日常生活で煩わしい事ってたくさんあるじゃないですか。そういうときに、あんな魔法が使えたら、こんな特技が使えたら……そう思うことってあると思います。
今回は、特技「いてつく波動」を使えたら……!と誰しもが思う瞬間を集めてみました。
ちなみに今回の「いてつく波動」の仕様は
1. 対象者はかけた相手のみ(FC版ドラクエ3とは違って自分には効果はない)
2. 消し去るのは相手にとって良い効果のみ
とさせていただきます。
[瞬間1]ハードルを上げた状態で話し始めてしまったとき
友達と楽しげに談笑しているとき、誰もが一度はやってしまうあの過ち。
「こないだ面白いことがあったんだけど、聞いて!」
やっちゃいますよね。聞いてほしい!という気持ちが前のめりになりすぎて、今から面白い話するよ!と無駄にハードルを上げてしまうやーつ。
自分の中では最高に面白くて、恐らく相手も面白がってくれるだろうと話し始めるわけですよ。誰しもが、脳内では爆笑間違いなしと想定しているわけです。
でもいざ話始めると、
「あれ、なんか思ったより反応悪いな?」「あれ、思ったより上手く話せないな?」「あれ、この話オチがないな?」
という危機的状況に陥ってしまったこと、ありますよね?
でも相手の上りに上がったハードルをどうすることもできない!
こういうときは「いてつく波動」!これをほとばしることができたら!あっという間に相手の上がり切ったハードルを消し去ってくれるのに!
誰もが思う瞬間ですね。
[瞬間2]合コンでうっかり見栄を張ってしまったとき
合コンでの自己紹介時に、自分がどんな仕事をしているのか、あるいは大学でどんな勉強をしているのか話すとき。そんな気はなかったのに、相手にやんわりとした誤解を与えてしまったことはありませんか?(そんな気はなかったと言いつつ、そんな気がある場合が多いんですよ)
「IT企業に勤めているんですよ~」「法学部に通っています」
とか言って
「えー、かっこいいですね!AIとかですか?」「将来は弁護士になるんですか?」
とか言われるんです。
実体は
「下請けも下請け。AI?ナニソレ」「留年逃れるために単位取るのに必死」
だったりするわけです。
相手がフィルターをつけてしまって、フィルター越しにしか自分を見てくれない!
こういうときは「いてつく波動」!相手のフィルターを取っ払って、ありのままの自分を見てもらいたい!誰もが思う瞬間です。
[瞬間3]飲み会で先輩・上司がうざい絡みをしてきたとき
職場の飲み会、サークルの飲み会。目上の人が参加する飲み会は、そもそもかったるかったりします。
ただでさえかったるいというのに、そこにお酒の力が加わると人というのはなんとも上機嫌になるわけです。その上機嫌がこちらにとってもいい効果であれば、問題ないのですが……。場合によっては、当の本人は楽しいけど、絡まれているこっちはたまったものではないとき、ありますよね。
「俺らのときにはなぁ、もっと大変だったんだよ。お前らは恵まれてるぞ?」
やかましいわ。
言っている本人はお酒の力も相まって、気持ちいいでしょうけれども。聞いているこちらとしてはうんざり以外の何物でもありません。
こういうときは「いてつく波動」!お酒の効果を消し去ってくれぃ。一気に酔いが醒める様は見ていて面白そうです。誰もが思う瞬間です。
[瞬間4]パートナーが完全に守りを固めてしまったとき
喧嘩って、しちゃいますよね。彼氏だったり彼女だったり奥さんだったり旦那さんだったり。わーわー言い合いをしてしまうことって。
でも一通り言い終わったら膠着状態になるときがあると思います。一旦冷静になってみて、ああよく考えたら自分が悪かったなってなるときとか。
もう一度ちゃんと話し合おう。そう思った時に、相手がもう完全にこちらをシャットダウンしている場合!
「もう何も聞きたくない」とか「顔も見たくない」とか「……」とか……。
これはもうアストロン。
こういうときは「いてつく波動」!相手のアストロンを解いてじっくり話し合いましょう。まぁ、相手が冷静になりたいがためにアストロンを使っていたら見極めが必要ですけど、誰もが思う瞬間です。
[瞬間5]うっかりブオーン(ドラクエ5)に会ってしまったとき
あると思います。
スカイツリーなどの背の高い建物にのぼっているときに、ブオーンが目覚めてしまう。
その場合、戦うのはあなたです。
あなたのレベルがすごく上がっていれば問題ないでしょうが、なかなかそういう人はいないと思います。
ブオーンはスカラで自分の守備力をあげてしまいます。そうなってしまうと、一般ピープルである我々では打撃を通すのが難しくなります。
こういうときは「いてつく波動」!スカラの効果を消し去ってしまえば、すんなりと打撃も……!誰でも思う瞬間です。
以上が日常生活で「いてつく波動」を使えたらと思う瞬間です。
ですが、我々にはどう頑張っても「いてつく波動」を習得することはできないんですよね……。
仕方がないので今後は高い建物にのぼるのはやめにしましょう。
これで少なくともブオーンは回避できるはずです。
(文・やなぎアキ)