前回までのあらすじ
教団の情報が記されている地図を手に入れたモガマルたちがだ、まだまだ教団の行方はつかめない!
どうやら地図に記された場所全てをしらみつぶしに探す必要があるようだ!根気強く頑張れ!
前回
第四十話 怪しいおばさん現るぞ!
いかにも怪しい場所だったからここが怪しいと思ったんだがなぁ。
でも仕方ないな、次の場所に行くとするかモガマル!
いや!待て!何か音がするぞ!
モガマル!大変だ!何か足音が聞こえる!誰かが近づいてくるぞ!油断するな!
敵かどうかは分からない!でもこの足音の感じ、恐らくはモンスターじゃなくて人間だな。歩幅の感じからして女性のような気がする。そしてこの地面の揺れ方、まぁまぁ太っている人だと思われる……。これが名探偵スラッピの洞察力だ!
あたり~~~~~~!!
って、こんなところになんで人間がいるんだ!
さすがのモガマルもびっくりしているぞ!
それに確かに弱弱しい。まるで何かから逃げているようだ……。本当に敵じゃないのかは怪しいところだが、これだけ弱っているおばさんなら何があろうと負けることはないだろうしな!
キリキリ吐きやがれい!嘘なんかつきやがったら容赦しないからなおばさん!わかってんだろうなぁ!一体どうなんだ!
ええ~~~!!
ひ、光の教団から!?こ、ここに来てようやく有力な情報じゃないか!?おばさん、疑って悪かった!その息切れの仕方からして、これは絶対に嘘じゃない!名探偵スラッピが断言する!
ここまで来るのが本当に長かったからな……。こんな直接的な情報が出てきたらそりゃモガマルもびっくりするんだよな……。
イ、イケニエ!?
光の教団ってのはさらった人々をイケニエにしているのか!?というか、今更だけど教団って名乗っているのに人を無理やりさらっているのってまずくないか!?教団ってそういうものだったっけ!?う~む。ブルリア星の人は賢いから、そういう強硬手段に出ないと信者を募れなかったのかもしれないな。
そうだそうだ!
大体イケニエなんてして何をする気なんだ!何かを召喚するのか!?
くそぉ、やっぱりそうだったのか。でも人間をイケニエにしたら支配する人間がいなくなってしまうと思うんだが。光の教団はバカなのか?そうなのか?
まぁもともと邪悪な気配がするって思っていたし、それくらいが妥当だよな……。
でもイケニエっていうのは思ったよりもまずいなぁ。なにをどうイケニエっているのかが気になる……いややっぱり怖いからいい。
そうだ!おばさん!教えてくれ!
デボラさまはいつもはすごく厳しいけど、こうやって人々を救うために必死なんだ!そういう優しいお方なんだ!
だからおばさん!教えてくれ!
次回予告
光の教団から唯一逃げ出してきたおばさんからの情報をもとに、光の教団に迫るモガマルたち。
今度こそアジトを突き止めることができるのか!?
次回、「追うぞ!光の教団を!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
関連記事