
これはドラクエウォークをプレイしていたらいきなり怪しいことをのたまうスライムに出会ってしまって、話を聞いているうちにどんどんやばい世界に引きずり込まれていったときの物語である。
……とりあえず初対面から女神さまがどうとか言ってくる。怖い。私はなんだか力を持っているらしい。選ばれしもの感を出してくる。


女神さまからもらったとかいう名前を教えてもらった。道案内が得意だからってどんな理由だ。
も、もしかして私もいずれ女神さまから名前をもらうのだろうか。親からもらった名前があるのに。

ナチュラルに個人情報を聞き出してくる。
恐ろしいスライムだ。その巧みな話術に乗せられて、うっかり自分のことを話してしまった。
そういえばさっき言っていた「導きのちから」ってなんだ?そもそも「導き」って?

魔法のコンパス???
なんだか胡散臭いアイテムを出してきた。やばいやばいやばい、引き返すなら今かもしれない。

導きのかけら?またわからないことを言われた。だがどうやらそれがなければこの怪しいコンパスは使えないようだ。
よし、それならこの隙に退散しよう。

ああ、そうなんだね。でも今は魔物はちょっと見当たらないみたいだから、また日を改めましょうか。

いるなバカ。
そしてお前(スラミチ)も軽々しく戦いを促すな。

なんだか無責任だ。
魔物は無事倒せたが……なんだか、なし崩し的に仲間に入れられた気がする。
このままでいいのだろうか。

とっておきのこと……?
またしても選ばれしもの感を出してくる。これがやつらの手法か。たしかに悪い気はしない。聞いておいて損はないだろうし、聞いておくか。

ふくびきをとりあえず引けと言われてしまった。
これタダ?
タダなの?
あとでお金請求したりとかしない?
定番の手口だったりしない?

はがねのつるぎをもらった。しかもタダで。これは、もしかしてお得な話なのか?もしかしてこいつのこと、信じてもいいのか?
女神さま、信仰してもいいのか?
さらにスラミチの話は続いていく。

ウォークモードという便利なものについても教えてくれるし。疑ってかかったことを申し訳なくなってきた。

冒険というか、君らのやり方に慣れてきただけのような気がする。

ええ!?
そのスタンダードパスってやつもタダでくれるのか?
怪しすぎる。さすがにこれはあとでお金を請求するんじゃ……そ、そんなことはないのか。


ええ!?それだけでポイントがたまるのかい!?!?
パスをもらうのもタダ、ポイントをためるのもタダじゃないか!

しかもタダでためたポイントを使って商品と交換することもできるのか……。
やっぱりこの女神さまの率いる団体というのは良い人たちなのかもしれない。

たしかに!これはもうジャンジャカためるしかない!イエッサー!!

……ん?ゴールドパス?

へ、へぇ~。そのゴールドパスって言うのは、さすがにタダじゃないんだよね?そうかぁスタンダードパスよりもポイントが多く手に入るのかぁ。そうかぁ……。

(これは、いつか買わされる気がする……)
だけども後には引けなくなってきた。どうしよう。本当に大丈夫なのだろうか、不安だ。
とりあえず、町や村で困っている人を助けるのが活動みたいだ。困っているおばあさんがいたので助けることにした。
活動内容自体は、至極真っ当だ。

コンパス……
そういえば「導き」って結局なんなんだ?

ようやく教えてくれるみたいだ。彼らの教えの中でも特に重要みたいだからな、「導き」って。概要をちゃんとつかんでおかないと。

ああやばい。やばいやつだ。概念の話だ。これは、やばい世界に引きずり込まれるぞ。
でもここで抜けるとか言うと、はがねのつるぎとスタンダードパスの代金を高額で請求されるに違いない……。もう後戻りはできない。
かくして私のドラクエウォーク生活が始まったのだ。
※この話はフィクションです
(文・鎖骨戦士ヤマネ)
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