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【ドラクエ5】ドラクエ5特有のあの表現が怖い

ラインハットの玉座の間

 シリーズもののゲームでも、その作品にしか採用されていないシステムや表現方法などがあったりする。仲間がAI戦闘しかしなかったり、□ボタンを押すとギュインと俯瞰で辺りを見渡すことができたり、カニ歩きしたり。

ドラクエ5にも、ここにしかないシステム、というか、表現方法がある。

 

 横から話しかけられたとき、話しかけられた方にしっかりと体を向けるのと、首だけ向けるのとでは印象が違う。

 

首だけ向けられると、作業の片手間に聞いているという印象を受けるし、体ごと向けられると「ああ、しっかりとこっちの話しに集中してくれているな」と、こちらも思える。

そういう細かい気づかいって、仕事の上とかでは大事だと思う。

 

ドラクエの世界では、基本的にみんな、話しかければこちらに体を向けてくれる。武器屋のオヤジにカウンターの裏から話しかけても、律義にこちらを向いて

「用があるならカウンターの向こう側から話しかけてくれ!」

とか言ってくれる。優しい。カウンター内に入り込んでいることをもっと怒ってもいいと思う。

 

ドラクエの住人はみんな、真摯にこちらと会話してくれる。RPGで大事なのは会話だから。

 

しかしドラクエ5だけは、なぜか横着する輩が何人もいる。こちらが話しかけているのに、横着してくる。

 

 

というわけで、こんばんはアルカパ。 

アルカパの武器屋(夜)

武器屋のオヤジが仕事終わりにくつろいでいる。お仕事お疲れさまだ。

さて、くつろいでいるところ悪いんだが、少し話を聞かせてくれないか。テーブル越しだとあまりにも入り口すぎて息子が外で待つ羽目になるので、横から話しかけさせてもらうよ。

 

 

こちらに顔を向ける武器屋のおやじ

うおっ、こわっ!!

 

めっちゃこっち見てくる。首だけ回してこっち見てくる。怖い。

ドット絵ってたまにそれ特有の不気味さを放ってくる時があるが、これはまさにそれ。

真横を向く人間のドット怖い。

 

これ、静止画でしかお見せできなくて残念だが、実際に目の当たりにすると、ぐりんってすごいスピードで首を回したのかって錯覚してなおさら怖かったりする。伝われ~。



アルカパのオヤジだけだと物足りないと思うのでラインハットにもやってきた。

デール王を訪ねる主人公一行

王様の重圧ですっかり老け込んでしまったデール王に挨拶をしよう。

自分も8年の石化期間がなかったらここまで老け込んでしまっていたのかもしれない、

と思うと今後のアンチエイジングにも力が入る。

 

王様に横から話しかけるなど失礼にあたるだろうが、こちらも王だし、あんたの国の危機も救ったわけだし、遠慮なく玉座のひじ掛けに手をおいて話しかけてみよう。

 

 

すっごい横を向くデール王

ぐりんっ!!

めちゃくちゃ真横。そんなに真横を向くと首が痛くなるだろうに。首を痛めながら「くつろいでいってください」と言われても。

 

正面を向いた状態での真横ぐりんっは先ほどのオヤジよりは怖くはない。あくまでもプレイヤー目線での話だが。

実際に話しかけている主人公勢には正面もなにもないので、さぞ毎回ビクッとなっていることだろう。

 

 

ドラクエ5だけはなぜか、その場から動かないNPCに横から話しかけた場合は顔だけ横を向く、という処理がなされている。なぜこうしたのか、メリットとして何が得られるのか、は素人なのでよくわからない。横向きのグラフィックを用意しなくていい分、容量が軽くなるのだろうか……。

とにかく、この真横にぐりんっと向く仕様はドラクエ5独自のものだ。

 

北の教会の神父さんもこの通り。

真横を向いて横着する神父さん

神父さんは訪れた迷える子羊の話しを真摯に聞くべきだと思うので、このような横着はしない方がいいと思うが。なれなれしく横から話しかけているのはこちらなので、あまり強くも言えない。

ちなみに後ろから話しかければちゃんと後ろを向いてくれる。首だけ真後ろを向くという事はないのでご安心を。

なぜか後ろはちゃんと向いてくれる


それにしても、レヌール城やグランバニアのあの夜のように、ひえっとさせる演出が多いドラクエ5である。

 

(文:やなぎアキ)