DQフリ ドラクエファンサイト

『ドラゴンクエスト』が好きだという全ての人へ送る、「ドラクエファンによるドラクエファンのための」フリーコンテンツです。毎日更新!

【ダイの大冒険】ダイ大第二十一話感想!ポップ、頑張ったな……!

f:id:dq-free:20210301152320j:plain

金曜の夜に夜更かしをしすぎているせいで、なかなかリアルタイムで見れていない、ということはわかっているのです。しかし週末ははしゃいでしまうのです。

ということで今回もリアタイ失敗しました。

 

下手するとTwitterのトレンドでネタバレを食らいそうになるので、もっと強い意思でリアタイをしていかなければいけない、そう決意を新たにしました。

 

では二十一話の感想行ってみましょう。

 

各話感想はこちら

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

 

マァムの新たなる決意!

前回、フレイザードを倒して、レオナを救い出したダイ一行。

 

レオナを助ける際に壊れてしまったマァムの魔弾銃は、もう直すことはできないそうです。マァムにとって主力武器の一つだったため、今後はどう戦っていけばいいのか……困りました。

そんなとき、フレイザードの攻撃で顔に大けがを負ったマリンが、レオナのベホマにより完全回復します。ベホマという超強力な回復呪文を使える、レオナは回復呪文のエキスパートともいえるでしょう。

マァムは僧侶戦士なので、回復呪文も当然使えます。しかし、レオナは攻撃呪文も使える賢者。マァムは複雑な表情を浮かべます。魔弾銃がなければ攻撃呪文が使えない、回復もレオナに劣る。一体自分は何を武器にこれから戦えばいいのだろう?声に出さずとも、そう悩んでいることがわかります。マァムはその場にいられなくなり、マトリフの元に向かいます。

 

マトリフは、ポップに稽古をつけている最中でした。マァムは岩陰に隠れてその様子をうかがいます。先の戦いで大きく成長したポップは、ルーラを応用した呪文、トベルーラを使うことで空まで飛べるようになっていました。武空術だ……ポップ、空まで飛べるのか、すごすぎる、成長だ、これはすごい。

とはいえ、まだまだマトリフにはかないません。

二人の様子を見たダイは、自分も強力な呪文を教えてくれと頼みます。ポップの目覚ましい成長を目の当たりにし、自身も同じように強くなりたいと思っているようです。

しかし、マトリフはそんなダイに諭すように言います。ポップと同じ呪文ができる必要はない、と。

 

勇者は何でもできる。でも力であれば戦士の方が上、魔法も魔法使いにはかなわない。何でもできる反面、何にもできないのが勇者。

だけど、勇者には一つだけ他にはマネできない最強の武器がある。その武器が、勇気。いかなる敵にも立ち向かう勇気があればいい。

魔法の力が欲しければ、仲間が勝手に強くなる。

 

そう言い聞かせます。これは本当にそうですね。ゲームでも、勇者ってなんでもできるんですけど、それぞれのエキスパートには絶対かなわないんですよ。メラゾーマみたいな強力な魔法やザオリクのような完全蘇生呪文は覚えませんし、体力や力も戦士が本業のキャラにはかないません。

でもそれでいいんですよね。そういうのは仲間に任せればいいんです。

勇者は、その勇気でもって先陣きって敵に立ち向かえればいいのです。そしてその勇気が、仲間に戦う力を与えるのですから。勇者とは、勇気あるものなのです。決して誰よりも強くて何でもできるもののことではありません。それは、仲間の力で補っていけばいいのです。それがパーティーなのです。

 

これを聞き、マァムはハッとします。自分だけの武器がなければ……と。

そしてそれは、力ではないか?とマトリフのおかげで気づきます。回復魔法でも攻撃魔法でもない、力です。マァムは一つの決断をします。

 

ダイたちは今後のことを話しあいます。そして、今は戦うのではなく、力を蓄える方がいいだろうと考えます。

そこでマァムは言います。

一度、ダイたちとは別れようと思う、と。

自分だけ武器になるものが何もない今、足手まといになってしまうのではないかと。

レオナは、そうかもしれないとうなづきます。今後さらに激化していく戦いの中では、もっと強い攻撃力がなければいけない、と。

この歯に衣着せぬ物言いは、むしろマァムの決意を後押ししていますね。

故郷のロモスへ帰って、武闘家になるために武術を身につけてくる、とマァムは決めました。

 

そう、ドラクエ的に言うと転職ですね!たしかにダイのパーティーは魔法を使う人たちばかりで、アタッカーというのがいなかったのでぴったりです!

 

 

新キャラ、キルバーン!

場面変わって鬼岩城。

軍団長の内2人が寝返り、1人がやられてしまった今、さすがに魔王軍も余裕こいている場合ではなくなってきました。

 

そこに聞こえるなにやら不穏な音楽……。

ひとつめピエロのピロロと、死神キルバーンの登場です。なんとなく存在は知っていましたが、思ったより陽気そうなキャラクターが出てきてびっくりしました。グゥーーッドイブニーーング。彼は大魔王バーン直属の殺し屋だそうです。

また名前にバーンがついている……。バーン、ミストバーン、キルバーン。これ全部同一人物とかってあるんでしょうか?それともミストもキルもバーンに作られた存在?単純に作者がバーンって語感が大好き?色々と考え付きますが、予想はこのあたりにしておきましょう。

しかし何やらミストバーンとキルバーンは昔からの知り合いのよう。「ミスト」「キル」なんて親し気に話しかけているし、気になっちゃいますねぇ~?

 

そんなキルバーンは、最近ハドラーが失敗続きであることを指摘します。これは、ハドラーピンチ?

今度しくじったら恐らくハドラーは消されてしまうのでしょう。今度こそダイをしとめてやる!と息巻くハドラー。

するとバランが口をはさみます。そう、バランは前回ダイの正体に気づき、自分をわざとダイと会わせないようにしたハドラーにご立腹なのです。次にダイと戦うのは自分だ、と宣戦布告です。

そして、ダイはドラゴンの騎士なのだろう?と皆の前で言います。あの額の紋章がその証なのでしょう。ザボエラが、あの伝説の?と驚いていることからも、かなり希少な存在であることがうかがえます。

ハドラーはなんとしてもバランとダイを戦わせたくないで、大焦りです。がここでキルバーンが止めに入ります。

 

何やらキルバーンが鬼岩城に来た目的は別にあるよう。彼は一つの鍵を取り出します。

裏切り者2人が鬼岩城に来る前に、城を移動させるようなのです。キルバーンが鍵を使って何やら起動させます。

 

城が、移動?まさか、そんなことが!!

 

 

ポップとマァムの固い握手!

またまた場面変わって、ダイたちです。

マァムがロモスの山奥の武術の神様の元へ、たった一人で向かうところです。

しかし、ポップは納得がいっていない模様。ポップはマァムのことが好きなので、そばにいられないのが寂しいのでしょう。レオナはそれを知ると、しばらく会えないかもしれないのだから言いたいことは言っておきなさいよ、とポップに言います。

しかしポップはうじうじうじうじ。なんせマァムはヒュンケルといい感じなのです。自分がそんな何かを言うだなんて……と。

そんなポップの姿を見て、レオナは彼に喝を入れます。今後の戦いでもし命を落とすことになったら、マァムはポップの気持ちを知らないままになる、それでいいの!?と。

そう、彼らはいつだって死と隣り合わせ、いつどの瞬間が今生の別れになるかわからないのです。それを聞いたポップは、走り出します。

まぁ、レオナ、完全に色恋話を楽しんでいるだけですけど。でも言ってることは間違っていないですからね、伝えたいことは伝えた方がいいです。この辺のダイ、可愛いですよね。

 

ポップはマァムに、ルーラでロモスまで送ると言います。一度は遠慮しようとしますが、お言葉に甘えることにしたマァム。

こうして、二人きりになることに成功しました。

しかし、なんとルーラで行き着いた先はネイル村の近くの魔の森。

そう、二人が出会った場所です。ルーラは目的地のイメージが大事ですが、ポップはつい出会いの場所をイメージしてしまったようです。

出会ったころを思い出す二人。告白するなら今だ!とポップは……しかしそれをマァムに遮られます。

 

出会ってから今までのポップの成長を振り返るマァム。最初は臆病で自分勝手なやつだと思っていた(実際そうだったし)ポップが、戦いを乗り越えるたびに強くなって勇敢になって、そして何度も何度も自分のことを助けてくれて……。

ハドラーとも戦えるほど強く勇敢に成長したポップを見て、自分だってポップの成長に負けたくないんだと、そう思うようになったマァム。いつまでも助けてもらっていては、申し訳がないからと。

 

マァムの本当の気持ちを聞いたポップは、肩を震わせ言います。

 

 

いいんだよマァム、そんなこと。申し訳なく思う必要なんか全然ねぇんだ。俺は、お前のためだったら、何度だって命を捨てられるんだ。

俺は、お前のことを、

 

 

 

すばらしい仲間だと、思ってんだからさ。

 

 

 

こうして、次に会うときまでに必ず強くなっていると約束した二人は固い握手を交わします。

いつも通り軽口をたたいて帰っていくポップのその姿を見て、マァムは「ありがとう」とつぶやきます。

 

今はまだ言えない。もっと強く勇敢にならなければ。

今伝えてしまったら、戦いのときに足かせになるかもしれません。伝えられるときに伝えなくてはいけないというレオナの考えは正しいですが、だからといってポップが間違ったことをしたとは思えません。伝えないことで、強くなれることもあるのです。伝えないことで、お互いを思いやり守ることもできるのです。

これから1人修行に赴くマァムへ、今ポップができる最大限の送り出しだったでしょう。ありがとう、ポップ。めちゃくちゃ泣いたよ……。

 

 

そして、鬼岩城にたどり着いたはずのヒュンケルとクロコダインは、あり得ない光景を目にします。そこに城はなく、巨大な足跡がどこかに続いているのみでした。

ハ、ハウルの動く城だ。

これは一体どうなってしまうのかーーー!!

 

 

 

今回もまたポップが魅せてくれましたね。

途中マトリフの話を聞いて、俺には勇気がないって言ってましたけど……そんなこと全然ないですよ。視聴者はみんな気づいているよ、ポップ。

 

さぁ来週は「デパートへ行こう」です!めちゃくちゃ平穏そうな回!ジョジョの奇妙な冒険4部にありそうなタイトル!

楽しみです!

 

(文・やなぎアキ)

 

関連記事

www.dq-free.com

www.dq-free.com