モンスターズシリーズに登場する肉アイテム。
そのほとんどがモンスターを仲間にしやすくする効果を持つ。
モンスターたちが食べるものではあるが、正直「モンスターにあげずに自分が食べたい!」と思ったり。
ちなみに筆者は焼肉に行くとホルモンばかり食べてしまう。
まもののエサ
さすがにこれはそんなに食べたくない。エサだもの。昨今見るイラストでも、袋に入っている適当に丸めた肉?エサ?という見た目で、まぁ人間の食べ物ではない。初登場だったSFC版ドラクエ5の公式ガイドブックだともっと肉っぽい見た目なのだが、エサと言っているからには人間が食べられるようなものではないのだろう。
モンスターたちも、強い個体になっていくとこんなエサごときでは見向きもしないので大して美味しくないのだろう。腹が膨れればいいってわけじゃない!
くんせいにく
もう美味しい。下から二番目(くさったにくは除く)のランクなのに、食べたい。燻製ぞ?燻製ぞ?
思えばコロナ禍で家の中で美味しいものを何とか食べたいと思ったときに、家で使える燻製器をひたすら調べたものだ。結局、どうあがいても煙の問題を完全には解決できないと悟り諦めたが、それくらいには燻製に魅力を感じる。
ハムとかベーコンとか、ソーセージとか、保存もきくし味もしっかりついているし、助かることしかない。
モンスターにあげていないで私に与えろ。あとチーズもあると嬉しい。ありがとう。
しかし下から三番目ゆえ、ある程度モンスターが強くなったらあまり効果がないのが悲しい。モンスター、意外とグルメ。
ほねつきにく
ほねつきにく。その響きのなんと甘美なことか。どうして骨がついているというだけでこんなにも心躍るのか。同じ肉でも、骨から直接食べるとうまさが増す気がする。実際骨に近いところの肉は旨いはず。魚だってそう。ケンタッキーはうまい。
登場自体はドラクエ7から。移民の町のプレミアムバザーで売られているが、大変な人気商品。やっぱり美味しいんだ!
骨付き肉というからには非常に大ぶりで食べ応えがあるものだろう。顔や服が汚れるのもかまわずにかぶりつきたい。
ただ、そこまで食が太い(食が細いとは言うが、太いとは言うのか?)わけではないので、食べきれない気がする。少なくとも、最後まで美味しく完食!は難しそう。
そういった意味でも、私にはくんせいにくの方が向いている気がする。グレードが低い肉で満足ができる人間だ、私は。
ほねつきにくと言われると、なんとなくワンピースのルフィを思い浮かべる。
しもふりにく
霜降り。霜降りである。霜降りの肉である。書いているだけでお腹が減ってくる。サシってやつだ、サシ。
肉アイテムの中でも最高級のアイテム。超しもふりにく?知らん知らん。私はしもふりにくしかわからん。
そんな高級お肉アイテムを、なぜモンスターなんぞにあげなければならないのか、甚だ疑問である。自分で食べさせろ。どんな味がするのか知りたいんだ。
なんていったってあのジャミラスをも虜にするわけだから、人間が食べたって絶対美味しいはず。毎日食べたいとかのたまっているのだから。でも霜降りのお肉を毎日食べるのは、さすがに飽きそうだ……。
霜降りの肉はたしかに美味しいが、たくさんは食べられない。年々赤身の方がいいかも~なんて思うようになってきてしまっている。たまに食べるとすごい美味しくて感動するんだけども。赤身も霜降りもどちらにもいいところがあってどちらも好きではあることに間違いないのだが。
やはり私はくんせいにくがお似合いなのでは?私がもしモンスターになったら、随分とランクの低いモンスターになるのでは?そもそも焼き肉屋に行ってホルモンばっかり食べている時点で、お察しなのでは?
気づきたくなかった真実に気づいてしまったところでお開きとする。
ホルモンはカリカリになるまで焼きたい派。
(文・やなぎアキ)
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