前回までのあらすじ
とうとうりゅうおうの城にたどり着いたモガマル一行。
ここから長いダンジョンを探索する……かと思いきや、まさかの玄関で待ってくれていたりゅうおう。
緊張の時間が流れる。
前回
第七十一話 決戦!りゅうおうを倒すぞ!
りゅうおうがなんだかごちゃごちゃ言っているけど、こちとらさっさとお前を倒してアレフガルドに平和を取り戻したいんだよ!
さっさと戦おうぜ!
お前なんかモガマルの手にかかれば一発だからな!
まぁ~だ話が続くのか。
なにぃ?お前の味方になれば世界の半分をくれるのかぁ?な、なかなか魅力的な条件を提示してくるじゃねぇか。
世界の半分もものにできたら、それはもう今後の人生が一変するだろうなぁ。
でもなぁ!お前の味方になってわざわざ世界の半分をもらわなくてもなぁ!お前を倒してアレフガルドを平和にすれば、きっと王様がモガマルにこの国を譲ってくれるんだよ!世界の半分なんてみみっちいものじゃなくて、世界のすべてが手に入るに決まってる!だから!お前を倒してこの世界すべてを手に入れるぜ!
というか、モガマルがずっと「?」ってなっていて全然話を理解できていないっぽいぜ!諦めなりゅうおう、モガマルは今戦いたくて戦いたくてしょうがないんだ、お前の話なんて全然耳に入っていないんだよ!
うん、そうね、こんな簡単な交渉の話でさえ「?」になっているモガマルはたしかに愚か者かもしれないね。でもうるせぇ!モガマルには世界を救う力があるんだよ!
ほらりゅうおう!モガマルの腕の中で息絶えるがよい!
さぁとうとうりゅうおうと戦うぞ!
がんばれモガマル!そして3人のしもべたち!オレはちょっと離れたところから見守っているぜ!
いけいけ~。がんばれ~。前のアトラクションのゾーマのほうがよっぽど強かったぞ~。
お?倒した?やっぱり大したことなかったな。
よーし、早くラダトーム城帰って、アトラクションのエンディング見よう。
ん?
え?
うわーーー!でかいドラゴンだぁぁーーー!!
変身しやがったぞこいつーーー!!
やけにあっさり倒せたかと思ったら、そうか、こいつ変身を一回残していやがったか!
でもまぁ、モガマルにかかれば楽勝だよね。オレは高みの見物しています。
うわっ!なんだ!あいつめちゃくちゃかっこいいな!飛び上がったぞ!
うわすげぇ!火だ!火を吐くぞ!
ちょっとこれは漫画を読んでいる場合じゃない!じっくりと鑑賞させていただこう!
と思ったらモガマルがすぐとどめを刺していたわ。
さすがモガマル。りゅうおうなんてなんのその。
しもべたちも頑張っていたけどね。まぁやっぱりモガマルの力あってこそだよね。
いやぁここまで長かった。目の前にあるりゅうおうの城に行くためにあっちへ行ったりこっちへ行ったり。世界的には前のアトラクションの方が広いんだけどね、こっちはこっちで結構時間かかったね。
お疲れ、モガマルぅ!
次回予告
とうとうりゅうおうを倒したモガマルたち。
あとはりゅうおうから光の玉を取り戻し、アレフガルドに平和を取り戻すだけだ!
長かった旅がもうすぐ終わる!
次回、「りゅうおうをたおしたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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