などというタイトルの記事を書きながら、「いやドラクエのファンサイトなんだから眠らせる呪文ラリホーに決まってるだろ……」と心の中で思っている。
でも、あくまでドラクエファンがそう思うだけであって、実は違うんじゃないかな?と思ってみたりした。
今回は、ラリホーと聞いて多くの人が思い浮かべそうなラリホーを筆者の独断と偏見と偏見で4つ選んでみた。
ドラクエのラリホー
まぁ当然これだろう。ドラクエ1のころから存在する、古の補助呪文である。補助呪文の最古参といってもいいだろう。
もはやラリホーと聞いたら眠るという条件反射さえ体に仕込まれているように感じる。主に魔法使い系のキャラ、職業が使う呪文で、相手を数ターン眠らせることができる。攻撃すると起きてしまうことが多いため、攻撃のためよりはゆっくり回復したいときに使う印象である。なんとなく紫色のイメージ。
呪文名については語感で決めたという話がある。たしかに寝そうな語感である。センス!
FFのラリホー
FFでは多くの作品にドワーフが登場する。
そのドワーフたちの挨拶が「ラリホー!」である。非常に元気よく挨拶してくれる。
さらには彼らはしゃべるときに語尾に「ラリ」がつくラリ。
ドラクエよりはFF派という方は、ドワーフの印象が強いのかもしれない。逆にドラクエをやっていてFFをプレイした人は、急に眠らせに来たぞ!?と面を食らうかもしれない。FF4のときに面を食らったのは何を隠そう私です。
ある作品ではドワーフ自らが「眠くならない?」と聞いてくるらしい。ドラクエとFFの地味な競演、よい。
ジョジョのラリホー
『ジョジョの奇妙な冒険』の3部には、眠っている相手を自身の作った夢の世界に引きずり込むスタンドを持つ敵が登場する。
そのスタンド、名をデス13(さーてぃーん)。こいつがことあるごとに「ラリホー」と言う。陽気に「ラーリホーーウ」と。
眠っている相手に有効な攻撃であると言う点から、もう完全にドラクエの「ラリホー」を連想させる。こと日本では「ラリホー」といえば眠り、と定着させたのはドラクエの功績が大きいだろう。その結果のデス13だったり、するのだろうか。
この話のときの花京院、かわいそうすぎてちょっと見るの苦しいんだよな。
スーパースリーのラリホー
一定の年代を超えると、圧倒的にこれが上がるのかもしれない。
1960年代のアメリカのアニメ『スーパースリー』のオープニングである。
以下日本語版歌詞。
ラリホーラリホー ラリルレロン
ラリホーラリホー ラリルレロン
(中略)
スーパースリーは諜報部員
世界のためならエンヤットットドッコイショ!
かなり強烈な曲なので知らない人はぜひ聞いてみてほしい。ラリホーといえばスーパースリー!と言いたくなる気持ちもわかる。検索すればすぐ出てくる。
マイクの出番だビヨヨヨヨン!といつも私は歌ってしまうが、久しぶりに聞いてみた結果歌詞が色々混ざっているらしく、そもそもマイクなんてキャラはいないようで、こっっっわとなっている。
ちなみに英語圏では「おーい!」「やっほー!」というように遠くの人に呼び掛ける際に「Rally-Ho!」という呼びかけが使われるらしい。ほんとうかはわからない。
また、調べてみた結果、米米CLUBが「ラリホー王」という曲を出しているようだ。こちらはわりとノリのいい曲なので、この呼びかけとしてのラリホーの意味だと思われる。
他にもきっと色々なラリホーがあるだろう。
あなたのラリホーはどこから?
(文・やなぎアキ)
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