ドラクエウォークもリリースからはや二年が経とうとしています。
メインストーリーのほかに、イベントとしてナンバリング作品を扱ったり季節の行事を行ったりと、この二年たくさん楽しませてもらいました。
イベントは、ストーリーを進めるとイベント特有の強敵と戦うことができるようになるのが定番の形となりました。
そして二年も経つと多くの強敵モンスターたちと戦ってきました。それぞれに思い出があります。
今回は、これまで登場したモンスターたちの中でも個人的に印象深かったモンスターを5体、紹介したいと思います。
アンドレアル
2019年のドラクエ4イベントのときに登場した強敵モンスターです。3体で出現するモンスターで、イベント時にはまだまだ装備が充実していなかったこともあり苦戦しました。あのときのメイン特技、さみだれ剣でしたからね。
マヌーサを使ってこちらの攻撃を封じてくるいや~な相手で、幻惑回復持ちのロザリーの杖を持っていない場合、かなり鬱陶しかったです。
それよりもなによりも印象に残っているのは、こいつと戦うために寒いなか外を歩きまくったことですね。今と違ってどこでも制度はなかったので、必ず外に出て歩かなければいけませんでした。寒さが目立つ季節でしたが、高レベルのアンドレアルと戦うときは操作が必須なため、当然歩きスマホはせず立ち止まる必要がありました。震えながらそれなりの時間戦って体が芯から冷えまくったのを覚えています。
今はどこでも強敵のおかげで、家で腰を据えて高レベルの強敵と戦えるのでありがたいですね。
きりさきピエロ
2020年のリリースから半年記念のハーフアニバーサリーイベントで出現した強敵です。
メラ系やドルマ系、ギラ系が弱点の敵なのですが、半年くらいだとまだ装備がそろいきっておらずやはり苦戦しました。ちなみにドルマ系の武器、まだ持っていません。
また、相手のバイキルトからの氷結さみだれ斬りがかなり厄介でした。全体回復が長らく光のタクトだったので、もう限界だァと思った覚えがあります。
しかしそれよりもなによりもこいつがなぜ印象に残っているかというと……
異常にHPが高かったのです。
半年もすればプレイヤーの中には相当強い手練れも増えてくるでしょう。そうなると、強敵も最初の頃よりは強く設定する必要があるはずです。そのためか、このきりさきピエロ、攻撃をどんどん畳みかけてもなかなか名前がオレンジにならないという驚異の耐久力の持ち主になってしまいました。ウォークモードのときは強敵を低レベルに設定しますが、レベル10だとしても数ターンかかってしまって非常にイライラしたのを覚えています。
今後の強敵はみんなこのHP水準になるのか!?と戦慄しましたが、その後は切り裂きピエロほどの衝撃を受けなかったのでそうはならなかったんですかね。
パンプキャビネット
2020年のハロウィンイベントで登場した強敵です。季節の行事に即したイベントでは、その行事に合わせて既存のモンスターがデザインされているので、より盛り上がることが出来てすごく好きです。
このパンプキャビネットも、キャビネットという性質上、何が飛び出してくるかな?と言わんばかりに多彩な攻撃を仕掛けてきました。
で、何が印象に残っているかというと……
やらしい攻撃&マホカンタがうざすぎた
ですね。
ミミック系のモンスターのため、状態異常を仕掛けてくるだろうとは思っていました。案の定、混乱・素早さ減、また状態異常ではありませんが死の踊りまでしてくる始末。さらにはMPまで減少させてくる始末。アタッカーであるバトルマスターやレンジャーは消費MPが多い技を使うくせにMPに不安があるので、敵に奪われるまでしてしまうと最悪of最悪です。
そしてマホカンタ。これを使われると、魔法使い系のキャラの立つ瀬がありません。ぶっちゃけ強敵と戦うためにパーティー編成を変えるのはめんどくさいタイプの人間なので、スタメンの魔法戦士はバイシオンをするくらいしかやることがありませんでした。
そしてこれらの何が嫌だったかというと、それなりのレベルの強敵とオートバトルがしにくいということです。
気づいたら皆混乱していたり、MPがなくなっていたり……歩きながら戦うドラクエウォークと、状態異常を使う敵はあまりにも相性が悪いな、と切に感じた強敵でした。
クロコダイン
2020年にダイの大冒険のアニメが放映される記念として開催されたコラボイベントです。
作品に登場する敵が強敵やメガモンスターとなって戦えるようになり、ダイ大ファン大歓喜だったでしょう。
私はダイ大は現在放映しているアニメが初見でしたが、ドラクエウォークはそういった人のためにアニメを決して追い越さないようなイベント進行度にしてくれていたのが嬉しかったです。
そして、おなじみのクロコダインやヒュンケルと戦えるのは私でも興奮しました。
ただ、一つ悲しかったのが、心が欲しい強敵が多くて楽しみ尽くせなかったです……。バロン版キラーマシン、アバン(ドラゴラム)、クロコダイン、ヒュンケル。イベント期間を考えればそんなに多いわけではないのですが、問題はラインナップ。私はがっつりプレイヤーではないので、複数いる強敵の中からこころのSが欲しい優先度を決めて優先的に戦っていました。
しかし、ダイ大の強敵に関してはやはり全員のこころSが欲しい!有用性とかじゃなくてコレクションとして欲しい!
と思ってしまった結果、色々と中途半端になってしまいました。幸いアバン(ドラゴラム)とヒュンケルのSは手に入ったのですが、クロコダインが……クロコダインが取れなかった。パラディン特化のクロコダインの心、欲しかった……。
ところで、そろそろイベント第二弾やりませんか?そしたら全力でバランの心を取りに行きます。
ナイトリッチ
2021年のドラクエ7イベントのときの強敵です。
ナイトリッチはドラクエ7で登場するモンスター。
ですが、こいつを解放するためのイベントクエストでは、ナイトリッチという名前では登場しません。
そう。
マチルダさんですね。
クエスト一覧を見たときに「ウッドパルナのストーリーをやるんだな」と思い、そのクエストに「強敵解放!」の文字が。当然ドラクエ7を知っている人は察するわけです。
このストーリーでこのタイミングで解放される強敵……それ、マチルダさんじゃね?
ゴーレムはすでにメガモンで登場しているし、チョッキンガーという可能性もあるけど引きが弱すぎる……。いやでも、マチルダさんを、フィールドにたくさん湧くマチルダさんを、大量に倒すだなんて、良心が痛むよ!マチルダさんに攻撃したくない!と葛藤したあのドラクエ7のストーリーにさらに追い打ちをかけないで!そしてマチルダさんを大量に狩っていくうちに、私はマチルダさんに攻撃することになんの葛藤もしなくなってしまうんだ!
と色々考えましたが、蓋を開けてみればナイトリッチでした。
良かったと思う反面、「ナイトリッチかぁ……」と思ってしまう自分に少しだけぞっとしたのを覚えています。
こうして振り返ってみると、これまでのイベント、そして強敵たちに対して当時は色々な思いを抱いていたんだなと感慨深くなります。
まだなかなか遠出をしながらドラクエウォークをするのは難しいですが、それでもなんとか楽しめるように頑張ってくれている運営さんに感謝です。
感謝なので、一日一回と言わず何回でも導きのつばさを近くに設定できるようにまたしてください。外に出るのがめんどくさいわけではないです。はい。
(文・やなぎアキ)
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