前回までのあらすじ
りゅうおうの甘いささやきも無視し、とうとうりゅうおうとの闘いの火ぶたが切って落とされた!
りゅうおうは変身までしてスラッピも驚いたりしたが、モガマルの敵ではない!
ささーっと倒して、これで世界に平和が戻る!
前回
第七十二話 りゅうおうを倒したぞ!
いやー、とうとうりゅうおうを倒したね。
あとは、光の玉を取り戻して、アレフガルドに平和を取り戻すだけだ。
光の玉と言えば、前回のアトラクションでゾーマを倒すために使ったやつだよな。久しぶりにあれを使うことになるとはなぁ。
じゃあモガマル、かっこよく決めてくれ!
…………。
え?
テキストだけで済ませられちゃったよ。
え?
ここ、このアトラクションの一番の見せ場じゃないの?
モガマルが「うおー!光の玉を手に入れたぞー!これをかかげれば世界に平和が戻るんだな!おまえたち!早くこの光の玉をかかげるんだー!」みたいなことを言って、虹の橋ができたときみたいなかっこいい演出がばぁーーーーーって、なるんじゃないの?
ちょっとちょっとルビスさまぁ~、アトラクション作っている最中に疲れちゃったんですかぁ?
手抜きじゃないですかぁ?
などと言っていると、久しぶりに雷が落ちてくるかもしれないのでこの辺で黙っておこう……。
よぉし、ラダトーム城に帰還だ!
おっすおっす王様。久しぶりだな!
今回のアトラクションは行く先々でいろんなタイプのじじいに会ったからな、ラダトーム王もそのじじいたちの一員なんじゃないかと思えてくるぞ。
「わしは待っておった、そなたのような若者が現われることを」とか言いそう。
なんだ?こいつずっと信じていなかったのか?
最初からずっと言っているのにな。ロトの血を引く者というか、モガマル自身がロトなんだけどな。
まぁいいや、またしてもモガマルがロトの勇者であると証明されたな。はっはっは。
お?きたきたきたきたぁ!
前回オレが言った通りだろう?りゅうおうの野郎から世界の半分ぽっちもらうなんてことせずに、りゅうおうを倒せば世界すべてが手に入るってさぁ!
言った通りだったろう?!
やったぜぇ!
でも王様、あまりにもあっさりと王位受け渡しすぎじゃない?いいの?それはいいの?
まぁいいか!
願ってもないたのみだけど、そういわれちゃあもらうしかないぜ!
これからこの国はモガマルのものだぁ!
あばばばばばばばばb!!!
こ、これは、なんとも懐かしい感覚……。
次回予告
王様から王位をいただこうとすると、うなる雷鳴。落ちる稲妻。
どうやらルビス様がお怒りだ。
そして城にいたローラ姫は再び無限ループを使う。
次回、「勇者とローラ姫は結ばれるぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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