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【ネタバレなし】まるでゲームの世界に入り込んだよう!映画ドラクエは大迫力の作品だった!

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大人気RPG「ドラゴンクエスト5」を原作とした、映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。

大作が揃った2019年夏映画でも注目を集める本作を、早速観てきました!

そこには、まるでゲームかと思うような世界が広がっていました。

今回はそんな映画ドラクエを、ネタバレなしでオススメしていきたいと思います!

 

 

 

グラフィックがすごい!!!

予告編でも再三感じてはいたものの、大画面で見ると改めて思います。

この映画のグラフィックは、本当にすごい!

フル3DCGというのは、ここまで進化していたのか……

古い映画も大好きですが、技術の進歩というのは素晴らしいものですね! 

 

キャラクターの造形がすごい

まず、キャラクターがどれもすごく作り込まれているんです!

子供時代と大人時代……

嬉しい表情や悩む表情……

瞳の輝きや泥の汚れ……

全身のダイナミックな動きから指先の細かな動きまで……

 

すべてが「リアル」なんです!

そこに「いる」んです!

リュカが!パパスが!サンチョが!

フローラが!ビアンカが!デボラはいない!

そこに彼ら、彼女らの世界はありました。

 

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モンスターもリアル

モンスターって、人間と違って実際には存在しないですよね?

でも、スクリーンの向こう側に、たしかにいました!

ゴーレムの手触りが、こちらまで伝わってくるほどのリアルさ。

キラーマシンのメカっぽさ、ブオーンの毛皮の感じ……もしかして、ドラクエ世界に入ったことがある人たちが作った……?

 

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さらには、サイクロプスの躍動感や、オークたちの「のそのそ」とした動きも、まさにイメージとぴったりです!

 

呪文やエフェクトがすごい

主人公が放つバギ・バギクロスが巻き起こす風が、やはり超リアル!

これは大呪文だ……

私だったら一撃でやられる……

 

続けて繰り出されるビアンカのメラゾーマや、ゲマのよくわかんない超能力(?)に、目は釘付けに!

いわゆる「剣と魔法」のアクションとして、完成度が本当に高いと感じました。

そして予告編にもあった「あのシーン」も……まさに質感が伝わってくる、素晴らしい映像美。つらかったですけどね。

 

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作り込まれた世界観と風景に感動

こんな言い方失礼かもしれませんが……

「え?ここどこ?私はだれ?今、ディズニーランドにいるんだっけ?」

となるようなワクワクする建物・景色がたくさん登場します!

 

特に個人的には飲み屋の内装が素晴らしかった!小物まで作り込まれているので、あのシーンだけでも何度も楽しめそうです。

なんというか……そう、ロードオブザリングみたいなんです!(ディズニーランドはどこへ?)

何より、一つの場所をこんなにもしっかりと作り込んでいるのに、ポンポンと新しい場所・場面を見せてくれるのが感激するんですよね。

暑い地域に寒い地域……

険しい景色に朗らかな景色……

主人公たちの動きが素晴らしいのでそちらに目がいってしまいがちですが、ぜひその背景にある「リアルな世界」にも注目していただきたいです!

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サービス精神がすごい!!!

これだけファンの多い「ドラクエ」という題材を扱うだけに、旧来のファンへの配慮は欠かせないポイントになるかと思います。

しかし!

製作陣の「サービス精神」が、映画内で炸裂しているんです!

 

懐かしいゲーム音楽の数々

ドラクエと言えば、すぎやまこういちさんの素晴らしい音楽も大切な魅力のひとつ。

その音楽をこれでもかというほど聴かせてくれるのが、この「ユア・ストーリー」なんです。

むしろずっとドラクエの音楽なんじゃないの!?というほどに、流れてくる「ドラクエ音楽」「ドラクエ音楽」「ドラクエ音楽」!

効果音までドラクエのものを沢山盛り込んでくれた点に、こだわりを感じます! 

東京都交響楽団のみなさまが奏でる美しい音色にもご注目ください。

 

モンスターの種類と数に圧倒される!

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キャラ造形がすばらしいだけに、作成コストはきっと、一つ一つが相当なものに及ぶはず。

モンスターを何種類も出すのって現実問題厳しいんじゃ……なんて思っていたのも束の間!

出てくる出てくる!モンスターの大軍!

ケチケチせずに盛り込めるだけ盛り込んでくれるのが、ファンの心をくすぐります。

出てきたモンスターを友達と列挙していくだけでも、ちょっと楽しくなってしまうかもしれませんね。

 

飛び出す名言・名シーンの数々!

ドラクエ5といえば名言・名シーンの多さが魅力。

皆さんの好きなシーンはどこでしょうか?

私が一番好きなあのシーンはバッチリ再現してくれていました。本当にありがとう。涙がとまりませんでした。やはり大スクリーンで観られるというのは良いものですね。

さて、皆さんの好きなシーンは再現されているでしょうか?

 

それにしても、クリアからこれほど時間が経ってから、このシーンをスクリーンで見られるとは……そしてもう一度泣けるとは……感謝がとまりませんね!!!

 

原作ファンだからこそ、たまらないオープニング

これは、劇場で確かめていただけたら、と。

開始数分で、心がドラクエ世界へと誘われます…… 

このオープニングで「ああ、ドラクエを映画で観られるんだな」と思えました。

 

声優陣が素晴らしい!!!

キャラクターに魂を吹き込む声優陣に、いわゆるプロフェッショナルな「声優」さんではなく、著名な俳優・女優ばかりが起用されたことで議論を呼んだ本作ですが……個人的には非常に善戦していたと思いました!

その中でも、特にお上手だと感じた方々をご紹介していきます。

 

佐藤健さん

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主人公のさっぱりした感じ、幼さも残しつつ次第に成長していく様子……

考えただけでも難しい役ですよね!?

それを、こんなにもうまく演じられるものなのですね……! 

まさに主人公「リュカ」をリアルなキャラクターにしてくれたのは、佐藤健さんの声だったと思います。

不自然さのない声と演技で、怒ったリュカも、慌てるリュカも、佐藤健さんの声が立体的なものに仕立て上げてくれています。

非常にはまり役だと思いました。

もちろん演技力と努力に支えられたものなのでしょうが……それでも、ここまでとは!

名演をありがとうございます!

 

波瑠さん

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非常に難しい役といえば、フローラもまさにそう。 

よくぞまぁ、ここまで演じてくださいました……!

照れている声や、決意のこもった声に、思わず何度もキュンとさせられました。

 

他の出演作も見たくなる、そんな名演だったと思います!

もちろんビアンカの有村架純さんもお上手でしたよ!

 

山田孝之さん

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パパスに起用されるのが山田孝之さんと聞いたときに「これは名配役」と思った方も多かったのではないでしょうか?

個人的に、某テレビ番組のナレーションなどでお上手なのは存じ上げていたのですが、やはり素晴らしい!

特に「あのセリフ」を違和感なく原作通りにやってのけるのは、さすがだと感じました。
 

脚本がすごい!!!

超大作「ドラクエ5」だけに、どこまでやるの?何を削ぎ落とすの?という点は、絶対に避けては通れないポイントだと思います。

創意工夫で、ここまでやれるとは!

そう思わせる脚本・演出でした。

私なら絶対にこんな脚本になりません!(当然ですが……) 

よくぞ、ここまで盛り込めた!

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まさに一人の男の生き様を描く「ドラクエ5」。

その成長に関わるイベントをバンバン描いてくれるのは、ファンにとっても眼福かと思います。

あのイベントも!

このイベントも!?

原作ファンだからこそキュンとするシーンも盛りだくさん。

本当に、よくぞここまで走り抜けてくれました……!

 

様々な原作補完も!

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主人公が言葉を発するわけではないドラゴンクエスト。

今回はそうした主人公の心の機微もしっかりと描かれます。

父への想い。

友への想い。

そして……愛する人への想い。

そんな原作補完も、映画ならではの楽しさだと思いました。 

 

ラストは色々考えさせられます!

映画を締めくくるラストシーン。

ラストが近くにつれ、きっと色々と考えさせてくれる……そんな作品だと思います。

映画の感想を、友人たちと語り合いたくなる映画でした。

卓越した映像美だけでなく、こんなにも「語れる要素」をくれるんだ……この映画ドラクエは……!

まさに「想像以上」の作品でした。

 

賛否両論ある作品かもしれませんが、それは「賛」と「否」を語り合えるだけの作品の「力」があるということでしょう。

さあ、皆さんの感想は一体どのようなものになるでしょうか?

続きは、劇場でお楽しみください。

 

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(文・OGTキシン)