前回までのあらすじ
二人目の美女はデボラの妹だった!
彼女もまた光の教団を追っているため協力することになったモガマルたち。
しかし、依然手がかりはつかめない……。
前回
第二十八話 フローラとも一時お別れだぞ!
とりあえず怪しそうなモンスターは一掃したぞ!(モガマルが)
フローラは褒めてくれるし、気持ちがいいな!
でも……
そう、どいつもこいつもただのモンスター。その辺を闊歩しているだけのモンスター。
ないんだよな~、手がかり!一向に光の教団の手がかりがつかめない!サンチョと旅をしていたときはもうちょっとサクサクいったんだけどなぁ。隠密しているのかあいつら。
フローラの誤解ってこともなぁ、考えづらいが、でもぶっちゃけフローラがどれだけ感知する能力に長けているかはわからない。じじいの美女感知能力は信頼と実績があるけれども。
ああ~!そんな謝るなよ!デボラさまだったら絶対謝らないぞ!ちゃんと探せていないオレたちのせいにするまであるぞ!
本当にこの姉妹似ていないなぁ。同じ釜の飯を食べててこうまで違ってくるのか?いや、この二人が釜の飯を食べているところを想像できないが……。
そうだそうだ、謝る必要なんてない!協力していこうぜ!
そして美しいのは完全同意だ!謝らないデボラさまも美しかったがな!
いや、言ってない言ってない。何急にこの人。言ってないよそんなこと。
でもたしかに、デボラさまのとき同様いっそ手分けして探した方が効率がいい気がするな。
でも一人で大丈夫なのか?大丈夫か、デボラさまの妹だもんな。
いやぁはっはっは、当然ですよ。モガマルは誰にだって優しく手を差し伸べますから。ともに光の教団を倒しましょう!
しゃしゃるなじじい!本から飛び出てくるだけのくせに!いつも戦うのはモガマルなんだぞ!
むしろモガマルが孫であることをじじいも感謝するんだな!
え、フローラ、塩対応すぎない?さ、さすがにそれはじじいがかわいそうだよ。
「はい」て。「はい」は悲しいよ。社交辞令じゃないか。
でもいいか、じじいだし。
そうだな!手がかりがつかめたら、フローラにもデボラさまにも連絡するからな!
……どうやって連絡を取り合うかは不明だけど。
行っちゃったなぁ。もう少し一緒に旅をしたかったんだけど。
まぁ仕方ない、光の教団を引き続き探すぞ!
「彼女は心までも美しかった」って、その言い方じゃまるでデボラさまの心は美しくなかったみたいじゃないか。うん、いや、まぁ、うん。
って、どうしたじじい!?
このじじいのうろたえた様子。何かを感知したのか?
ま、まさか…………
美女!?
次回予告
フローラとわかれ行動するモガマルたち。
そこに現れたのは、そうもちろん美女であった!
次回、「最後の美女登場だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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