だっだっだっだれですか!こんな美味しそうな略称考えたの!!
わたしゃあね!!エビが大好きなですよ!!
特にエビチリ!エビチリが好きなんですよ!
あの殻付きの高そうなやつじゃなくて、向いてあるエビと赤いドロドロのチリがからまりあってるやつ!殻が付いているエビチリはね、違うんですよ!
そういう感じで長年エビ好きでやっているんですよ!わたしゃあ!
それがどうですか、ちょいと町中をうろつけばどこかでエビプリって単語が聞こえてくるんですよ!
お、もしやエビの話をしているのかなぁ?なんてこちとら思うんですよ。それで期待を込めて振り向いてみたら、
これだもの!!
エビルプリーストだもの!!!
「んばぁ」みたいな顔でわたしのこと見つめてるんですよこいつぁ!!なんですか!?魔導士のくせしてなんでそんな赤い甲冑に身を包んでいるんですか?ローブだけじゃだめなんですか?エビですか?エビを意識してますか!?んばぁ。
なんでこちらに手を伸ばしているんですか?何かを求めているんですか?
私だってエビ求めてますよ!ぷりっぷりのエビ、そうエビプリをねっ!!!!
まぁいいですよ、そういうこともありますよ。
エビかと思ったらエビルプリースト。上等ですよ。
それでまた日を改めて林の中を散策していたらまた聞こえてくるんですよ。
エビプリってどう思う?
好きだよ!!!
ぷりっぷりのエビの事だろう?わたしゃあエビが好きなんだ!エビの良さについて語らせてもらおうじゃないか!!
そう思って振り返ってみるとね、
まただもの!!
しかも進化しちゃってるんだもの!
究極になっちゃってもエビルプリーストはエビプリって呼ばれるんですよ!
すごいですよこのエビプリさんは。白を基調とするなんて禍々しいラスボスにあるまじき配色!しかし角や爪などで赤をアピールすることで恐ろしい魔物という演出。
あれ?
もしかしてその爪、茹でたエビ……?
そんなわけないですか!そんなわけないですね!!
まぁそれはそれでいいですよ。
エビプリをエビプリだと思ってしまうわたしにも責任がありますからね。
またある日、海辺の海岸を適度に散歩していたんですよ、わたしゃあ。そしたらぼそぼそとまた声が聞こえてくるんですね。
エビ……リ……。
聞きようによってはエビチリですよ。もうほぼエビチリ。こんなのもう振り返るしかないじゃないですか。
だってエビチリって言っているんですから。
そうですよ、わたしゃあエビ好き。ことさらエビチリ好きで通っていますからね!
これはもう詳細を聞くしかないなと思って振り返るじゃないですか。
やっぱりエビプリなんだもの!!
しかも究極をさらにきわめっちゃったんだなも!
思わず某不動産屋のたぬきみたいになっちゃいましたよ!!
とうとうエビ要素もない姿になっちゃってわたしゃあ悲しいですけどね!
お前さんはずっとエビプリという略称に恥じぬエビっぷりを見せてくれると思っていたんですけどね!エビプリだけにね!!
でもそんなお前さんが好きなんだけどね!
そうだよ、わたしゃあエビとエビプリ好きで長年通っているんだよ!!
(文・リモート侍)
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