ゾーマよりも強いのか?そんなまさかな。モガマルだぞ!天下無敵だぞ!
最後まで教祖をあがめるとは、見上げた根性だぜ。
でもすぐさまお前のもとにそのイブールってやつを送ってやるぜェ!
見ろ!戦闘の後だというのにモガマルはこんなに冷静だ!
ラマダなんて前座にも値しないんだよぉ!
……むしろオレの方が興奮しすぎているな。落ち着かねぇとな。クールになれ、スラッピよ。ふぅ。
おっとデボラさまは俄然ヒートアップしていたようだぁ!
それならオレもアゲていくぜェ!
今までの命令の中で、一番血沸き肉躍るぜェ!
おお!さっきまで冷静だったモガマルも鼓舞されている!そうだよな!大ボスを前にはクールでいるよりも闘志を燃やした方がいいぜ!
デボラさまはオレたちをやる気にさせるのがうまい!ついてきてもらって正解だったようだな!いや違う、オレたちがデボラさまについていっているのか……?
まぁいい、行くぜ!
な、なんだ?勢いに水をさすんじゃねぇじじい!
じじいの言った言葉だぁ?そんなこと覚えてなんていないぜ!
ア……そんなこと言っていたなたしかに。さすがモガマル、冷静に思い出してくれるぜ。
誘導されている、ワナだってことだよな。たしかにこの地図はやつらの経典だったわけだもんな。
モ、モガマル……!やだ、かっこいい……!
そうだよな、ワナだったとしても関係ない!さらわれた人がいるという紛れもない事実があるんだ!行くしかないんだ!
なんだなんだ、急に改まって。
そうだな。でも今までの敵だって未知数だったけど勝ってきたさ!モガマルは油断なんてしないし、オレはモガマルのことを信じているぜ!
じじい……!なんだ、いつにも増して優しい顔しやがって……!デボラさまのこと、本当に大事にしているんだな。
でも任せておけよ!デボラさまにはオレたちがついているぜ!絶対にけがをさせたりなんてさせるもんか!
デ、デボラさま!
これは、完全にオレたちのことを信頼してくれているということですね……!オレ、感激です!
絶対に守ります!オレの命に代えても守ります!
ありがとうございます!
よーし気合が入った!行くぜモガマル!
次回予告
教祖の右腕を倒し、いよいよ教祖本人が目前のモガマルたち。
さらわれた人を助けるため、未知な戦いに挑む!
次回、「教祖イブール登場だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
関連記事