前回までのあらすじ
三度世界を救ったモガマルは、ようやくブルリア星に帰ってきた。
大冒険を終えたモガマルたちだったが、一つ疑問が残る。
そう、ルビス様を封印したのは一体誰なのか?ということだ。
前回
第百十話 ルビス様を閉じ込めていたのは誰なんだ!?
ルビス様を封印したやつっていうのは一体誰なんだ……。
ルビス様はこう見えてもかなりの力の持ち主だ。そんなルビス様を封印できるだなんて、かなりの手練れに違いないぞ……。
せっかく帰ってきたばかりだけど、その謎の人物を探す冒険が始まるんじゃないのか!?
そうか、ルビス様でも頭を悩ますほど心当たりがないんだな。
ますます謎だ。
でもルビス様ほどの人物なら、色々な物から疎まれ恨まれているに違いない。いや、お仕置きがどうとかそういうあれじゃなくてね。
ほう!わかったのか!
それで一体誰なんだ!ルビス様を封印するほどの力を持った、凶悪な輩は!
そんなやつはなぁ、三度世界を救った冒険王兼勇者兼王様であるモガマルにかかればいちころだ!そいつを倒して、真のハッピーエンドを迎えようではないか!
もったいぶるなよ!
それとも、言いよどむほどの相手なのか?
巷では「名前を言ってはいけないあの人」みたいな感じなのか?ちなみに英語では『You-Know-Who』とか『He-Who-Must-Not-Be-Named』というんだぞ!これを「名前を言ってはいけないあの人」と訳したのはなかなかすごいな!みんなはハリーポッターは見たことあるか!?もちのロンさ!
で、誰なんだ、ルビス様を封印したのは!
ダハーーー!!焦らすねぇ!
誰なんだ誰なんだ。俺はもう前のめりで早く聞きたい思いがあふれているぜ!聞いた瞬間すぐさまそいつのもとに行って、そいつを倒したい衝動にかられている(もちろんモガマルが倒す)!
誰なんだ誰なんだ!
えええええええええええええええええええええ??????
「私」?「私」って私?つまり、ルビス様本人ってこと?自分で自分を封印したってこと?そしてその事実を綺麗さっぱり忘れていたってこと?
自分で自分を封印して、その後オレたちに「何者かに封印されました!」って言いに来たってこと?こわ。何この人、怖い。サイコじゃん。自己催眠でもかけていたのか。そうでないと説明がつかん。こんな人に毎度毎度お仕置きをされていたのか、オレたちは。
ルビス様が犯人となっちゃあ、倒すわけにはいかないな……。
そうだそうだ!どういうあれであなたは自らを封印した挙句、オレたちをあのようなアトラクションに乗せたんだ!
納得のいく説明をしてもらおうか!
次回予告
ルビス様を封印していたのはルビス様だった!!
一体ルビス様はなぜそんなことを。
そしてなぜモガマルは選ばれたのか。
次回、最終回!「おいらたちの旅は終わらないぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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