以前、スラリンを最後まで入れ続けることがどうしてもできない、という記事を書いた。
そう、いつも「今回はスラリンを最後まで連れて行くんだ、別にスタメンにしようってわけじゃないんだからできるはずだ!」と意気込んでは、失敗している。
この記事
しかし、本当に無理なのか?
ドラクエ5は馬車があるため、最大8人で冒険をすることができる。
スタメンは3人(リメイクだと4人)だが、半数は控えだ。行けるのでは?行けるのではないか?己の意思が至極弱いだけで、ちょっとがんばれば行けるのではないか?
今一度己のこれまでの旅のパーティーの編成を思い出してみて、スラリンが入る余地はあるんじゃないか?という結論に至りたい。
ということで考えてみる。
ちなみに、これから書き出すパーティー編成は私がドラクエ5をプレイしてきたときのパーティーと、仲間にしやすいモンスターを参考にシミュレーションしたものだ。
青年期の始まり
主人公
ヘンリー
スライム
ブラウニー
スライムナイト
この辺はマストだろう。まだ3枠も余裕がある。
私はここに必ずドラゴンキッズを入れるのだが、それを入れても2枠空いているのだ。余裕だ、まだまだスラリンを入れておくのは余裕だ。
ニセ太后戦後はヘンリーが抜けて、今後はキラーパンサーが加入する。うむ、余裕だ。
実際、この辺はスラリンを入れておくことに何の問題もないし、スクルトやリレミト、メダパニを使えることから、むしろ便利要員である。
ちなみにホイミスライムを仲間にできたことがなんと一度もない。根気がないというのもあるが、運も悪い。
結婚前後、および青年期前半の終わり
主人公
花嫁
スライム
スライムナイト
キラーパンサー
ドラゴンキッズ
キメラ
オークキング
まだいける。まだいけるぞ。ブラウンは解雇となったが、スラリンはまだここにいられる!スタメンは主人公、スライムナイト、ドラゴンキッズ(、キラーパンサー)といったところか(私の場合)。ドラゴンキッズの甘い息が、グランバニアへのあの険しい山道を少しでも楽にしてくれる。しかし場合によってはドラゴンキッズを解雇にしてもいいだろう、レベル上限が低いため最後まで連れ歩くことは皆無だからだ。
死の火山周辺でキメラを仲間にすることで回復を充実させるのが好きだ。また、グランバニア周辺のオークキングは体力が高くしかも最初からザオラルが使える(使ったことはほぼない)。キングスライムやベホマスライムを仲間にしたいところだが、仲間にしやすさが根気に追いついていないため、これも仲間にしたことがほとんどない。
大体グランバニアへ行く途中でドラゴンマッドやメッサーラが仲間になる。ここで私は安易にパーティーに加えてしまうのだが、そこをぐっとこらえてしまえばスラリンはまだ馬車にいられるはずだ。ドラゴンマッドもメッサーラも加えるわりには、戦いの場に出したことはないのだから。
青年期後半の始まり
主人公
息子
娘
スライムナイト
ゴーレム
オークキング
アンクルホーン
スライム
いける!いけるぞ!私は大体デモンズタワー前後でスラリンを解雇するのだが、いけるじゃないか!最大の難関と言われたゴーレムの加入があったとしても、いける!
どうして私は今までスラリンを解雇にしていたんだ!
大丈夫、どうせよく戦うのはメインの3人ないしは4人だ!馬車メンツの1枠くらいつぶしてしまってもかまわんだろう!
これはあくまでも仲間にしやすさを考慮に入れたパーティー編成なので、スライムベホマズンが仲間になった場合は当然入れ替えが発生する。しかしそうなったとしても、アンクルホーンやオークキングと交換すればよい!だってこの二匹、よく仲間にするけど戦闘で使ったことねーもん!
旅の終盤、そして終わりへ
主人公
花嫁
息子
娘
スライムナイト
ゴーレム
ギガンテス
キラーマシン(など)
無理でした。
スラリンに激アマな設定で考えたのにも関わらず、やっぱり無理だった。
申し訳ないが、たとえ戦力にならなくても嫁をパーティーから外すことは私にはできない。家族を外すことはできないのだ。よって残り4枠。
スタメンの座を後半登場するモンスターに奪われがちのスライムナイトも、やはり安定した能力値とベホマまで使えるその回復力から考えると外しにくい。攻撃力・耐久力の高さからスタメン候補に挙がるゴレムスもまた外しがたい、めいそうで自分を回復できる点も強い。
魔界では比較的仲間にしやすいギガンテスは、初期ステータスの優秀さ、そしてレベルアップが遅いというデメリットを補って余りある成長速度からうっかりパーティーに入れてしまいがち(私が意志薄弱なだけ?)。
さらに、いつもなんだかんだでキラーマシンかグレイトドラゴンは仲間になる。仲間になりにくいはずなのに仲間になる。ホイミスライムを仲間にしたことはないのに。この二匹のどちらかが起き上がったらそれはもう絶対にスタメンに入れるだろう。
いくらメインで戦うのは3、4人だったとしても、ラスボス戦は何がおきるかわからない。なるべく戦えるものをそろえたいのは当然のこと。そこへ、スラリンのような何の耐性も持っていないモンスターを連れて行くのは無謀すぎる。
やっぱりダメだったよスラリン。
他の人はいともたやすく成し遂げているであろうことが、なぜ私にできないのか……。
しかし、もう少し私の意志が強くて、例えば最後のギガンテスを諦めるとか、キラーマシンたちが仲間にならないとかがあって仕方なくアンクルホーンを入れておくという愚行をやめるとかすれば、スラリンの入る余地はあるはずだ。
もっと精神的な修行を重ねて、いつかスラリンを連れて最後まで行けるようになったときこそが、私のドラクエ5のゴールのはずだ。
(文・やなぎアキ)
関連記事