前回までのあらすじ
サマンオサの偽の王様・ボストロールを倒したモガマル一行。
王様に深く感謝され、勇者としての責務を果たせたと感じるモガマル。はてさて、次はどこに行こうか？
前回
第24話 次の目的地が決まったぞ！
サマンオサも無事救ったところだし、そろそろ次なる地に旅立ちたいところだな！
とはいえ、一体どこに行けばいいんだろうな？う～んう～ん。
お！王様の方から聞いてきたぞ！別に聞いてほしいと催促したつもりはないんだけどなぁ、はっはっは。
オレたちは勇者の人生追憶アトラクションを楽しんでいる最中なんだ！どうやらこの勇者は魔王バラモスってやつを倒すことになるみたいだから、オレたちもバラモスを倒すことになるんだろうな！
なにやら王様が食いついてきたぞ？
でもそういえば、魔王バラモスの名前はほとんどの人が知らないだっけか？アリアハンの王様がそんなことを言っていたなぁ。
聞いたことあるんかい。
意外と知られているんじゃないか、バラモスの名前。それとも王様だからだろうか。地下に閉じ込められていてもなお情報収集を怠らないとはあっぱれだな。
とりあえず、オレたちはバラモスを倒さなきゃいけないんだよ。でもバラモスにどうやって会いに行けばいいかわからないんだよなぁ。
なんでも知ってるな、この王様。変化の杖を持ちラーの鏡も持ち、バラモスに会いに行く術も知っている。ただものではないな。
不死鳥ラーミアか、ものすごく伝説っぽくなってきたな、それでこそ勇者の人生を追憶している気分になるぜ。
じゃあ次はそのラーミアって鳥を探さなきゃいけないんだな！でもどこにいるか皆目見当もつかないな。
何でも知ってるな、本当に。物知り王だな。これだけ物知りでもボストロールには敵わないんだから結局世の中力あるものが勝つんだな。
とにかく、レイアムランドってとこに巫女がいるんだな！
おお、熱い激励をもらっちまったぜ！人のことを散々疑っていたアリアハン王や、外国から来た旅人を邪険にするヒミコとは大違いだ！まぁヒミコは魔物だったけど。
それにしても、魔王を倒していない今はまだ真の勇者ではないってことなんだな。勇者の道のりは険しいぜ。モガマルはもう立派な勇者だと思うだがなぁ。
モガマルはそんなことちっとも気にしないでもう次の目的地のことで頭がいっぱいみたいだな。さすがだ。
よし、じゃあサマンオサには別れを告げて、早速レイアムランドに出発だ！！
次回予告
サマンオサをあとにしたモガマルたちが向かった先は、雪深いレイアムランドだった。
町や村もないその大陸にいたのは、神秘的な双子の巫女。モガマルは陽気に声をかける。
次回、「ここがレイアムランドか！」！
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ！
（文・やなぎアキ）
次回
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