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【ドラクエ11】イシの村が焼き払われていた時に思ったこと

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まぁたかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

 

 

 

 

 

 

正直、これに尽きる。

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

 

 

というのはあまりにも暴論なので、もう少しあのときの心情を吐露していきたい。

 

トラウマプレイバック

冒頭の「まぁたかよぉぉぉ(以下略)」については、恐らく他プレイヤーも同様のことを思ったに違いない。押し寄せる圧倒的既視感。

 

(心の中で)膝から崩れ落ちながらも、

「私は、この光景を知っている……」

そう呟いたはずだ。

 

そう、ドラクエ4の山奥の村、もしくはドラクエ5のサンタローズ……。焼き払われてしまった村といえばこの二つ。あまりにも強烈なイベントのため、一度プレイしたらもう忘れることは出来ない。

 

それがドラクエ11にて帰ってきたわけだ。イシの村の惨状を目の当たりにしたとき、母やエマがどうなったのかを心配すると同時に、過去にも自分が何もできなかった喪失感無力感を思い知らされるのだ。

 

過去に経験したからといって、耐性ができるなんてことはない。余りにも辛い。何回故郷を焼き払われればいいのだ。

 

 

どっちだ……?

一通り嘆いた後で、一つ思うことが。村人の安否が気になってくる。村の有様を見れば、無事では済まないだろう。だが、ここまで誰一人残らないものなのか……。

 

もしかしたら、生き残ってくれているのではないか?

 

サンタローズは最終的に復興を果たし、元いた村人も全員ではないが戻ってきた。ならばイシの人々もどこかで無事に過ごしているかもしれない!そうさ、主人公の故郷がこうも簡単に失われてたまるか!

 

しかし……

 

そんなご都合主義ではいかないところもあるのがドラクエ。ドラクエ4の山奥の村は、村人は誰一人として生き残らなかった。最後まで村は元に戻らず、勇者は一人過ごすことになる。唯一幼なじみのシンシアが蘇る(本当に蘇ったかは各人にお任せ)が、他の人は戻らない。そういう悲劇をドラクエはやってのける。

 

イシの村はどっちだ!?頼むから生きていてくれ!母さん!エマ!ルキ!その他もろもろ!これ以上の悲しみには、もう耐えられない!

 

 

誰に怒ればいい 

山奥の村のときは、ひたすらに魔物を憎めばよかった。その思いを力に変えて旅に出た。サンタローズのときは一時はラインハットを憎みそうになったものの、そうではなくやはり魔物のせいだとすぐわかり、魔物にその思いをぶつけた。

 

だが今回はどうだ。わけもわからず囚われ、わけもわからず故郷を焼き払われた。悪魔の子と呼ばれ、まるで生まれてきたことは過ちだったかのように故郷を焼き払われた。

 

誰を憎めばいいのか。デルカダール王か?

 

結果としてデルカダール王で間違いはないかもしれないが、なにしろ村を焼き払われたあの頃は無知だった。それこそ、悪魔の子である自分自身のせいではないか?と思った。悪魔の子である自分が生まれたのが、この村だったから焼き払われたのでは?

 

ただひたすら謝りたかった。

 

 

そうは言っても

冒険はまだまだ始まったばかり。頼もしい相棒もいるし、これから一体どんな出会いがあるのか気になる時期でもある。勇者自身の心情を考えると楽観的にもなれないが、私自身は気持ちを切り替えて進むしかないと思うばかりだ。というかまぁ、イシの村を出て次の目的地に進むときには「次は何をすればいいんだ、ウヒョーー!!」という感じだった。旅の扉を抜けた時には、「オラ、ワクワクすっぞ!!」という感じだった。

 

ただそれだと余りにも勇者の気持ちにそぐわない。ので、思い出を美化させることにした。

 

次は何をすればいいんだ、ウヒョーー!!

 

勇者こと私は、いつかきっと帰ってくるから!そんな思いを胸にまた旅立つのであった。

 

(文・やなぎアキ)

 

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