※ドラクエモンスターズ3のネタバレを含みます。
ドラクエモンスターズ3はドラクエ4のストーリーを下地にしているので、ドラクエ4に登場するキャラクターが多く出てきます。
旅の途中で会うモンスターたちの中には、「お前あのときの!」というモンスターが。
今回は、モンスターズ3に登場したドラクエ4のモンスターたちを紹介します。
ピサロの手先とおおめだま
ドラクエ4の最初のボス、ライアンが戦うピサロの手先とおおめだま。
それがまさかこんな子供だったなんて。おおめだまはまだしも、ピサロの手先は老人のイメージでした。その顔で子供なんだ。
勇者になるかもしれない子供を見つけるために、この二人は一生懸命頑張ってくれます。
この頃はまだDQM3の可能性の物語の意味をよくわかっていなかったので、こんなにいい子たちなのにライアンに倒されちゃうんだ……と思っていました。
声が可愛いですね。
ロザリーヒルのイエティ
よく考えたらなんでイエティが村に!?と思いますが、こんな経緯があったんですね。
鉄鋼砦の魔界のイエティの村に住んでいる一個体です。この子もまだ子供だと思います。両親をヘルバトラーの軍に殺されてしまい、天涯孤独の身となってしまいましたが、事件を解決するとロザリーヒルについてきます。
おーんおーんとよく鳴いているためか、オンオンという名前がついています。
そうかぁ、この子がロザリーちゃーんっておんおん泣いている子かぁと思いました。
イエティ村の時点で、もしかして?となりますが、オンオンの登場で「お前ロザリーヒルに来るだろ!」と確信しますよね。
ピサロナイト
ピサロナイトことパーシヴァルです。めちゃくちゃかっこいいです。ストーリーを通してもかなり印象的でした。
登場時は、ピサロナイト!ピサロナイトじゃないか!でもお前はまだピサロのナイトではない!早くピサロナイトになりたまえ!と思っていました。
ロザリーの護衛になってからもパーシヴァルと呼ばれていたので不思議でしたが、ピサロナイトの名前を与えられた経緯もとてもかっこよかったです。
彼は故郷を焼かれてしまい最後の一人になったという勇者と同じ経験をしています。そのためなのかなんなのか、本作では勇者に負けながらも倒されるところまではいきませんでした。ロザリーヒルの塔に勇者の侵入を許してしまった時、パーシヴァル死んだの!?と悲しかったですが、普通に元気な姿を見せてきて、いや生きとるやないか!となったプレイヤー、絶対いるはず。
エスターク
地獄の帝王エスターク!それがなんと実は3体いたというのですから驚きです。
しかも知っているエスターク以外の二体があまりにも異形すぎて……エスタークイスナ、気持ち悪すぎるだろ!私の知ってるエスタークじゃない!
エスタークイスナは戦ってもかなり強く、通常のエスタークを倒した勇者たちってやっぱりすごいんだなと思いました。さすが勇者と導かれし者たち。
エスタークジュマはなんだかシュッとしているなぁという印象です。羽でかいけど。
このエスタークの後ろについているそれぞれの名前の由来ってなんなんでしょう?
アンドレアル
火の魔界の三兄弟です。アンドロス・ドレンガ・アルーガという名前があります。煉獄峠の魔界のそれぞれのボスなので、かなり印象に残ります。
が、実は終盤まで、こいつらがデスキャッスルの結界を守る番人モチーフであることにまったく気づきませんでした。3匹がそろってピサロの仲間になろうとしたときに「あーーー、こいつら!!」となりました。鈍すぎる。
てっきりそのまま手持ちのモンスターになるのかと思いましたがそんなことはありませんでしたね。でもたしかに手持ちになると配合させてアンドレアルじゃなくなってしまうので仕方ないか。
こんな感じで、仲間に放っても手持ちモンスターになったりならなかったりするモンスターがいますが、ドラクエ4のキャラクターかどうかが影響しています。
ギガデーモン
こいつも結界を守るモンスターです。さすがにこれはすぐに気が付きました。甘味楼の魔界のボスです。
ドラクエ4のときと同様に、「後ろの床を調べて見ろ」をやられて、誰が調べるかよ!と思い断りましたが、今思えば調べておけばよかったです。どうせ落とし穴でしょうけど。いつの時代もやることは同じなんだな、こいつは。
こいつと戦う前にアンドレアルの三兄弟と仲良くなっていたので、てっきりこいつもピサロ一派に入ると思ったのですがそんなことありませんでした。普通に倒せちゃいました。このあたりをプレイしていることには、ドラクエ4の話とは別なんだなとなんとなくわかっていましたが、びっくりしましたね。
まぁ落とし穴なんて古典的な罠を仕掛けるようなやつ、こっちから願い下げですけど。
ヘルバトラー
こいつも結界を守っていた一人です。
鉄鋼砦の魔界の支配者であり、パーシヴァルが忠誠を誓う主君でもありました。パーシヴァルが忠誠を誓うくらいですから、昔は立派なモンスターだと思うのですが、今やその姿は影も形もなく……。最終的にはパーシヴァル自身が彼にとどめを刺します。
というわけで、こいつもピサロの仲間にはなりません。こう見ると、仲間になったのはアンドレアルだけなんですよね。なんでアンドレアルは仲間に入れたのだろうか……。最終的に戦う相手がアンドレアルではなくルタガルーダだったからかな?
ま、民を苦しめるような支配者だったヘルバトラーなんて、改心したとしてもこっちが願い下げですけどね。
エビルプリースト
まぁいますよね。今回もしっかりと裏でこそこそ動いて策をめぐらしておりました。厄介なやつですよまったく。
ピサロの父、ランディオル大帝の腹心として物語の序盤からチラ見えしています。お前~~!元々親父の部下か~~~!と憤ります。
ドラクエ4同様、ピサロをそそのかして進化の秘法を完成させたり、ロザリーをさらわせたり、相変わらず許せないやつです。
もちろんピサロの仲間にはなりません。ドラクエ4の悲劇を回避し未来を変えたピサロがしっかり成敗します。そのあとランディオル大帝にもしっかり成敗されます。究極エビルプリーストになれなくて残念だったな!
結界を守るモンスターたちは全員登場していたことがわかりますね。
大体こんな感じでしょうか。
抜けているモンスターがいたら教えていただければ追記します。
ドラクエ4に登場するモンスターと同じ個体、と思わせておいて、たどる結末は結構違っていますね。モンスターズ3は可能性の物語。必ずしもドラクエ4と同じではありません。ピサロの仲間になったり倒されたり様々です。
どこかしらにドラクエ4の面影を感じられて、既プレイヤーはにやりとできたことでしょう。お祭りのような作品でしたね。
(文・やなぎアキ)
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