仲間たち一人一人に境遇がある。
生まれも育ちも違う。
じゃあ一旦、育ちがよいキャラクターを考えたいと思う。
ナンバリング作品を基に考え、主人公(2は3人とも)は除外する。
あいつら王族であることが多いから。
あと10はオフラインで考えよう。
では早速ざっと挙げてみよう。
アリーナ
ヘンリー
フローラ
息子
娘
マリベル
キーファ
ゼシカ
ククール
ラグアス
シルビア
マルティナ
いや、王族多い!
王族が多いよ!
12人いて7人王族だよ!主人公だけじゃなくて仲間にも王族多いよ!王族は育ちが良くて当たり前だよ!
フローラ・ゼシカ、あと一応マリベルは令嬢のため育ちがいい。その理屈で言うとデボラも入ってくるか。シルビアも騎士の家に生まれているので、一通りの作法を叩きこまれているだろうから育ちがいいだろう。
ククールは修道院育ちだ。いくらマイエラ修道院が腐りきっているとはいえ、普通にマナーは教えられているはず。なんか会食のときとかゼシカと一緒でそつなくこなしそうだし。
あとはもうみんな王族!王族だよ!ちなみになんでロウは入れていないかというと、老人に対して育ちがいいか言うのは違う気がしたからだ。
ドラクエ、王族が多いよ!
じゃあもういっそ主人公も込みで、パーティーに王族がいる作品を挙げてみる。
2・4・5・6・7・8・10・11。
多い!多いよ!
11作品中8作品だよ!どうかしてるよ!
なんなら、1は1人パーティーだし、3と9は固定のキャラじゃないから、仲間がいる作品で且つ固定キャラクターが仲間になる場合、王族がいないナンバリング作品、0だよ!
0なの!?
待って、0なの!?
王族ばっかりなの!?恐ろしいよ!
これじゃあもう勇者の物語じゃなくて王族の物語だよ!勇者が主人公じゃない場合もあるから、そうなってくるといよいよ王族色が強いよ!
そりゃアバンの使徒にもレオナ姫がいるわけだよ!
FFもパーティー中に王族がいる場合が多いけど、いないときもあるよ!そもそも世界観的に王政じゃない作品があるからだけど。
でもドラクエをやっていて、あまり仲間に王族がいるな~と思ったことはない。なんせ今まで、ほとんどの作品で王族がパーティーにいることに気づいていなかったくらいだ。
アリーナはお姫様、とか、キーファは王子、とか一人一人に対して王族であることはわかっているのだが、物語全体を通したときにはそれを意識していない。
多分ストーリー中で王族キャラが活かされることがないからだろう。
アリーナやヘンリー、マルティナは旅をしている最中は基本的に王族であることを隠しているし、7は過去の世界にはグランエスタードはないし、ラグアスは本来の10では仲間ではないからそういうエピソードはストーリーにないし。
で、主人公が王族だったとしても、やっぱり身分を隠しているからか自国を出るとただの旅人扱いだし。2なんてパーティー全員王族なのに!しかもロトの子孫なのに!自分の国に帰ってきたときだけ、王族なんだったな~って思うの。11に至っては帰る国がないから、ほぼ意識しない。
もっと王族であることをフル活用しろ!レオナ姫を見習え!
というわけで、育ちの良さを考えた結果、王族の多さに度肝を抜く結末となった。
ドラクエ12は未だになんの続報もないわけだが、今度は果たして主人公は王族なのか、それとも仲間に王族がいるのか……。ここにきて王族が0というパターンになったらそれはそれで驚きだ。そうするにはいっそ王政をなくすしかない。王様がいないドラクエというのはなかなか想像ができないが、ちょっと見てみたいのはある。
でもそうすると、キングスライムがいなくなっちゃうのか……?
(文・やなぎアキ)
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