ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第百四回目はルイネロ!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください
見た目
もじゃもじゃとしたアフロのようなものを、さらに束ねている感じの、いやでも束ねているのか?どうなんだ?という髪型。めちゃくちゃ髪の毛があるモリーといった感じ。
オレンジのひらひらした衣服を着て、胸元が大きく空いている。モリーもだし、ドラゴンボールにミスターサタンもだが、鳥山明が描くこういうおっさん、胸元見せがち。胸毛見せびらかしがち。男くっさいですねぇと一目でわかる。キャラデザの妙。
娘のユリマとは血がつながっていないため、当然似ていない。
人物
トラペッタに住む占い師。
第一印象は、飲んだくれているばかりのダメおやじ。しかもお金をせびろうと、何でもないのに何か見える!とか言ってくる若干詐欺師まがいなこともしてくる。
が、実際は本当に凄腕占い師。恐らく主人公から何か感じ取ったのも本当だろう。
百発百中当たる占いとして、彼自身も相当自信を持っていた模様。しかし、その自信があだとなり、ある悲劇を生んでしまう。それを知った彼は、商売道具である水晶玉を捨て飲んだくれてしまうようになるわけだが。占う相手をよく見極めねばならないという、あまりにも辛い教訓だった。
娘のユリマとの仲は悪くない模様。あんなにいい子に育っているわけだから、やっぱり彼も悪い人ではないのだろう。
旅の途中で行き詰った際に彼に会いに行くと、ヒントをくれる。正直8で行き詰ることはほぼないと思うが、気が向いたら行ってみるといいかもしれない。
ところで、水晶玉を捨てている期間どうやって生計を立てていたのだろう。ユリマの年齢を考えると十数年は飲んだくれていたことになると思うのだが……。
ストーリー
凄腕占い師ルイネロのもとには、今日も多くの人が探し物を見つけてもらうため訪ねてくる。
百発百中で当たる占いを求めてくる人に対して、ルイネロは何の疑念も抱かずそのありかを教えてきた。
そんなある日、ある夫婦の居所を突き止めてほしいという依頼を受ける。
ルイネロはほかの客にするのと同じように占ってあげた。ルイネロの占いは外れない。その夫婦の居所もいとも簡単に表れた。
しかしそれは、安易に占っていいものではなかった。
こうして、赤子は一人取り残された。
あのとき、占わなければ……そう思わずにはいられない。
占いそのものに悪意はない。しかし、それを利用する人に悪意があったら?当たる占い、その恐ろしさを感じ、彼は占いを捨てた。
もう悲劇を生まないように。そうして赤子を、ユリマを引き取り育てることにしたのだ。
彼を救えるのは、人でも魔物でもない者でしかない。
性能
ただ占いがめちゃくちゃ当たるだけのオヤジでしかないのだが、ドラクエには占い師の仲間キャラがいるし、10には職業としての占い師が存在する。
なので彼も案外戦えるのかもしれない。
果たしてミネアのような僧侶タイプなのか、それとも職業占い師的にタロットを駆使して戦うタイプなのか。
しかし彼の商売道具はタロットではなく水晶玉である。
案外水晶玉を片手にゴリゴリに物理攻撃をするタイプかもしれない。いやだめだろ商売道具をそんな風に扱っちゃ。
でも水晶玉を全力投球するルイネロ、ちょっと見てみたい。
その他の活躍
特にこれと言ってない。
同じ見た目のモリーは大活躍しているのに。
総評
ストーリーの一番最初っからなかなか泣ける話をぶっこんで来てくれる。
旅の途中にヒントをくれる占い師というのはこの頃のドラクエの定番だった。が、8くらいからそもそも行き先が丁寧に示されるのでそんなに活用の場面はなかった。せいぜい月影のハープを探すときくらいだろうか。
道にはさんざん迷ったので、冒険についてきて「次はこっちの方角だ」とか逐一言ってくれたら、いやダメか。
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