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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 ルドマン

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第三十一回目はルドマン!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

ふくよかな体型に富豪らしい豪奢な服装。持っている杖は、持ち手がダイヤモンドのようだ。そしてなんといっても特徴的な髪型。頭頂部は禿げあがっており、頭部の左右に角のような形で毛髪が生えている。ドラクエ4のブライの髪型と似ている。もっと年を取って、ひげをもっと蓄えたらブライと同じ見た目になるかもしれない。

このドラクエ界の中でもかなりインパクトの残る見た目は一度見たらなかなか忘れられない。SFC版ではいわゆる大臣系のグラフィックになっているが、ちゃんとルドマンの姿に見えてくる。

この男の子供がフローラ(とデボラ)とはなかなか信じがたく、ルドマンではなく母親に似たのだろうと思わざるを得ない。が、実際は実の子供ではないので遺伝子を感じないのは当然。

仲間会話にて、昔はやせていたということが判明する。冒険家でもあったそうなので、多分本当のことだろう。メダル型チョコにハマって太ってしまったらしい。

リメイク作品ではちゃんと固有グラフィックを与えられている。リメイク版ではメインキャラ以外はSFC版のときのデザインとどこかしら変わっていることが多いが、ルドマンに関しては服装や装飾品に至るまでほぼそのままである。完成されたデザインというわけだ。

 

性格

PS2版公式ガイドブックには少し強引なところがあるとの記述がある。しかし同時に気のいい老人とも書いてあり、SFC版の方には、気に入った人には協力を惜しまないとある。まさにその通りで、こうだと決めたらすぐさま行動に移し、気に入った相手であれば自身に利が無くても協力してくれる。そんな性格だからこそ、サラボナを治めることができているのだろう。

金持ちではあるがそれ特有の嫌味なところはなく、町の人からの人望も厚い。さらに私利私欲のためにお金を稼いでいるわけではなく、教会などへの寄付も惜しまない。

先祖が封印した化け物についても、たまたま自分がその代になってしまっただけだというのに、おびえながらも決して逃げ出すことはせず、自身で戦うために準備もしていた。大変責任感の強い性格である。

また、若い頃は冒険家だったためかかなり無茶をする性格でもあった様子。ルドマンの奥さんからは、自分と結婚するために危険を冒すこともいとわなかったという話を聞くことができる。フローラの婿探しの無理難題も、娘を溺愛する金持ちの安易な発想というわけではなく、自身の経験に基づくものでもあるのだろう。

 

ストーリー

サラボナ、いや世界でも有数の大富豪であるルドマンは、愛娘であるフローラの結婚相手を探すことにした。大事な娘の伴侶なのだから、並大抵の男ではなく最高の男がいいと考え、無茶な課題を婿候補に突き付けた。それはフローラの望んだことではなかったが、強行するルドマン。普通に考えれば到底クリアできそうにない課題ではあったが、一人の旅人が見事成し遂げて見せた。

ルドマンはこの若者をとても気に入り、フローラの婿として申し分ないとすぐ結婚式をあげようとする。しかし、彼にはもしかしたら想い人がいるのかもしれない。娘の結婚相手に名乗り出ておきながら、実は他に好きな人がいるかもしれない、というのは愛娘を託したいルドマンからしたらふざけた話だろう。

しかし彼は若者の意思を尊重し、たとえフローラを選ばなくても結婚式の用立てをすることとした。

まさかそこで、自分に告白されるとは思いもよらなかっただろうが。

 

「なんと、この私が好きと申すか!? そ、それはいかん!もう1度考えてみなさい。」

 

 

性能

どうあがいても戦闘キャラではないため評価が難しいが、若い頃は冒険家として世界中を旅していたことから、そこそこの強さはあったと思われる。いかんせんフローラとデボラは実の娘ではないため判断材料にはならないので、どういう能力があったかは難しい。

ブオーン復活の際には自分も戦おうとしていたようなので、戦いの経験はあるだろう。また、先祖のルドルフがブオーンを封印し、リメイク版ではルドマン自身もさらに強力な封印を施したため、魔法ももしかしたら使えるのかもしれない。意外とパパスみたいに万能型だったりして。

 

その他の活躍

パーティーに加わるわけでもないキャラだが、その性格ゆえにプレイヤーから長く愛されている。

そのため、ドラクエヒーローズのアンケートにてドラクエ5から登場してほしいキャラクターとして圧倒的な票を集めていた。結果、しっかりヒーローズに登場している。

また、ドラクエ11の冒険の書の世界では、花嫁選びの場面で全員がルドマンになるという呪いを目の当たりにする。何が何でもルドマンと結婚したいプレイヤーの願望の具現化か?

 

もちろん映画版にも登場。デザインが嫌味な金持ち顔になった挙句、足がやたら細い。

 

総評

書けば書くほど(特に性格の項)、ルドマンの人間の出来っぷりに感嘆した。

4コマ漫画劇場では、強引な性格がかなりクローズアップされていた印象だが、昨今のルドマンへの評価ではそういったものはあまりない。

誰と結婚したいか論争でも、一定数ルドマンという回答を目にする。まさか本気で言っているわけではないと思うが、彼の人の良さを考えると確かに選択肢としては妥当かもしれない。

 

(文・やなぎアキ)

 

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