冒険をするうえでアイテムというのは欠かせない!
アイテムは時に我々を回復させ時に相手を攻撃し時に様々な効果をもたらす!
旅を快適にするために今日もふくろの中をごそごそする!
よく使うアイテムと言えばやくそう。これは序盤のホイミを覚えるまでは非常に重宝し、ホイミを覚えてからもダンジョンのボス戦前にMPを使わず回復したいというときに有用だ。
またキメラの翼もある。ルーラを覚えるまで重要な移動アイテムであり、ルーラを使える仲間が限られている場合には終盤まで持っておくと安心のアイテムだ。
と、便利なアイテムは色々あるが、中にはぶっちゃけ「あまり使ったことのない有難さがわからないアイテム」もあるだろう。
特に子供のころであればなおさらだ。今でこそ色々戦略を練ったりモンスターたちの特性を考えたり、また効率よく進めるには?を考えたりできるが、子供のころはそうではないことが多かった。
そのため、こんなアイテムは使ったことがないね!というのが多いこと多いこと。
今回はそんな「子供のころは有難さがわからなかったアイテム」を紹介していく。
聖水
ドラクエ1から登場している最古参アイテム。
ご存知の通り弱い敵の出現を封じることができる。
うむ。
使わなかったねー!子どものころは使わなかったねー!
もったいないねー!
子どものころは脳筋だったので、敵が出てきても倒せばいいのだろう?みたいな感じでプレイしていた。ふくろがない頃は、アイテム欄をわざわざ圧迫してしまうので持つことすら意味不明だった。
しかし今では、序盤に出てくるような雑魚と戦っている場合でもないしな、というときには割と使うようになった。効率を重視して考えるようになったからだろう。子供のころは無限に時間があったので雑魚とは戦えばいいじゃんと思っていたが、今はそうもいっていられないのだ。トヘロスを覚えてからはやっぱり必要ないが。
また、メタル系にも確実に1ダメージ与えられるという効果があるが、それも別に子供のころはそんなに……。多分わざわざ聖水をいくつも持つとか、わざわざ戦闘中に聖水を使うとかがめんどくさかったんだと思われる。細やかな操作が子供のころ全然できなかった。
においぶくろ
聖水とは逆にモンスターが出現しやすくなるアイテム。
最近ドラクエウォークでよく使うので定番アイテムっぽい感じがあるが、ドラクエ4とドラクエ5にしか登場していない。まぁドラクエ6からくちぶえ登場しているし、最近はシンボルエンカウントだし。
これは本当に使わなかったし今も使わない。
レベル上げの時に使うのがいいのかもしれないが、そんなの別に森とか山を歩き回りまくればよくない?と思っている、今も思っている。山を歩き回ればそこそこエンカウントするため、効率を考えるようになった今も大して使わない。
くさそうなのもなんかいや。
まんげつそう
まひを回復してくれるアイテム。同じようなアイテムでいうと、どくけしそうは序盤は使う機会がある。キアリーを覚えていない時点で毒攻撃をしかけてくる敵はわりといるため。特にドラクエ7はキアリーを自力で覚えない&僧侶も覚えないのでかなり大事。
だがまんげつそうはあまり使ったことがない。ドラクエ6からはまひは戦闘後に必ず回復、ドラクエ7以降は戦闘中であっても時間経過で回復するので、よほど緊急でもない限り自分で回復させる必要もないかなと思ってしまう。そもそも大体の場合キアリクがあるし。
とはいえ、ドラクエ5以前は全員麻痺すると全滅扱いになるため、今は麻痺攻撃してくるモンスターがいるダンジョンに行く場合は一応まんげつそうを持って行ったりする。それでも一回も使わないことは多い。キアリク様様。
まだらくもいとやどくがのこな
戦闘中に使うことができるアイテムで、モンスターに対して効果があるものは多い。
MPを消費しないので積極的に使うのが吉だとは思う……。
思うが……。
消費アイテムはなんとなく使えなかった!!
回復系のアイテムは平気なのだが、そうじゃない消費系のアイテムは使えなかった!
そもそもまだらくもいとの効果である「素早さを下げる」って……いる???
どくがのこなの「混乱させる」の方がまだわかる(でも使わない)。
大体子供のころは補助系の効果というものに価値を見出していなかった。
そんなやつが、まだらくもいとやどくがのこなを使うわけがない。素早さをそこまで重要視していなかったし。
しかし今ならまだわかる。素早さは戦闘においてかなり重要な要素を占める。相手の素早さが下がることで戦略は一気に立てやすくなる。
それに消費系のアイテムがなんだ。買えばいい拾えばいい。使わないのは宝の持ち腐れだ。時間がない大人になった今、もったいなさよりも効率の良さが優先される。
でもやっぱり今でもあまり使わないな……。
大人になって、使うべき時に使ったら便利だろうなというのはわかったが、それでも結局使わないアイテムばかりだった……。
その実、私は何も変わっていない……。
(文・やなぎアキ)
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