バーン様率いる魔王軍には6つの軍団があります。
獣や鳥、植物など幅広い種族のモンスターによって構成される百獣魔団。軍団長は獣王クロコダイン。
ゾンビやがいこつなどのアンデッド系モンスターで構成される不死騎団。軍団長は人間のヒュンケル。
ばくだんいわやフレイムなどの冷気熱気のモンスターで構成される氷炎魔団。軍団長はつい最近生まれたばかりのフレイザード。
魔法に長けた魔術師系のモンスターで構成される妖魔士団。軍団長は卑怯一辺倒のザボエラ。
ドラゴン系モンスターによって構成される超竜軍団。軍団長は竜の騎士バラン。
シャドーやガストなど、実態を持たない系のモンスター、もしくはさまようよろいなどの一人でに動くようなモンスターで構成される魔影軍団。軍団長は無口設定なのに饒舌なミストバーン。
この中だったらどの軍団に入りたいですかね~。どの軍団で誠心誠意働きたいですかね~。
まず妖魔士団はないですね。ザボエラがトップなので。魔術師系ばかりで構成されるので、特攻だー!突っ込め―!とかしなくてよさそうですし、どちらかというと後方支援タイプだと思うのでその点は魅力的なのですが、トップが嫌なやつだと働き続けるのもきついので無理です。あいつ部下のこと身代わりにするし。
次に氷炎魔団もないです。何が悲しくて禁呪法でこの間生まれたばかりのよちよちに仕えなきゃいけないんですか。絶対正当な評価溶かしてくれませんよ。何をやったってどうせ全部フレイザードの手柄にされますよ。氷炎魔団じゃモチベーションが保てないです。
ということで百獣魔団か不死騎団か超竜軍団か魔影軍団になります。
トップがしっかりしているところにやはり所属したいものです。
そうなると不死騎団は少々微妙かもしれません。ヒュンケルですからね。アバンへの復讐心とそれによる人間への憎しみを原動力に突っ走る若き軍団長。ちょっと精神的に危ういところがあります。他の長に比べても(フレイザードはともかくとして)年若いため、周囲が見えず部下への気配りが行き届かない可能性があります。ザボエラやフレイザードに比べたらかなりマシな上司ですが、残った3人に比べると不安が残るのもたしか。よって除外です。
次に超竜軍団です。最強の生物ドラゴンが所属する、六軍団の中でも最強の軍団です。トップも竜騎将バランということで、部下を使い捨てたりなどしないでしょうし、忠義を持って尽くせばそれ相応のお返しもありそうです。竜騎衆はラーハルト以外だいぶ嫌な奴ですけど、魔王軍にそもそもいいやつを求めるのが筋違いなので目をつぶれます。
が、個人的には超竜軍団もちょっときついです。
なんてったって精鋭すぎる!最強の生物という名目のドラゴンが、この軍団に入るということは相当なエリートです。そんな選りすぐりの戦士たちのなかでやっていける自信がないです。最強という肩書が重荷です。プレッシャーによるストレスが絶対えぐい。絶対みんな上昇志向に満ち溢れているし。ダメなんです私そういう組織に属するの。なので遠慮させていただきます。
エリートの中でさらに上を目指して目標立てて頑張るぜ!という人はぜひ超竜軍団に入ってください。
残るは百獣魔団と魔影軍団。
このどちらに入りたいかとなると、やっぱり百獣魔団でしょうか。
魔影軍団も捨てがたいです。なんていったってミストバーンの元で働けるのですから。無口ですがたまに喋るといい声ですから。それにちゃんと働いてそれなりに成果を出していれば理不尽なことはされないはずです。まぁこのあたりは理不尽なことをしてきそうな軍団がちょろちょろいるのが問題ですが。
相対的に見て魔影軍団はありだなというだけの話です。
しかし百獣魔団はどうでしょう。これぞ所属したい軍団!
まず所属しているモンスターたちがよいですね。獣系や植物系、それにスライム系など、他の軍団に比べると可愛らしいモンスターもいます。超竜軍団のようにドラゴンという種族というエリート種族の中にいるよりも、おおありくいなどの中にいられる方が絶対安心します。私ここにいてもいいんだ!という居場所感。またトップがクロコダインなのもいいです。ちゃんと働いてさえいれば労ってくれるはず。武人として先陣切って戦う姿、まさについていきたくなる上司ナンバーワン。だからこそザボエラなんかの策に乗ったのはがっかりでしたぜ、クロコダインさん!だけどそこを除けば一番良い軍団!アットホームで笑顔が絶えない軍団です。
ということで百獣魔団に入りたいのですが、クロコダインは早々にダイに負けて寝返ってしまうので、そっこーで職なしになります。働くのって大変だ。
(文・やなぎアキ)
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