Twitterの名称がXになってしまいました。
当サイトでもTwitterのことはXと言った方がいいのでしょうか。でもXって一意の名前とは到底思えないので、ちょっと使いづらいですよね。
X(旧Twitter)と書くのが妥当でしょうか。それともTwitter(現X)でしょうか。
さてXといえば、アバンストラッシュX(クロス)とグランドクルスですね。グランドクルスのクルスは厳密には十字架を意味しますが、細かいところは置いておきます。
前者はもちろんダイの必殺技で、超魔生物ハドラー戦と、バーン戦で使われました。
後者はヒュンケルの必殺技です。己の生命力を闘気に変えて放つ技で、出力を誤ると命を落としかねません。生命力を注げば注ぐほど威力は上がり、その分使用者に負荷がかかるのです。
それをヒュンケル選手、作中で数回使用。
さすが不死身のヒュンケルです。
グランドクルスはアバン先生が編み出した技で、ヒュンケルもアバン先生に教わっています。剣を失った窮地に使える技として先生は彼に教えました。ではアバン先生もあのとてつもない技を使えるのかと言われるとそういうわけではありません。リスクが高い技なので非常に小さい出力で打つべきと先生は思っています。あくまでも、
それをヒュンケル選手、最初からフルスロットルで使用。
さすが不死身のヒュンケルです。
初めて使ったのはフレイザード戦が行われたバルジの島です。フレイザードの結界呪法を打ち破りたいダイたちと、それを阻止したいハドラーたちの戦いの中突如現れたヒュンケル。鼻水を垂らしていたとしてもかつては魔王だったハドラーに窮地に立たされたヒュンケルは、切り札としてこのグランドクルスを放ちます。
このときはね、あれ?ヒュンケル死ぬ……?死なないとは思うけど、死ぬみたいな演出するじゃん……と思いましたね。ちなみにこのときはクルスではなくクロスだと思っていました。
しかし、その後なんとか技を回避したハドラーにさらにとどめの一撃を浴びせるヒュンケル!いや、不死身!不死身すぎる!
その後は本当に死んでしまったかのように動かなくなりました(もちろん死んでいない)。
二回目はラーハルト戦です。鎧の魔槍を使い圧倒的スピードでヒュンケルを追い詰めるラーハルト。ヒュンケルの攻撃も当たらず、相手の攻撃は当たる。
絶体絶命のピンチの中ヒュンケルは、自身の命を囮としグランドクルスを放つ!!
アバンのしるしに込められた闘気を前に、ラーハルトはその鎖を断つことが出来ない!
こうして竜騎衆最強の戦士ラーハルトを打ち破ったヒュンケル。しかも先のハドラー戦とは違い、ボロボロになりながらもちゃんと意識はあるという化け物っぷり。
そもそもグランドクルスを打つ時って、すでに満身創痍なのでグランドクルスを打ったからもう闘気がちょびっとしかないんだー!みたいな感じあんまりしないんですよね。ずっとギリギリなんですよ、この人。ずっとギリギリなのに戦い続けてる。
三回目はバーンパレスにて、キルバーンのキルトラップにダイ・ハドラー・ポップがとらわれてしまったときです。キルトラップを打ち破るためにグランドクルスを放ちます。
この時の感想記事に、そんな自由自在に放てるようになったのかと書いています。鬼岩城のときも、グランドクルス打っちゃうぜーみたいな構えを見せていましたが、完全に技を自らのものにしていましたね。だって、キルバーン渾身のキルトラップですよ?それこそ並大抵のグランドクルスじゃ無理だろうと思い、全力で打ってもおかしくないというのに、打った後も普通にピンピンしていますからね。ヒュンケルの生命力えぐい。不死騎団のトップ、伊達じゃない。そのうち昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬテンションでグランドクルス打つぞ、この人。
四回目は同じくバーンパレスにて。アバン先生と合流し城の内部に入ろうとする大たちを、大量のモンスターたちが追います。それを一手に引き受けるヒュンケルは、とりあえず一発グランドクルスを打って前線の魔物を蹴散らします。一日の内に二回もグランドクルスを!これにはポップ達もドン引き驚きます。
アバン先生が帰ってきて嬉しいからって、今日の俺は疲れを知らないぜー!とグランドクルスを余裕で打つヒュンケル……。アバン先生絶対びっくりしましたよあれ。え~、グランドクルスってそんな感じで打てるんですね~、私には無理です、とか思っていますよ。ハドラー戦のグランドクルスではほんと死にかけていたんですって!と教えたい。
その後、復活したヒムとの戦いでもヒュンケルはグランドクルスを使おうとします。本日三回目!?しかしさすがに闘気を練るのに時間がかかってしまい、不発に終わります。さすがに一日三回は無理か~。そんなに打ったら死んじゃうよ~。
そして戦前離脱するヒュンケル。もう二度と戦えないだろうと言われるまで負傷してしまいました。不死身のヒュンケル伝説もここまでか……。
五回目はまたまたバーンパレス。バーンパレスの心臓部に閉じ込められてしまったポップたちは脱出を図ります。闘気での技ならなんとか心臓部を傷つけられそうだと気付いたポップたち。しかし、ヒュンケルは文字通り満身創痍。いくらヒュンケルがグランドクルスの使い手だとしても、今度こそ死んでしまうのではないか!しかし、ヒュンケルでなければ、全力でグランドクルスを打ってなお生き残るという神業はできない!
どうする!
いや!いる!不死身のヒュンケル伝説を引き継ぐ男が!そうだ!ヒムだぁああああああ!
ということで、ヒュンケルの伝説はヒムに無事受け継がれたのでした。熱い展開でしたね。
しかし、ヒムはグランドクルスを打った際に両腕が粉々になってしまいました。生物となった彼はその後回復魔法で腕が復活するとは思われますが、少なくともその状態ではヒュンケルのようにその後も戦い続けることはできません。初めてグランドクルスを放ったのちに、ハドラーにとどめを刺すような彼の真似はできないのです。
だからやはりグランドクルスはヒュンケルの技であり、最も不死身な男はヒュンケルなのです。
結局ヒュンケルって一日何回までなら高火力のグランドクルス打てるんだろう……。
(文・やなぎアキ)
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