ドラクエ8といえば、これまでのドラクエとは違い初めて3Dグラフィックでキャラクター・フィールド描写をした作品です。
オリジナルであるPS2のドラクエ8キャッチコピーは
「見渡す限りの世界がある」
またサブタイトルも「空と海と大地と呪われし姫君」という、なんとも意識しまくりなものになっています。
見渡す限りの世界を縦横無尽に駆け巡るその新たなドラクエは、私たちを瞬く間に虜にしました。
が、
見渡す限りに広がりすぎて、慣れないうちは道に迷ってしまうこともしばしばあったのではないでしょうか。
道なりに進む、とは?と口に出すとアホっぽいことこの上ないですが……しかし心あたりがある方もいるはずです。今まで培ってきた冒険魂のせいか、道なき道を行くを発揮してしまう自分が恨めしい。
そして、これもドラクエ8から導入されたわけですが、そう、
何もしなくても時は進むのである。
何を言っているの?なんて冷たいことは言わないでください。だってそうなんですもの。
ゲーム内の昼と夜の区別はドラクエ3からありましたが、フィールドを一定歩数歩くと昼夜が切り替わるというもので、要は何もしなければ時は進みませんでした。
ドラクエ8は違います。屋外で突っ立っているだけで時が進みます。
それはもうさながら社畜の日曜日のように、ちゃっちゃかちゃっちゃかと時が進んでいきます。
この「道にやたら迷ってしまう&時がやたら進んでしまう」のおかげでなかなかのピンチを招くことが時にはあります。
トラペッタ周辺での出来事
はい。
ご覧の通り夜も更けに更けっております。夜も更けると魔物も活発になります。レベルの低いうちは夜の外出は控えるように子供のころに言われませんでしたか?
うーん、言いつけを守らなかった私にも落ち度はあるけど、冒険心は抑えられない。
(本当は昼間のうちに帰りたかったけど帰り道がわからなかった)
それにまだHP10もあるし、こんなやつら程度なら大丈夫でしょう!
バッチリがんばれ、がんばれ~。
うん!やばいね!バッチリやばいね!
ギリッギリの境界値を攻められました。
ここまでくると防御しようが逃げようがむだですし、こちとらレベル1なので先手を取ってやくそうを使うことも難しいです。
でも大丈夫でしょ!バッチリがんばってくれるでしょ!
バッチリがんばってよろしくぅ~。
ヤンガスのレベルが上がったぞ!!
やったー。こうやって人は強くなっていくんだい。
え、兄貴?わかんない、寝てる。
一旦町には無事戻ってきたけれど、せっかくレベルも上がったしもう一回外に出ようかな!
え、兄貴?わかんない、棺桶で寝てる。
う~んこの哀愁漂う背中。男は多くは語らない。
(文:やなぎアキ)
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