前回までのあらすじ
ブルリア星に戻ってきたモガマルたちは、ルビス様を封印したのは一体何者なのかを考える。
そしてルビス様は思い出したのだ!
そう、ルビス様を封印したのは、ほかならぬルビス様自身なのである!
前回
最終回 おいらたちの旅は終わらないぞ!
ルビス様を封印していたのは、ルビス様だって!?
じゃあ何か邪悪で強大な何者かがいるわけじゃないのか!?
一体全体、ルビス様はなんでそんなことをしてまで、モガマルをロト追憶アトラクションに乗せたんだ!?
なるほど!!
冒険王の血を引くモガマルの力を試したかったのか!
たしかにモガマルほどの力を持つものであれば、どれだけの強さを持っているか気になるよな!
そして実際にも、数々の魔王たちをそっこーで倒してきたしな!
なるほど?強さを試すため、ロトの伝説にいざなうためか!
因果関係がいまいちわからないが、強さを試すためには、あのアレフガルドの世界に連れていくのが一番だと思ったんだな!
たしかにあの世界では色々なことが起こったもんな!
そうだったのかぁ。それは大変だったな。でも封印しなくてもそれくらいのことできないのか?モガマルは優しいから、「いっちょこのアトラクションに乗って世界を救う体験をしてきてくれ」とでも言ってくれれば乗ったと思うぞ?
いまいち釈然としないが……まぁそういうことだったんだな。
モガマルの強さを試すためにロトの世界に送り込みたいから、自ら封印されたと。
いややっぱり釈然としないな。どういうことなんだ。
でもまぁ悪いやつがいるわけじゃないっていうのがわかったのはよかった!
うう~ん?そうかぁ?
モガマルは元々すごく強かったし、全然苦戦するようなこともなかったぞ?今回の旅で成長したことといえば、王様からもらう激励の品やご褒美には期待してはいけないってことくらいだと思うんだが。
え?こんなに強いのに?モガマルこんなに強いのにか?
一体何が足りないって言うんだ!
ロトの真の力?
え、ロトの称号を手に入れたのに?
それは、一体なんなんだ!
ロトの真の力、一体なんなんだ!それが手に入れば、真の勇者になれるのか!
なるほど……まだまだ旅は終わらねぇってことか!
たしかに、勇者で冒険王で王様にまでなったモガマルだが、それですべてを手に入れたなんてことになっちゃあつまらねぇ。さらにその先へ続く道があるのならば、受けて立とうじゃねぇか!
行くっきゃねぇ!!
真の勇者になるために、モガマルの冒険は終わらねぇ!
さぁ行くぞ!新たな冒険が、オレたちを待っているぜ!!!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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