前回までのあらすじ
光の教団の手がかりである地図を手に入れたモガマルたちは、地図に書かれた印の場所に行く。
そこでまた不思議な笛の音を聞いた彼らは、その先でキラーパンサーを仲間にしたのだった。
前回
第三十九話 光の教団を追い詰めるぞ!
いや~、オレにもこんな強そうな子分ができるとはなぁ。
よし、お前の名前はボロンゴだ!どうだ!これはビアンカっていう子が考えてくれたありがた~い名前だぞ!ほら、気に入ったか!わっはっは!
ハッ!たしかに!そうだ、オレたちは光の教団がいると思ってやってきたんだよ!
おかしいなぁ、たしかに地図のここに印がついていたんだけどなぁ。
もう一回地図を確認してみようか、モガマル。
うわ!本当だぜ!ここだけじゃなくたくさん印がついてるじゃないか!むしろなんで気づかなかったんだ、ってくらい印がついているじゃないか!何で誰も気づかなかったんだよ!
め、めんどくせ~~~~。ブルリア星を熟知したオレたちでもこれはちょっとめんどくさいぞ……。なんでこんなに印がついているんだよ。そもそもこの印がなんなのかもわからないっちゃわからないんだよな~。
ああ~、そうだな~。ブルリア星を守るためだもんな!そう言われちゃあ断れねぇよ!よし、いっちょやったろやないか!
なぁモガマル!
その意気だモガマル!でも「仕方ない」なんて言うってことは、モガマルもめんどくさいんだな……同じ心境でちょっと安心したよ。
よーし、ブルリア星のことなら任せろ!行くぜ!!
なんだかんだやる気さえ見せればあっという間にたどり着くんだよな。さぁさぁ、ここに光の教団の教祖がいるのか!?いてくれよ!?もうどんだけ長い間探していると思っているんだ!
なにーーー!モガマル、お前も邪悪な気配を簡単に察知できるようになったのか!それならもうじじいはお役御免じゃないか!
というか、邪悪な気配がわからないのってもしかしてもうオレだけなのか!?くそー、笛の音だったら聞こえるんだけどな……。
なんだってーーー!!早すぎる!でも早い方が助かる!いい加減光の教団を倒したいんだーー!今度こそ当たりであってくれ!
うわ!かつてないほどそれっぽい敵が現れたぞ!こいつか!こいつじゃないか!教祖!いやでも待てよ、なんとなくだけどこいつのレベルって多分35くらいだよな。なんとなくそんな気がするんだよな。ブルリア星を脅威に陥れるやつがレベル35程度なわけがない気がするんだよなぁ。
でもまぁ倒すか!あっという間に倒してやるか!
あれぇ~?それっぽい感じがしたんだけどなぁ。また外れだったか。
でもまぁしょうがないな!こればっかりはな!
ほら、モガマルもいつになく前向きだぜ!印をかたっぱしからたどっていけばいいという道しるべがあるから、もう迷うことはないもんな!
よーし、次ことはきっと、光の教団にぶち当たる気がするぜ!
次回予告
いつになっても光の教団を見つけられないモガマルたち。
そこに転機が!
印をたどった先で出会ったものは!
次回、「怪しいおばさん現るぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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