前回までのあらすじ
ラーの鏡にうつったサマンオサの王様は、なんとボストロールだった!!
正体がばれたボストロールはモガマルたちに襲い掛かる!
さぁ、どうなるモガマル!どうなるサマンオサ!
前回
第23話 サマンオサも平和になるぞ!
とうとう正体をあらわしたな、偽の王様め!
お前なんかモガマルとその3人のしもべたちがけちょんけちょんのぎったんぎったんに倒してやるんだからな!!
頑張れモガマル!ここから死闘が始まるぜ!
ということで夜が明けたな!
あのあとモガマルたちがあっという間にボストロールをげちょげちょに倒してくれたぜ!さすがモガマル!強すぎる!モガマルの手にかかれば一国を救うことなんてたやすいぜ!
さっそく本物の王様に会いに行こう!
相変わらず眉毛が下がった気の弱そうな顔をしている王様だ。
オレたちがあの牢屋に入れられることがなければ、この王様はあのまま年老いて死んでいっていたかもしれないんだな。そう思うと助けられてよかったよ。王様のラーの鏡がなければあぶなかったな!
そうかそうか、あのときオレたちを牢屋にぶちこんだ兵士たちか。こいつらも魔物だったら思う存分ぶちのめすことができたんだが、やっぱり普通に人間だったみたいだな。
許してやってほしいかぁ、そうかぁ。まぁモガマルのことだから多分……。
簡単に許しちゃうんだよなぁ。にっこり。
でもな、ニセモノに騙されていたとはいえ、国民は処刑されているんだよな。たくさんの罪のない人々を命令したのは偽の王様だとはいえ、実際に処刑したのは兵士たちなんだよな。それをみんな許してくれるんだろうか。
モガマルは善意のかたまりだから、こんなににっこり笑って許してくれるんだよなぁ。みんなもモガマルみたいに、仕方ないぞ!って許してくれるといいんだけどな。
兵士たちの今後の処遇によっては、平和な日々どころか暴動の日々になりそうだけどな。そこは王様の手腕に期待だな。変化の杖を魔物に奪われてしまうような王様だけどな。
もし本当に暴動が起きて革命が成功してしまったらオレたちは王様の命の恩人にはなりえない気がするぞ。民主主義国家爆誕だ。そう意味では国の恩人にはなりえるのか?
不安しかないからそう言われても手放しで喜べないな。
でもモガマルは単純だから喜ぶんだよなぁ。
モガマルが嬉しそうならそれでいいか。未来がどうなるにせよ、一旦サマンオサには平和が訪れたんだしな!
次回予告
サマンオサも無事に救ったモガマル一行。
しかし、そもそもの旅の目的はバラモスを倒すことである。バラモスの元に行くにはどうしたらいいんだろうか……?
次回、「次の目的地が決まったぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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