ドラクエシリーズを通してやっていると、「あ”、このモンスターとは戦いたくない!」という場面が出てくると思います。
中盤に出てくる強敵、終盤に出てくる強敵、定番は色々あると思いますが、今回は序盤に苦戦されがちなモンスターの思い出を語っていきましょう!
いっかくウサギ
初出はドラクエ3で、実は何気に古参モンスターないっかくウサギ。
ウサギさんなので、見た目は可愛らしいですが、油断してはいけません。まだスライムやドラキーなどと戦っているときに出現されるとかなり厄介です。HPがちょっと高めですし、何より素早さと攻撃力が同時期のモンスターの中では高いことが多いのがネックですね。一撃で倒したいのに倒せないという恐ろしさ。
あれだけ立派な角を持っていますし、ウサギと言えばすばしっこい動物ですから特徴をよく表しているんですよね。
冒険序盤に、好戦的な獲物を見せつけてくるモンスターは大抵怖いので注意です。
ドラクエ7だとオニムカデも同じ理由でドキッとします。
リップス
ドラクエ6が初出です。
NPCとして登場するといつも強烈なキャラクター付けをされているので、なじみ深いモンスターですね。
しかし、こいつを侮ってはいけません。
どの作品でも、なめまわしという1ターン行動封じの攻撃をしてきます。
これを、まだ体勢が整っていない序盤も序盤で使われて、さらに効いてしまうと厄介です。仲間が必ずいるであろうドラクエ7や8、11であればまだましですが、ドラクエ6はしばらく一人旅なので、行動封じをしてくるモンスターは脅威でしかありません。
特に最初の方は、HPが低いがゆえに回復をギリギリまで我慢してしまうので(してしまいますよね?)、HPがかなり減っていてそろそろ薬草を使おうというタイミングでなめまわされるとヒヤヒヤします。
みみとびねずみ
ドラクエ4のモンスターです。
二章と五章の序盤に登場するのですが、何が厄介かというとその時期に出てくるモンスターのわりには素早さが高いところです。さらに回避も高いです。
みみとびねずみに限らず、序盤に出てくる素早いモンスターというのは驚異的です。大体は先手を取れることを期待しているからこそ、回復のタイミングを図れるというものですが、こいつのように素早いやつがいるともうどう戦うかがめんどくさくなります。
特にこのみみとびねずみは、早い上に避けるというかなりうざったい特性があるので嫌いです。
ちなみにドラクエ7にもみみとびねずみがいますが、なぜか見た目が変わっています。何が起きたんだ、みみとびねずみよ。
ホイミスライム
みんな大好きホイミスライムです。
ご存知の通り、攻撃するよりもホイミを優先させる彼ら。攻撃をしてくることはあまりないですし、してきたとしても攻撃力は低いのでこちらが倒される心配はあまりありません。
しかし問題は、ひっきりなしに唱えるホイミと、そこそこのHPです。一撃で倒せるのであれば、ホイミをかけられることもありません。しかし一撃で倒せなかったとき!その傷はすぐさま回復させられます。ホイミの回復量は30ほど。そもそもホイミスライムを倒せない程度のダメージは30も絶対に届いていません。ということは、ホイミをされるのはベホマをされるのと同じです。
ここに、終わらない戦いが開幕するのです。
ホイミスライムが何を思ったか、攻撃をしてきたらしめたもの。倒せるチャンスです。しかしそれをせず、しかも複数のホイミスライムと戦っているときは、思いもよらぬ時間を取られたりします。
こうして、ちまちまダメージを与えては回復されるを繰り返しているうちに、武器のアップグレードって必要なんだなぁ、と思わせてくれます。
ホイミスライム3体とか出てきたら、めちゃくちゃ嫌です。
序盤の敵だからと、大したことはされないだろうと高をくくっていると、思わぬ反撃を受けてしまいます。
その恐怖を胸に、次なる冒険に旅立ちましょう。
(文・やなぎアキ)
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