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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 デボラ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第二十七回目はデボラ!

 

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

黒い長髪を思い切りアップで盛って、三つの赤いバラの髪飾りでまとめている。さらに盛った髪の毛を無造作に外側にはねさせてボリュームアップ。再度に長く垂らした髪も入念にウェーブさせている。成人式にでも行くかのような見事なセット。このセットにどれだけの時間をかけているのか、と思わざるを得ない。まさか自分ではやっていないだろうな?彼女と結婚するためには、このセットをマスターする必要がありそうだ。

服装はピンクを基調とし赤色を効果的に使った胸元の広く開いたミニのワンピースに赤いハイヒール。腰に巻いているベルトはフローラとおそろいだ。肩には白のファーをかけている。いかにもゴージャスないでたち。

吊り目のものすごい美女で、目元のほくろがチャームポイント。

実の妹であるフローラとは似ても似つかないが、目の色は同じ。

性格はかなり強烈だが、その美貌ゆえに縁談を申し込むものは多かったらしい。

 

性格

キツイ。

めちゃくちゃキツイ性格。

マリベルが可愛く思えるレベル。

ドラクエ史上最も高飛車な性格。

主人公を床で寝させたり、アンディをパシリとして扱っていたり、ピピンに寝ずの番を命じたり、男性の扱いに長けている(???)。

と、ツンツンした部分が非常に目立つが、なんだかんだ主人公のことが好きなのでデレたりもする。特に最終決戦前の彼女との仲間会話は必見。フローラと同様に、主人公にはひとめぼれだったようである。

自分勝手でわがままな性格ではあるが、時折見せる優しさがたまらない。特に子供たちと接するときにその優しさがよくわかる。石化から戻った際に仲間会話にて、子供たちの成長が見られなかったことを悔しがったり、自身が勇者でないことを嘆く娘には「あなたの力もすばらしいものよ」と諭したりと母親らしい一面を見せてくれる。娘がピクニックをしたいと言えば、お弁当を作ろうか?と言ってくれる。サラボナにいたころのデボラからは想像もできないほどの母性大爆発。好き。妹のフローラのこともちゃんと大事に思っている。

あとレヌール城での仲間会話から、結構な怖がりであることがわかる。かわいい。

しかしこれらは彼女と結婚して仲間会話をしなければ絶対にわからないことなので、彼女と結婚したことがないプレイヤーは彼女の性格を誤解したままだと思う。

 

ストーリー

サラボナの大富豪ルドマンの娘デボラ。彼女は自分のやりたいように、自由奔放に暮らしていた。高飛車でわがままなその性格から、両親も手を焼く始末。町の人も彼女を敬遠している。

そんなある日、サラボナを一人の青年が訪れる。世の男など一笑に付して来た彼女にとって、彼との出会いは衝撃だった。妹と青年の幼馴染、どちらかを彼が選び結婚する。デボラはその場に思わず割り込んでしまう。普通なら自分なんて選ばれない。それでも後悔しないように、無理やりにでも行動を起こした。

結婚してからもなかなか素直になれず、高圧的にふるまってはしまうけど、間違いなく彼女は彼のことを愛しているし、それは彼もわかっている。

あの強引な割込みが彼女の人生を変えたのだ。

 

 

性能

他二人との差別化を図るためか、かなり特徴的な性能になっている。

ビアンカとフローラは非力でMPが高く、攻撃呪文を多く覚えることから魔法使い系キャラになっている。それに対してデボラは、使える攻撃魔法はギラ系のみで他の二人に比べるとMPも低め。代わりに力が伸び、また身の守りも高い。呪文も使えるアタッカーとして使うことができる。もっと優秀な物理アタッカーが仲間モンスターにいるとはいえ、人間キャラで旅をしたい!という場合はそこそこ使える性能である。

さすがに重い武器は装備できないが、なんとまじんのかなづちが装備できる。素敵です、デボラさん。そのため、自身の素早さを活かしてのメタル狩りがはかどる。あの美貌でまじんのかなづちを振り回すの、最高ですねぇ!!他にも彼女専用の装備品はいくつかあり、そのどれもがドラクエらしくないのが特徴的(ネイルとかパラソルとか)。

家族パーティーを組む場合は、魔法を使いつつ物理攻撃もできるのでかなりバランスのいいパーティーになるはず。

彼女の場合強烈な性格がクローズアップされることが多いが、普通に使っていて楽しいキャラクターだ。

また、5では全員が装備できるメガンテの腕輪を装備できないというのも特徴的。「なんで私が自己犠牲を?」ということなんだと勝手に思っている。

 

その他の活躍

DS版のドラクエ5で追加されたキャラクターのため、他作品での露出は他二人に比べると少ない。ヒーローズにはフローラとビアンカ、果てはルドマンも登場したが彼女だけ未登場。ブリングアーツも3人の中で彼女だけ発売されていない。

だが、ソシャゲなどで天空の花嫁と称される際はきちんと彼女も加えた3人で登場する。

が、いかんせんDS版ドラクエ5をプレイした人且つデボラと結婚した人というのがドラクエ総人口の中でも少ないのだろう。SNSなどでたまに勃発する花嫁論争では仲間外れにされることがたびたびある。今流行りのゲーム実況配信でも、SFC版やPS2版がプレイされることが多いためだろう。DSや3DSの配信は他よりも手間がかかるため仕方がないが。

 

総評

ドラクエらしからぬイケイケな見た目。あまりにもわがままで高飛車な性格。

それゆえにDS版ドラクエ5が出た当初は少々の物議をかもしたが、彼女と結婚し彼女と戦い彼女と仲間会話を密にしたプレイヤーは、その多くが彼女の魅力の虜になったはずだ。少なくとも私はそうだ。

周回プレイしたとしても、彼女と結婚するだろう。それだけ魅力的なのである。

足りねぇ。足りねぇよ。デボラのことを語るには足りねぇよ。

それくらい好きです。

 

(文・やなぎアキ)

 

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